miya akiko architecture laboratory
物語りたくなる建築
光による動的空間
天野乃慧
人は日常と非日常の空間を螺旋状に移動することで、時間、内的生命の連続を感受していく。
その1つ1つの空間は階層であり、これらを垂直化することで、この空間体験に没入し、物語が構築される。人が物語を読み、その世界に浸るように、この建築空間で過ごすことによって、自分自身の時間をつくりだし、物語りたくなる空間を提案する。物語の構造形態4つのテーゼにおいて設定した多重螺旋形の空間は、体験者が空間を移り変わっていくことで、自らの中に物語を構築していく。
それは、体験者の状態によって機能の選択が変化し、思わぬ展開を生むこともある。
さらに光の空間は時間によって移り変わっていく、その中で自らが螺旋状に回り、移り変わっていくことで時間を作り上げ、物語をつくりあげることと同義の空間体験となる。そこでは体験者の日常、多くの情報の中で流れている時間が、光の空間だけで流れる時間によって、自己の内的な時間とも重なり合う。
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