はじめに

1.実験行った背景

   「ブラジルの一匹の蝶の羽ばたきがテキサスで竜巻を起こすのか」という問いを聞いたことがありますか。 これは、1972年にアメリカの気象学者であるエドワード・ローレンツが「バタフライ効果」の講演をした際に、用いた比喩の言葉です。
 バタフライ効果とは、「初期値のわずかな違いにより、最終的な結果には予想外の大きな違いが生まれる」といった、カオス現象のことです。この性質を「初期値敏感性」といいます。 これを視覚的に表現したら面白いものが出来るのではないかと考えていたところ、不思議な動きをする「二重振り子」を知りました。
 この不思議な軌道を実際に見てみたいという思いから、「二重振り子」の作製・軌道の観察を行いました。