卒論紹介

 粘土鉱物に対する腐植モデル物質の吸着メカニズム

腐植とは、落葉などの有機物が微生物による分解・化学的反応を受けて新たに再合成され巨大化した分子群です。こうした腐植分子は、末端に水酸基やカルボキシル基などが付いた構造をしており、重金属元素を強く吸着することが知られています。そのため、土壌中の重金属元素の動態を支配する鍵として、腐植に対する重金属元素への吸着現象については多くの研究がなされています。しかし実際には、腐植は土壌中で独立に存在するよりも複合体を作って存在していることが知られています。腐植・粘土複合体の形成メカニズムや腐植、粘土複合体としての吸着挙動はあまりわかっていません。そこで私の研究では、粘土鉱物のモデル物質としてアルミナ、腐植のモデル物質としてサリチル酸、フタル酸をそれぞれ使用して、腐植・粘土複合体形成がどのようになされるのか、そのメカニズムについて調べています。






API<質量分析計>
溶液中のサリチル酸・フタル酸の測定に使用