【学生インタビュー】家政学部食物学科 吉川友萌さん/ミ・ジンウェンさん(留学生)
こんにちは。JWU PRアンバサダーです。
みなさんは「留学生チューター」をご存知ですか?
日本女子大学には例年、約50名の外国人留学生が在学し勉学に励んでいます。そんな外国人留学生の学生生活をサポートするのが、留学生チューターです。そこで、本企画ではJWU PRアンバサダーが留学生と留学生チューターにインタビューを行い、その実態に迫っていきたいと思います。
第2弾の今回は、中国から留学し、食科学部食科学科で学ぶミ・ジンウェンさんと、留学生チューターを務める食物学科2年の吉川友萌さんにお話を伺いました。留学生チューターの役割や楽しさ、留学生と留学生チューターの関係性まで深堀してきました。
※2025年7月の時点の情報です。
― 留学生チューターの主な仕事内容は何ですか?
吉川さん:仕事内容は履修登録などの学生生活のサポートです。月3回以上の面談もサポートの1つですが、私たちは同じ授業を1つ履修していることもあり自然とコミュニケーションをとる機会は多く、日々色々な話をしています。
― 留学生チューターを志望した理由は何ですか?
吉川さん:私は食物学科に所属しています。近年、食の問題が注目されており、将来的には世界の人々に食の課題や正しい知識を伝えたいと考えていました。そこで、まずは同じ学科で食に関心を持つ留学生をサポートしたいと思いました。また、交換留学生ではなく正規留学生を支援するということで生活面だけでなく勉強面でも関わることができ自分自身の成長にも繋がると感じたことがきっかけです。
― 留学生チューターをしていてやりがいを感じるのはどんなときですか?
吉川さん:伝えたいことが相手に伝わり、リアクションをしてくれたときにとても嬉しく感じます。伝えたいことが伝わるとそのときの自分の喜びを共有出来るのでとてもやりがいを感じます。
― コミュニケーションをとる上で大変だったことはありますか?
吉川さん:今までコミュニケーションで困ったことはほとんどなく、翻訳アプリなども使ったことがありません。言葉がうまく伝わらないときはゆっくり話したり、関連する言葉に言い換えてみたりしていちばん伝わりやすく反応のいい表現を使うように心がけています。
ジンウェンさん:私も理解できないことがあったら聞いたり、伝わるまで何度も話したりしています。吉川さんも伝わるまで聞いたり助けたりしてくれるのでとても助かります。

― 2人の楽しい思い出について教えてください。
吉川さん:2人とも食物学科なので、横浜のカップヌードルミュージアムに行きました。一緒にカップラーメンを作ったり、色々な展示を見てまわったりしてとても楽しかったです。
ジンウェンさん:留学前は日本の芸能人や日本で流行っている歌は知らなかったのですが、一緒に過ごす中で教えてもらい様々な人を知ることができました。さらに東京には多くのイベントがあり、そこに行くことで新しいことを学んだり、人と話したりする機会がありました。特に、私はミュージカルが好きなので日本に来て劇団四季を見に行って、とても感動したのを覚えています。もともと英語の歌詞をどのように日本語に翻訳しているのだろうというところに注目して見ていました。そうすると、どの場面や気持ちを強調して伝えたいのか、という点に日本と中国との違いを感じてとてもおもしろかったです。
吉川さん:私もジンウェンさんの趣味や興味を持っているものを聞いて、調べることで今まで知らなかった分野を知ることができたので自分の成長にもつながりました。
― 食物学科に所属されていますが、日本に来て日本の食についてのイメージの違いや中国との違いを感じたことはありましたか?
ジンウェンさん:日本の伝統料理といえばお寿司というイメージが強かったのですが授業をとおして多様な料理や調理法を学ぶことができました。また、日本の中華料理の作り方を知り、地元の中華料理との違いを発見して「こんな作り方もあるんだ」と驚きました。また、日本の中華料理は日本人の口に合うように中国よりも甘く作られていると感じました。
吉川さん:2人でインドカレー屋さんに行ったことがあるのですが、ジンウェンさんがとても辛いカレーを選んでいてとても驚きました。
― これから2人でやってみたいことはありますか?
ジンウェンさん:今、日本の方は中国のビザがなくても渡航できます。なので、中国に招いて中国を案内したり、一緒に観光したりしたいです。
吉川さん:私は大阪出身なので一緒に大阪に行きたいです。京都や奈良も近いので一緒に観光して日本を感じてもらえたら嬉しいなと思います。

― 日本に来て大変だったことはありますか?
ジンウェンさん:中国では「おはよう」と声をかけ合う習慣があまりないので入学当初、話したことのないクラスメイトから「おはよう」と言われたときに「私に言っているのかな?」と確認できず、なかなか挨拶を返せませんでした。そのため、最初はとても戸惑いました。
また、日本に来たばかりの頃は、本で勉強した日本語と実際に日本人が話している言葉のスピードが全然違ったり、知らない言葉が多かったりして、慣れるまでに時間がかかりました。日本語学校に通っていたときは、日本語を話す相手は先生だけだったので私が理解できるようにゆっくり話してくれたり、理解できるような言葉を使って話してくれたりしました。しかし、大学でクラスメイトと話すと若者言葉が多く、本では学んだことのない言葉ばかりで大変でした。例えば、同じ班の子が「ムズい!」と言ったとき、「ムズいってどういう意味?」と思いました。最初は「不味い」や「薄い」という味に関する意味かなと思ってしまったんです。知らない言葉がたくさんありましたが、実際に同世代が使う日本語を学ぶことができたのは本当に良かったと思っています。
― 日本女子大学に留学してよかったことはなんですか?
ジンウェンさん:日本語学校にいたときは授業だけで一日が終わり、周囲との交流も限られていたため、日本の文化を体験する機会は多くありませんでした。
しかし、日本女子大学に入学してからは、最初こそ環境の変化に不安を感じましたが、同世代で同じ志を持つ仲間とたくさん話す中で安心できるようになりました。文化の違いや考え方の違いに触れるたびに、自分の視野が広がり、柔軟な考え方を身につけられたことが大きな収穫だと思います。

【インタビューを行ってみて】
文学部 日本文学科 1年 K.Y
今回はお二人にお話を伺い、インタビューを進める中で、仲の良さがとても伝わってきました。和気あいあいとした雰囲気の中で、インタビューを行うことができました。本記事を通じて、少しでも多くの方に、留学生チューターに関心を持っていただけたら嬉しいです。
取材:M.Y / 撮影:K.Y
