JWU PR アンバサダーが授業の魅力をお伝えします!【学生インタビュー】第3回「女性と職業」

女性と職業

日本女子大学では、女性が社会的・職業的自立に向けて必要な知識や技能、態度を身につけ、社会で力を発揮できる思考力と実践力を育むことを目的として、全学部共通カリキュラムである「JWUキャリア科目」と、女性が社会で力を発揮できる思考力と実践力を育むため、自治体や企業、研究機関等と一緒に社会課題の解決について実践的に取り組む「JWU社会連携科目」を全学部共通カリキュラムとして展開しています。

この特集では、本校新タグライン「私が動く、世界がひらく。」にちなんだ2つの「JWUキャリア科目」と1つの「JWU社会連携科目」を全3回に分けてご紹介します。

最終回は、「JWUキャリア科目」の中から、英文学科3年のYさんに「女性と職業」の内容と魅力を伺いました。

(インタビュアー:英文学科4年 N、英文学科3年 M)

女性と職業

——これから『女性と職業』の授業に関するインタビューを始めさせていただきます。
まず、授業の概要について具体的に教えてください。

この授業の目標は現代を生きる女性の職業の実態について学び、私たちが将来働くための意欲と勇気を得ることです。全14回の授業のうち、11回は毎回さまざまな業界で活躍されている各学科の卒業生をゲストスピーカーとしてお招きし、講義を行っていただきます。今年度のゲストスピーカーは、地方公務員や教員、運輸業界や広告業界、卸売業界など多岐に渡っていますね。

——ありがとうございます。
では、Yさんがこの授業を受講された時期と受講理由を教えてください。

大学2年生の前期にこの授業を受講しました。当時、就職活動が目前に迫っていたこともあり、将来について考える時間が増えていました。身近な先輩から直接、就職活動やキャリアパスについて教えていただける点に魅力を感じ、受講を決めました。

——授業はどのような雰囲気でしたか?

受講している学生は1年生から4年生まで幅広く、講義を通して自身の将来について熱心に考えている学生が多い印象でした。口頭での質疑応答に加えてコメントシートの提出もあり、発言が苦手な学生にも受講しやすい雰囲気でした。

——では、Yさんが思う「ズバリ!この授業ならではの魅力!」はなんですか?

やはり、社会に出て一人の女性として働かれている卒業生の方に講義していただけるところだと思います!結婚や出産、子育てなどのライフイベントを経験され、自分自身が描くライフプランにマッチする先輩がいらっしゃるので、講義を通して将来への考えがより明確になりました。先輩の成功談だけでなく、就職活動や子育てなどの苦労話までお聞きできる貴重な機会ですね。

——学生時代のお話までしてくださることで学生も共感しやすい授業なんですね!

そうですね、ゲストスピーカーの方も母校の後輩に対しての講義ということで、学生のことを身近に感じてくださっていたと思います。まさに等身大の姿で講義をしてくださいました。

——素敵ですね。Yさんが特に印象に残っている授業回はありますか?

テレビ業界に就職されたゲストスピーカーの方の講義が特に心に残っています。講義前はテレビ業界に対して「大変」「厳しい」といった少しネガティブなイメージを持っていましたが、講義内で「全然そんなことないよ」と直接説明していただき、イメージがガラッと変わりました。ご自身が就職活動で失敗続きだったこともリアルにお話ししてくださったことも強く記憶に残りました。テレビ業界で働かれているということもあり、お話の構成もとても面白くて引き付けられました。

——授業を通して、Yさん自身のライフプランの考え方に変化はありましたか?

家庭と仕事の両立に関して、考え方が大きく変わりました。私自身も以前は子供が生まれたら仕事を辞めてそばにいてあげたいと思っていましたが、ゲストスピーカーの方が「子育てと仕事の両立を諦めることはない」とお話ししてくださったことで、前向きな気持ちを持つことができました。

——Yさんからみて、今後どのような学生に『女性と職業』の受講を勧めたいですか?

将来に対して何か少しでも不安を感じている方には、ぜひ受講をおすすめします。私は母が専業主婦だったこともあり、将来は子育てに専念することをイメージしていましたが、身近な先輩に講義を受けることで、ライフプランの考え方が大きく広がりました。自分の将来について一度じっくり考えてみたい人にぜひ受講をおすすめします!

——Yさんのお話しをお聞きして私たちも受講してみたくなりました!
今回はありがとうございました!

この科目の担当教員である三菱UFJリサーチ&コンサルティングの鈴木陽子先生からメッセージをいただきました!

ゲストスピーカーの先輩方に講義をいただくにあたり、受講される学生の皆さんに、この授業で何を学びたいかをお聞きしています。将来や働くことに対する関心や不安など多々寄せられますが、それをお伝えすると、学生時代、同じような悩みを持っていたと懐かしくお話されます。そして、後輩の皆さんの力になることができればと、これまでの道のりを振り返りながら、これは伝えたいというメッセージをたくさん織り交ぜて講義をしてくださいます。十数人それぞれの人生について、講義を通じて体感しながら、働くことのみならず、生き方までを学び、考えることのできる貴重な授業だと感じています。何か一歩を踏み出す力を得られることと思います。