miya akiko architecture laboratory

 

立体透視地図「urban ant」

ー行動の奇跡が紡ぐ都市の再編ー

吉澤杏佳

 

私の研究は、現代社会を肯定したいというところから始まる。現代の消費者はコト消費思考である。インスタグラムなどの流行に伴う体験重視の風潮を好意的に捉え、そこに都市の新たな可能性を探る。

都市において道は建物の間にできた空白であり、目的と目的との連結に過ぎない。そして私たちの軌跡は固定化されている。しかし、情報を共有し、パブリックの再構築が行われることで、機能的である都市を新たな身体性を持つ体験的な都市へと再編できるのではないかと考えた。

そこで新しい都市の体験ツールとなるアプリケーションを提案し、アプリと些細な建築操作によって生まれる新しい都市体験を設計する。アプリケーションというツールによって、利用者は都市を私物化し、そこは新たなパブリックへと変節する。そして、人々の行動は解放され、目的的だった東京は図と地が溶解するような自由な都市へと変貌する。

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