時の知覚
― 新宿に流れる時を他者と共有し、再編する ―
日々を過ごしていく中で、時の感じ方は様々である。物事に追われて忙しく過ごしているときはあっという間に時が過ぎていくが、何か物事を待っている間や、退屈なときはゆっくりと時が過ぎていく。速度の違いだけでなく、密度の濃い時間や多くの経験を得られた時間、 内容の薄い疎な時間など多種多様な時の積み重ねにより毎日が成り立っている。しかし、多様な時は振り返れば実感できるものの、過ごしているその瞬間に感じることは難しい。また、他人がどのような時を過ごしているのか、過去にどのような時を過ごしてきたのかを感じ取ることはできない。今自分がどんな時を過ごしているのか、過去にどんな時を過ごしていたのかを感じたり、これからどんな時を過ごしていくのかを想像したりすることで、無意識に過ごしていた毎日に様々な要素を見つけることができる。 様々な人が行き交う新宿駅前に、他人と時を共有し自己を見つめ直すことができる空間を提案する。
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