家具の転倒防止対策の効果を実験で検証しました

わたしたちの住む日本は「地震大国」と言われています。1995年の「阪神・淡路大震災」や、2004年の「新潟県中越地震」などは記憶に新しいことと思います。
このような過去の大きな地震では、倒れてきた家具にぶつかったり下敷きになるなど「家具類の転倒や落下」によって、たくさんの人がけがをしたり亡くなりました。地震が起こると、いつもは安全な家の中も、たちまち危険な場所になってしまうおそれがあります。大好きな家具が一瞬にして凶器となってしまうのはとても悲しいことです。

そこで卒業論文の研究の一環として、家具の転倒を防止するための身近なものを使ったアイディア対策や、市販の転倒防止器具の効果について、実験で検証しました。結果は次のとおりです。


家具転倒防止のためのアイディア対策および市販の転倒防止器具の効果のイメージ
倒れやすい          → 倒れにくい
壁から離して置く 壁や柱にぴったりつけて置く 家具と天井のすき間に布団をはめておく
¥0〜¥300 畳に置くのは避け板の間(フローリング)に置く 天井までぴったりの箱を家具の上に置く
床と家具の間の前方に板を入れ壁に寄りかかるように置く 二段の家具を分けて低くして使用する
家具の下に厚紙を敷く 家具の上部には軽いもの、下部には重いものを収納する       
\300〜\2000 太めの荷造りひもとつり金具で家具を固定する L型金具
L型金具(スライド式) L型金具(下向き取付け)
ストッパー式転倒防止器具 プレート式転倒防止器具
チェーン式転倒防止器具
マット式転倒防止器具
ベルト式転倒防止器具(上部固定タイプ)
ベルト式転倒防止器具(上部固定タイプ 金具:プラスチック製)   
¥2000
以上
ポール式転倒防止器具 ポール式転倒防止器具
+ストッパー式転倒防止器具
ベルト式転倒防止器具(下部固定タイプ) ポール式転倒防止器具
+マット式転倒防止器具
ランク ☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆☆
震度5程度以上の地震に対して収納物の被害が発生し、家具が転倒する危険性が極めて高いグループ 震度5程度以上の地震に対して収納物の被害が発生し、家具が転倒する危険性が高いグループ 震度5程度以上の地震に対して収納物の被害が発生するおそれがあるが、家具の転倒防止については効果が期待できるグループ 震度5程度以上の地震に対して収納物におこる被害を小さくし、家具の転倒防止に対しても高い効果が期待できるグループ
※震度5程度以上の地震動すべてに対応するわけではありません。

上の表中の対策をクリックすると、対策の特徴や設置の際の注意点が出てきます。
イラストは一部見やすいように大きく表現しているところがあります。 

大地震はいつやってくるかわからないので、家具の転倒防止対策といっても
ぴんとこない人が多いのが現状のようです。
しかし、自分や家族の命を守るためにはとても大切な防災対策のひとつです。
模様替えや引越し、大掃除などのついでに行ってみてはいかがでしょうか。


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