miya akiko architecture laboratory

 

身体で“みる”

― 視覚中心社会における新しいスーパーマーケット ―

田崎真理菜

 

技術の発達により、デジタル化が進み、遮音性能の向上により、音の無い気密化された空間が増加している。そのため視覚中心社会が加速し、人々が視覚だけで情報を得ることができる社会になってきているのではないか。今、人々は視覚頼りの生活をし、視覚以外の機能の使用頻度が低下しており、人々の孤独感、充実感や豊かさの喪失に繋がっていると考えられる。

「見る」という行為は文字通りだと「目」だけの行為だが、本来は「目」だけで行われているのではない。目の見えない人は点字を手で触って、本を読む。この時、脳の視覚を司る部分を使って本を読んでいる。また、目の見えない人は、足をも使って自分が居る空間を“みて”いる。

では目が見える人も、「目」以外の身体機能を使って、“みる”ことはできるのではないだろうか。

人々が視覚を疑い、他の感覚を使って空間を“みる”ようになる空間の提案を目指す。

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