黄金町空間デザインコンペティション2016

本の雨 ライブラリー

大岡川に面した高架下の小さなガラスボックスの中におけるライブラリー計画

私たちは場所的にもプログラム的にもアーティスト・クリエイターの拠点となり、街を行き交う人にその活動を発信する、

本がたえず街に飛び出して見えるような風景の創出を考えました。

小さなスペースに2,000冊から5,000冊近くの沢山の本を収蔵・閲覧する為に、

林の中に探索するかのような親密さで、最小限のルート以外は本で埋め尽くしながら、

木漏れ日のように、本と本の間から光がもれるように、段違いのバーのみで構成する

書架を考えました。

人と本との距離は思いがけないほど近いですが、本は角度をつけて収納されてい

る為、上を向いても下を向いても本の背表紙と素直に向き合うことができるよう

になっています。

空間全体に拡散し、浮遊しているかのような本たちはまた、雨のように

地上に降り注いでいるようにも見えてきます。

街に繋がりながら、人々の活動の歴史でもある本という物質から

注がれる雨に浸る時間を過ごすこと。それを見ることと、見られること。

「本の雨」が街にうるおいを提供するライブラリーの提案です。

主要メンバー 石塚真菜 箕輪久子 中島由貴

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