避難所パンフレットの作成

避難所のパンフレット 「関口台小学校避難所のご案内」の作成

 避難所は災害後、住民が身を寄せる安全な場所であることが求められますが、家が壊れていないにもかかわらず誰もが避難所に行ってしまうと、避難所は定員超過であふれてしまい、食料や水の備蓄も1人あたりの面積も足りなくなります。また避難者は避難所のお客様ではありません。自ら避難所を主体的に運営し、自立への第一歩を踏み出す場でもあります。
 そのことをどれだけ私たちは理解しているのでしょうか。避難所の開設運営訓練はさまざまな場所で行われるようになってきましたが、そもそも避難所とはどういう場所なのか、どのような避難者を想定しているのか、どのくらいの受け入れが可能なのか、しっかりと理解し、住民同士で訓練を重ね、理解しておくことが重要です。
 また家を失った避難者が安心して過ごすことのできる避難所にするためには、家族のように避難者を守るあたたかい心と、一方で避難者が共同生活のルールを守ることも大切です。ペットは連れてきてよいのかどうなのかなど、あらかじめ知っておいてほしいこともたくさんあります。
 そうしたいろいろなことを住民に正しく理解してもらい、家庭の備蓄を厚くしてもらうために動き出したのが、文京区のとある避難所運営協議会の会長でした。関口台町小学校という避難所がどのくらいのキャパシティがあるか、何が備えられているのか、どのようなルールが事前に定められているのかを文章だけで記したパンフレット原案が当研究室に示され、この作成プロジェクトは始まりました。
 住民の目線から情報を取捨選択して分かりやすく整理し、伝え方なども考慮しながら研究室の4年生の学生がデザインしました。5つのデザイン案をもとに、避難所運営協議会が「高齢者にとって最も分かりやすい、字が多いといやになるがそれがない、ぱっと見て読みやすい」という観点から選んだのが、このパンフレットです。デザイン担当者は4年生の宍戸さんでした。
 避難所運営協議会も町会組織がボランティアとして立ち上げる組織ですから、避難者も町会も、行政もそれぞれの立場に沿って協力し合うことが大切です。住民の方々が避難所への避難方法、状況を正しく理解し、何が不足し、これから何をすべきなのかを考えるために、このパンフレットが作成されました。この避難所は4つの町会から構成されますが、町会員全員にこのパンフレットを配っています。

このパンフレットの発行者は関口台町小学校の避難所運営協議会です。当研究室へのお問い合わせがある場合は、メールにてお願いします。


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