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2004年3月13日(土) 13:30−21:00
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公開討論会を終えて
石川 孝重
防災・減災には関心が高く、61名の方々と熱く活発な議論ができたと思います。
もちろん減災では、公助、共助、自助の三位一体が大切です。でもこの時代は、自分の身は自分で守らなければならない、特に「自助」に注目しています。
今日お集まりいただいた方々も我々も研究者の視点でものを考えることに慣れすぎて、市民社会をついつい俯瞰してとらえがちになっていることを改めて感じました。日常の生活では、生命維持を優先しその次に何がという考えで行動したり、意識を持ったりすることはほとんどないでしょう。生命について考えることは年に幾度かはあるにしても、普通は空気の存在と同じように、安全であることが当たり前(意識することもなく)で、その日の暮らしの目の前の事象と向き合っているわけです。
その中で、今日起きるか、もしかして一生遭遇することがないかもしれない大地震(災害)に対し、生命を守るためどのように事前対処するのか、これは実に難しい命題でなのです。いい情報が多くあったとしてもそれにアクセスするインセンティブをもってもらうことが難しいのです。
このひとつの回答は「幼少期からの意識改革」なのですが、その具体的な方法はやはり「啓発教育」に尽きるのではないでしょうか。インセンティブをもってもらえるように幼少期から継続して(時間をかけて)じっくりとわかりやすく説くことです。
多くの方に興味を持ってもらう即効的な方策は難しいにしろ、「市民と専門家との中間に位置するコーディネーター」を育成すること、少しでも関心のある方を「各地のリーダー」として養成することも実効性のある方策だと考えています。
研究室では、社会に還元できる、生活に役立つ研究を目指しています。本日の討論をもとに研究室のメンバーと「市民社会に発信できる」研究活動に励んでいく覚悟を改めて確認しました。
お忙しいなかご参加いただいた皆様に深く感謝申し上げます。 |
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| 開会の挨拶 |
平田京子 |
| 1.主旨説明 |
石川孝重 |
| 2.防災・減災のための自助の推進−事例報告− |
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2-1.防災意識・分析 |
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1)一般市民における防災意識および要求安全性レベルに対する調査
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久木章江 |
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2)アンケート調査に基づく大地震時の帰宅困難者の経路選択
−新宿・横浜間の帰宅経路に対するシミュレーション−
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高田恵美 |
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3)大地震時の駅利用者に対する防災体制と利用者の意見
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中村麻利子 |
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4)大学生を対象とした地震防災に対する認識と行動
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伊村則子 |
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5)静岡県民における防災意識の現状調査
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久木章江 |
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6)自主防災組織の活動実態について
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伊村則子 |
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2-2.教育 |
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7)幼稚園を対象とした防災教育の実態調査および
早期教育用絵本教材の提案 |
飯泉知花 |
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8)子ども向け絵本:『かえるくんちのぼうさいあいうえお』
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伊村則子 |
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9)都市生活者のための防災教育 |
伊村則子 |
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10)今、家族と一緒に耐震補強を考える。 |
石川孝重 |
3.意識改革から減災へ−会場全体での討論−
話題提供『NPO法人防災ネットワークうべの防災活動』
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山口大学 三浦房紀 |
| 4.閉会の挨拶 |
石川孝重 |
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関連する情報
・LCC 防災関連コンテンツ(暮らしに役立つ情報) 石川研究室・平田研究室
・『NPO法人防災ネットワークうべの防災活動』 山口大学 三浦房紀先生
・e カレッジ 防災・危機管理
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