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第4回 生活安全保障セミナー
安全から安心→信頼社会に向けた住居のあり方
第3回
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第5回
第4回生活安全保障セミナー(2004年6月3日午後3時〜5時実施)では、本学総合研究所人間生活科学研究センターと生涯学習総合センターとの共催で、「安全から安心→信頼社会に向けた住居のあり方」が開催されました。
今回はこの4月に総合研究所内に人間生活科学研究センターが設立されて初めてのセミナーで、3分の2以上が学外からの参加者になりました。
2000年の住宅・建築関連の法律の整備以降、話題になっている「安心、信頼社会に向けた住宅の安全性レベルの選択」(日本女子大学家政学部住居学科教授・石川孝重)と「高齢社会対応住宅とその効果」(日本女子大学家政学部住居学科助教授・佐藤克志)の2題の講演後、聴衆から社会のあり方などに及ぶ鋭い質疑がありました。
今後も生活における安全性をテーマに掲げながら、順次セミナーを企画実施していく計画になっています。
コーディネータ
日本女子大学 家政学部 住居学科 教授 石川 孝重
現在、わたしたち人間を取り巻く生活環境は、さまざまな課題を抱えています。
日本女子大学の家政学部では長い伝統に基づく実践科学の立場から、児童、食、生活環境の安全に関する研究を進めております。
快適な人間生活と健康、福祉に貢献できる幅広しき本学の教育と研究は、それぞれ大きな成果を上げていますが、「生活の安全という視点で統合」されるまでには至っていないのが現状です。
このセミナーはそうした現状をふまえ、現在、日本女子大学で生活の安全に対して様々な側面から進められている研究の成果を統合し、「生活安全保障科学」という新しい学問領域を創設することを念頭に置き、その第一歩として学内の教員がお互いの研究内容の理解を深めるとともに、学外の方々の視点からもご意見をいただく目的で開催しているものです。
今回は、家政学部住居学科が中心となり、第4回生活安全保障セミナーとして「安全から安心→信頼社会に向けた住居のあり方」をテーマに公開セミナーを行います。
これまでの建築の構造安全は、建物・住宅を地震や外からのカに対してハード的に壊さなくすることに主眼がおかれていました。
本学の住居学科は、「住まう立場で専門家を育てる」、まさにこれが住居学科の特徴といえ、このコンセプトが生活者の視点を盛り込んだ「構造安全」分野の研究の確立につながることになっています。
1995年の阪神・淡路大震災は、住居・建築に大きなインパクトを与えました。
その教訓は、設計現場として「仕様設計」から「性能設計」への移行へつながっています。
これは、建築界のパラダイムシフト(枠組みの変換)ともいえる大きな変化ですが、具体的には2000年の「建築基準法」改正と品格法(住宅に関する品質確保の促進等に関する法律)の公布(住宅では新法)になって現れました。
21世紀は市民社会であり、特に最近はコミュニティーに揺らぎが見えはじめていることから、今後しばらく先に信頼性を重視する信頼社会の到来を見越しています。
このような状況を踏まえて、住宅・建築の有り様を考えてみましょう。
その意味では「安全」に付け加えて「安心はもちろん快適で信頼して暮らせる」住宅を目指した「安全保障科学」を考えていきたいと思います。今日はその中で2題を取り上げました。
1.安心、信頼社会に向けた住宅の安全性レベルの選択
日本女子大学 家政学部 住居学科 教授 石川 孝重
2.高齢社会対応住宅とその効果
日本女子大学 家政学部 住居学科 助教授 佐藤克志
セミナーの様子
左:石川孝重氏 右:佐藤克志氏
佐藤克志氏