今回対象とした、小惑星について簡単に説明したいと思います。

1 小惑星とは

太陽系には地球を含め、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の9つの惑星が太陽の周りを公転しています。小惑星は、これらの惑星と比べると大変小さい惑星のことをいいます。その多くは火星と木星との間に軌道を持ち、一番大きなもので直径1000kmと、月の1/3もなく、250kmより大きなものは十数個しかない、大部分が20km以下の小さなものです。小惑星は、最も明るいもので7等星ほどにしかならず、ほとんどの小惑星は不規則な形をしているので、自転によって明るさが周期的に変化します。

 

2 小惑星の発見

  小惑星の第一号セレスが発見されたのは、1801年1月1日(19世紀初めの晩!)でイタリアの天文台で見つけられました。天王星の発見された1781年頃、惑星の軌道の大きさを表すボーデの法則というのが導き出されました。この法則は、惑星の軌道の大きさをよく表していました。しかし、この法則によれば火星と木星の間にもう1つ惑星があるはずなのにその惑星は発見されていませんでした。このことから、ここにあるはずであろう惑星を探したところ、ボーデの法則のギャップを埋める惑星(セレス)が発見されたのです。ところが、同じような軌道を持つ惑星がその後次々に発見されてきて、小惑星と呼ぶようになりました。1802年パラス、1804年ジュノー、1807年ベスタと発見され、セレスを含めこの4つは明るいので四大小惑星と呼ばれています。小惑星の数は軌道が確定し、登録番号が与えられたものでは43669個発見されていますが、未確定のものは十数万個あり、おびただしい数になるのがわかります。しかし、すべての小惑星の質量を合わせても、月の質量にも満たないといわれています。

3 小惑星帯

   3上記で述べたように、小惑星の軌道は太陽から平均約2.8天文単位という火星と木星の間のところに大部分が分布しています。このように火星と木星の間に小惑星が集まっているので、この辺りを小惑星帯といいます。しかし、なぜ小惑星のほとんどがこの辺りにあるのでしょうか?小惑星帯はボーデの法則で表される位置にあることから、以前ここには1つの惑星があったのが、隣にある巨大な惑星、木星からの力が働いて粉々に散らばった残骸であるという考えが最も有力です。

                 

3.小惑星について