miya akiko architecture laboratory

 

主従が変容する空間の質

-日常の価値再考-

醍醐愛莉

 

日々の予測のできない変化に心踊る瞬間がある。日常の 予測可能なパターンから外れ、変わることに興味を持っ た。空間の変化は、感情の整理やストレス解消、心理的 にもリフレッシュしたり新鮮な感覚の維持にも繋がる。 これらは日々のモチベーションを上げ、生活の豊かさに 繋がると考える。

建築家黒川紀章によると、建物の中を中心的な場である 主空間とそれに付随する従空間に分けると、機能・象徴 の変化という空間の質の変化を起こしやすいのは従空間 である。しかし現在、様々な建築において主空間と従空 間の一体化が進み、変化を起こしやすい従空間が消失し つつある。一体化してしまうと、空間の機能が混ざり合 い混乱を招いたりプライバシーが損なわれることがある。 また、従空間を設けることによって心境の切り替わりや、 均一すぎない空間が構成されていると感じる。

本研究では、主空間と従空間の一体化が進む現代の建築 において、従空間の価値を再評価し変化を起こす空間の 提案をする。

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