2011年の東日本大震災では、犠牲者の7割が高齢者であり、避難生活での疲労や持病の悪化などにより亡くなる人も多かったと言われています。災害時、特に避難所生活において、高齢者はどのような健康状態なのか、どのような生活をしているか、周囲の人が把握をしたうえで高齢者を支援していく必要があります。また在宅避難の高齢者に関しても、在宅避難生活を記録していくことで非常時に忘れがちである必要最低限な生活動作を思いだしてもらうことが、気力や体力の維持の面でも必要です。
今回作成した高齢者防災手帳(「いざというとき必須手帳」)は、平常時に高齢者本人や周囲の人が高齢者自身の情報を書き込み、災害時に高齢者の生活動作を記録していくことで、支援者は高齢者情報と災害時の生活記録、ふたつの情報を参考に高齢者支援にあたることができます。また、個人が平常時は自宅に保管し避難時に持ち出すための「本人・家族用」と、地域防災拠点地域単位などで避難所にストックしておくための「避難所保管用」を作成しました。
この手帳を通じて、災害時の高齢者支援につなげることを目的としています。
横浜市青葉区での研究成果に基づいて作成したため、保管方法などの記述は青葉区向けの方法になっていますので、ご注意ください。 |