現在地球温暖化により、我々生活者は自らの住生活を持続可能な社会に向けたスタイルに転換することが課題になっています。その課題を克服するには、環境に配慮した住生活とは何か、正しい技術・知識を習得した人材を育成することが必要であると考えたことから研究が始まりました。
研究の目的は、高等学校家庭科で行われている住領域学習に加えるものとして、新しい視点で木の住まい学習の授業と教材を開発することです。木の住まいを題材にしたのは、自然素材に着目することにより地球環境問題へと繋げられ、さらに住まいとして現行の住領域学習とリンクさせた学習、日本の住文化の継承という点においても十分に学習効果が期待できると考えたからです。
木の住まい学習は、住まいの基本的な学習である風土と住宅の関係や間取りともリンクさせ、さらに日本の住文化の継承や住生活と関連させた環境教育まで掘り下げた学習になっています。
教材は次の3つです。
教師と生徒、生徒と生徒が対話しながら学べるようにグループワークやワークシート学習を取り入れる、印象に残る授業を目指して実験などの体験学習を取り入れる、という点を工夫し、講義型が多いという現状の家庭科住領域学習との差別化を図りました。また、住居学を専門とする教員の方が少ないことから、授業シナリオを作り、説明の例を載せています。
作成した木の住まい学習は、教員関係の方なら、申込制(無料)でダウンロードすることができます。使用したい場合は、こちら(hiralab@fc.jwu.ac.jp)にメールをお送りください。(お名前、ご勤務先学校名、電話番号、メールアドレスをお知らせください。)
木の住まい学習の授業と教材開発に当たり、多くの方々にご指導、ご協力戴きました。ここに心より御礼申し上げます。
2009年3月
日本女子大学 家政学部 住居学科 4年
平田研究室
島垣 友紀子
|