こんにちは!JWU PR アンバサダーです!
2023年に開設された国際文化学部国際文化学科。国際文化学科では、「脱教室、脱キャンパス型の新しい学び」の一環として、1年次に2週間程度の海外研修「スタディ・アブロード・プログラム(SAP)」を必修としています。 今回は同じくJWU PR アンバサダーの一員でもあり、英国オックスフォードでの研修に参加した国際文化学部国際文化学科1年生のS.Cさんに、国際文化学科の前身にあたる人間社会学部文化学科3年K.Yがインタビューしました。
—イギリス・オックスフォードを研修先に選んだきっかけを教えてください。
S.C:もともと児童文学で有名な不思議の国のアリスやハリー・ポッターが好きで、かつ両作品の作者がイギリス出身だったことから、自身の好きな児童文学の世界観とイギリスに興味を持ったのがきっかけです。
–自分の興味関心を学問的に学ぶことができ、「好きなモノ」の延長に大学の学びがあるのが私たちの学科のいいところですよね。それでは、研修前に努力したことは何ですか。
S.C:英語の勉強です。イギリス英語に慣れるためにハリー・ポッターを日本語字幕版で視聴したり、大学で開講されている「毎日学ぶ課外英会話」を受講してイギリス英語を話す講師の先生とコミュニケーションをとったりして、自主的にイギリス英語に触れる機会を作りました。
—普段の大学での学びが研修でどのように生かされましたか。
S.C:特に必修科目であるプレゼンテーション・イングリッシュで学んだことが生かされました。この授業では、分かりやすいプレゼンテーションの構成の仕方やパワーポイントの作り方などプレゼンテーションの基礎を学ぶことができます。研修でプレゼンテーションをする際に、この授業で学んだことを実際に生かせたことで、よりよい発表ができたと思います。また、事前学修として、19世紀英国文学や近年のイギリス文化がご専門のAddison Neil Matthew先生からオックスフォードの歴史や建物について3回ほど学んだり、『不思議の国のアリス』の成り立ちと発展について坂井先生から教えていただいたりする機会があり、大変勉強になりました。
–現地ではどのような環境で学びましたか。
S.C:研修中は、大学の寮で2週間を過ごし、教室での講義や、街へ出てのフィールドワークなどさまざまな授業を受けました。現地到着後に英語力のレベル分けテストをして決められたグループに分かれ、10人程度の少人数で学んでいました。座学だけでなく、実際にクイズを解きながら街歩きをするといったフィールドワークにも出かけ、さらに学びを深めることができました。私は、それまで海外へ行った経験がほとんどなかったのですが、現地では、「RA」と呼ばれるレジデンシャル・アドバイザーの方が親身になって研修をサポートしてくださり、心強かったです。また、休日には友人と計画を立ててロンドンまで足を運ぶなど充実した研修期間でした。
—なるほど。サポート体制も充実しているので、海外に行ったことがない方や研修に不安を感じる方も安心ですね。さまざまな場所に出向くことが多かったと思いますが、中でも思い出に残っていることがあれば教えてください。
S.C:やはり、ハリー・ポッターの聖地巡礼でしょうか。私が研修に参加したオックスフォード大学には38ものカレッジがあり、実際に撮影に使われたカレッジもあります。ロケ地に足を運ぶととても迫力があり、ハリー・ポッターの世界観をひしひしと感じられて感動しました。
—逆に、研修先で苦労したことがあればお尋ねしたいです。
S.C:ネイティブスピーカーの英語を話すスピードが速く、聞き逃してしまうことが多かったことです。ただ、慣れてくると単語から相手が何を伝えたいのか推測できるようになりました。
–研修先で特に印象に残っている授業は何ですか。
S.C:イギリスの建築様式の授業です。歴史的背景や時代の変遷による建築様式の変化が興味深かったです。帰国後は事後学修として、プログラム全体の振り返りを行う報告会が開催され、15分程度で印象に残ったことを英語でプレゼンテーションする機会がありました。私のグループでは、寮からカレッジまでの道のりにある建物の建築様式について発表しました。他のグループの発表を聞いて学ぶことも多くあり、実りある時間だったと思います。
—研修に行って終わりではなく、学んだことを振り返る時間も用意されているのですね。現地で学んだ英語もプレゼンテーションに生かせそうです。では、S.Cさんが実際に感じたオックスフォードのおすすめのポイントを教えてください。
S.C:私が特に気に入ったのは街並みでした。オックスフォードの街はこぢんまりとしていて、まるでおとぎ話に出てくるような街並みなのでワクワクします。特にファンタジーやその世界観に興味がある方にこの研修をおすすめしたいですね。
—約2週間の研修を振り返って、感じることは何ですか。
S.C:毎日があっという間の2週間でした。課題に追われ大変なことも多くありましたが、知り合って間もない友人と苦楽を共に過ごすことで想像以上に仲良くなり、さらには現地の学生とも交流を深めることができました。また、自分の当たり前だったことが世界の当たり前ではないことも実際に現地に行って気づき、自身の固定観念を見直すきっかけにもなりました。将来の目標は明確には決まっていないのですが、オックスフォードを訪れたことで、将来的には他の国にも実際に足を運んで自分の目で見てみたいと思うようになりましたね。
—一人では一歩踏み出すのに勇気がいる海外研修も仲間がいれば心強いですよね。今回の研修を今後の大学での学修や生活にどのように生かしたいですか。
S.C:イギリスでは、自身の主張をはっきりと述べることや失敗を恐れずに意見を言うことを求められていました。普段の大学での授業も、積極的に自分の意見を述べられるように意識していきたいと思います。
—最後に、国際文化学部への受験を考えるみなさんへメッセージをお願いします。
S.C:国際文化学部は自分の興味がある分野を幅広く学べるので、その中でさらに学びたいと思える分野がきっと見つかると思います。ぜひ国際文化学部国際文化学科で学び、自分の中にある「あたりまえ」という概念を覆してみませんか?みなさんのご入学をお待ちしています。
【今回インタビューをしてみて 人間社会学部文化学科3年K.Y】
実際に目で見て体験することの大切さやその価値の高さについて知ることができました。大学で座って講義を受けるだけでなく、授業で学んだことを実践しながら、五感で感じて異文化を体験することのできる機会が国際文化学部には豊富に用意されています。このような経験は、自身の興味関心をさらに広げられたり、今後の大学生活での学びを深められたり、さらにはその先の人生にも通じるような貴重な経験になるのではないかと思います。 国際文化学部国際文化学科では、1年次から必修の海外研修プログラムがカリキュラムに組みこまれているため、海外で異文化に触れることへのハードルが下がり、多角的な視点から異文化を学ぶことができることが魅力の一つだと感じました。まだ何を勉強したいか決めきれていない方も、さまざまな分野に関心がある方も、もちろん国際文化に興味がある方も、国際文化学科での4年間を通して新しい視野を広げてみてはいかがでしょうか。