建築を着る

-銀座のウラとオモテを縫うまち宿-

建築と身体が接触しているのは靴を履いた足だけであ り、建築と触れているのはその足先だけである。しかし、 建築は人の肌にまとわりつくような、触覚的で、皮膚で 感じるもののように思えるときがある。

人間と建築の間にあり、活動を生む空間のことを余白 と呼ぶが、空間の余白は身体性には関わらないと感じた。 では、身体性に関わった人間と建築の間とはなんだろう か。我々の身体と近く、触覚的に感じられる最たるもの は衣服である。衣服的な体験を内包する建築を考えるこ とで、身体性に迫った空間を創造できるのではないだろ うか。身体という共通言語を軸にした、身近で普遍性を 持った建築を模索する。

伊東知夏

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梗概

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