海外留学
留学制度
日本女子大学では、学部生を対象に在学中に1学年相当まで留学ができる「協定大学留学」と「認定大学留学」の 2種類の留学制度を設けています。本学が認める留学は、本学の学習の延長として専門科目の一部を外国で学ぶことや異文化でのコミュニケーションを体得することに主眼がおかれています。 また、官民協働で実施されている海外留学支援制度 を利用して留学をした学生もいます。
海外短期研修
本学では協定・認定大学留学制度以外にも、夏季や春季などの長期休暇中に参加できる大学公認の海外短期研修を実施しています。短期間で海外経験ができるプログラムで、多彩な内容が魅力です 。単位として認定される場合もあります。
海外留学について、詳しくはこちら
官民協働の海外留学支援制度 「トビタテ!留学 JAPAN」で 留学した学生の声
・海外留学の魅力
私は「自分のやりたいことに全力で向き合えること」が留学の魅力だと思います。
私は、留学は、純粋に「自分の興味」だけに全てを使える最後の機会だと思います。もし日本ではやりたいことが勉強できない、自分の興味があるものが海外にある、という人は挑戦する価値があると思います。自分の興味に向かって、今までと違う世界の中で、生活自体から新しいものに全力で向き合う時間はとても貴重な機会でした。その中で、新しい価値観やかけがえのない友達にも恵まれ、成長できました。
・留学時期および大学カリキュラムとの関連
私は、大学4年次を休学し、現地の大学院プログラムに留学しました。日本女子大学と協定を結んでいる大学ではなく、自分で見つけた、興味のあるプログラムがある大学だったので、日本女子大学とのカリキュラムとの関連は特にありませんでした。しかし、留学先は食について色々な角度から勉強できる大学だったので、日本女子大学食物学科の授業を受けていたからこそ深い学びができたと思います。
・留学を考えている方にお伝えしたいこと
自分にとって納得できる、実りある留学にすることが一番大事だと思います。留学したい理由は人それぞれだと思いますが、「自分にとっての留学の目的」を明確にすれば、充実した留学につながると思います。日本女子大学では、自分の留学したいという熱意を伝えて努力すれば、尊重し協力して頂ける環境があり、とても感謝しています。





ヨーロッパ食文化研修
ヨーロッパ伝統料理の菓子作りや調理実習、食品製造所や中央市場の見学を通し、本場の食材、味に触れることでヨーロッパにおける食文化の体験学習を行います。
また世界三大料理の一つであるフランス料理に影響を与えたトスカーナ料理の講習、ウィーン菓子の発展に寄与したハプスブルグ家離宮のシェーンブルン宮殿見学などを通し、ヨーロッパ食文化発展の歴史的背景について学びます。
将来食の専門家となる食物学科の学生にとって、2ケ国の異なる食文化を体験することにより、世界の食文化に対する教養や知識を高めることができ、食全般の幅広い視野を持つことができるようになるでしょう。
研修地 | オーストリア・ウィーン イタリア・パルマ、ボローニャ、アルティミーノ、フィレンツェ |
実施時期 | 春季休暇中 |
日数 | 10日間 |
単位認定 | なし |
学科 | 食物学科のみ |
研修費用 | ¥435,000 |
教員から
本研修では世界の異なる食文化に触れることにより広い視野を持って大学での食の学びを深めてもらうことを目的に、学生が在学中に一度は参加できるように企画されています。参加した学生の満足度は非常に高く、この研修をきっかけに海外での生活に興味を持ち、長期留学に繋がった学生もいます。本研修の特徴は、一般の旅行では体験できない調理実習の体験や、専門家の講義を聴くことができ、また工場見学や貯蔵庫の見学などもできることです。この研修によって世界の食文化に対する見聞を深めることができ、将来食のプロフェッショナルを目指す学生にと っては貴重な経験となることでしょう。
参加学生から
この研修旅行では20回もの食事を通してオーストリアとイタリアの食文化を存分に体験できます。どちらの国の食事も、歴史や文化を無しには語れないものなので、歴史的建造物や美術館の見学の機会も多くありました。現地のガイドさんが常に付き添って下さり、詳しく地域の風習や事情を教えくれることも魅力的でした。
私にとって最も印象深かったことは、パルマでの食体験です。本場のパルミジャーノ・レッジャーノチーズの製造所、幻の生ハムと呼ばれるクラテッロ・ディ・ジベッロの貯蔵庫の見学は本当に貴重なものでした。古くからの製法が今でも引き継がれており、その壮大さを感じながら食を楽しむことができました。誰もが感動する食があるパルマは、人生でもう一度行きたいと思う場所です。
本研修を振り返ると、世界の食に目を向ける良い機会を頂けたことに心から感謝します。事実として食だけを学ぶのではなく、歴史や風土を鑑みて食を体験しながら学ぶことの面白さを実感しました。




講習

チーズの製造

料理講習の修了式

の丘