miya akiko architecture laboratory
他者を知覚し自己を知覚する
― 個が分断される都市における他者とのつながり ―
坂本 桃佳
自然界では太陽の光や風が環境となって自己を知覚させる。一方で都市においては他者の存在が環境となる。しかし、人よりはるかに大きなビル群は疎外感や冷たさを感じさせ自己を知覚することが難しい。自分の身体とそうでないものの境界である皮膚から、皮膚<服< 建築<都市と感覚を拡張していくことで個人と都市がつながったように感じられるのではないか。 都市において自分の存在を確かめるためにはどうするべきか、文献と自分の体験から分析した結果、他者と「見る−見られる」の関係を持つこと、そうして意識の範囲を拡張していき感覚の拡張を起こすことが重要と考えた。敷地は南池袋とし、ビル群のなかに都市とつながりを持って過ごすことのできる集合住宅を提案する。低層でつながる建築の上部に立体的な中庭をつくり、住む人々に「見る−見られる」を引き起こす。それにより個が分断されずに他者を感じることができ、自己を知覚しその存在を実感できることを期待する。
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