ポストパーク
―居場所を生み出す新たな都市インフラー
現代の日本の都市空間は、自動車主体の開発が進められた結果、人の居場所が失われつつある。そこで日常的に空間体験を共有することで、居場所を創出する新たな都市インフラ・ポストパークの提案を行う。ポストパークは、全国に公平なネットワークを持つ郵便局を中心に、クリーニング店や生鮮食品店などの生活必需機能を、現存する街区公園に集約することで構成される。街区公園の接道面・面積などの条件に応じて規模の異なるポストパークを提案する。
設計手法では、日本特有の縮みの文化から着想を得た。狭くて少人数の空間を好むことから、小さなスケールを重ね合わせ、2畳にも6畳にも感じられるといった両義的に認識される空間構成とする。また、お花見空間では桜の木を中心に空間体験を共有し、開放的なふるまいが見られることから、一本の柱と四本の梁によって支える構造形式を用いることで、柱のもとに居場所が広がるような設計とした。
一つ木の下で人が居合わせるような空間が連続し、地域のセンターとして機能するポストパークが全国に広がることを期待する。
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