6月25日の未回答分
l 汗をなかなかかけないのですが、新陳代謝を上げるにはどうすれば良いですか?
ご存じの通り、発汗は体温調節や新陳代謝に重要ですが、汗をかく必要のない環境(快適な環境)に長くいると、汗をかきにくい体になってしまうと言われています。簡単な対処法としては、可能であればエアコンの使用を控え、軽い有酸素運動を継続し、少しずつ汗腺の働きを高めるのが良いと思います。しかし、発汗できずに負荷の強い運動を継続するのは危険なので、発汗が改善できない場合は、是非お医者さんに相談しましょう。
l カフェインは何かと体にいいらしいですが、私はコーヒーを飲むとすぐ眠れなくなります。カフェインの効き方に個人差はあるのでしょうか?
カフェインの効果には個人差があると思います。僕もカフェインに感受性が高い方で、夕方、コーヒーやお茶を飲むと寝付きが悪くなり、夜飲むと眠れなくなります・・・
なお、僕はコーヒーを飲むと目眩を感じることが多いので、今までほとんど飲みませんでした。数年前、お金を崩すために運動前に仕方なくコーヒーを買ったことがあり、そうしたら運動時の呼吸が楽になったことを経験しました。色々原因を調べたら、どうもカフェインの作用のようです(まだ確信はありませんが)。現在、自分の体で実験中・・・
l 小さい頃アレルギーだったものが成長したら食べられるようになったとか聞くのですが、アレルギーって治らないんじゃないんですか?
乳幼児の頃は免疫系が未成熟であるため、本来、免疫反応が不要な様々な食品に対してアレルギーを引き起こしてしまいます。そのため、卵、炭水化物等々、食べられるものがなくなってしまう程、多くの食品にアレルギーを示す乳幼児がいます。しかし、乳幼児アレルギーの場合、免疫系の発達に伴って自然に消失するケースが多いです。
僕は大人になってからもハウスダストに対するアレルギーがあり、耳鼻科の先生に抗アレルギー剤を出してもらっていました。大事なことは「アレルギー症状がない時でも抗アレルギー薬を飲み続けるように!」と言われ、4年程飲み続けました。アレルギー反応を出さない生活を続けていると、体がアレルギー反応を忘れてしまうそうです(抗原に対するIgEが激減するため)。おかげさまで、今では抗アレルギー薬を使わなくてもアレルギー反応を起こさなくなりました。
7月2日
l
どうやったらむくみがとれますか?
むくみの原因は様々で、病的で治療が必要なものから、疲労や塩分過剰などによる、生活上ある程度は仕方のないものがあります。単純なものとして、授業でも話しました塩分の過剰摂取があります。過剰に塩分が摂取されると、体は浸透圧のバランスを維持しようとして(塩分を薄めようとして)、水分をため込もうとします。この場合は、腎機能が正常であれば、過剰な塩分が排泄されるに伴って、自然にむくみは解消します。また、疲労により筋肉が硬直し、血流&リンパ液が滞ることでもむくみはおこります。女性は男性に比べて筋力が弱いため、疲労によるむくみが起こりやすいそうです(立ち仕事が長いと女性は脚がむくみ易いのはこのため)。この場合は、ストレッチで筋肉の硬直をほぐし、十分な休息を取ることが一番の解消法のようです。当たり前だ!と言われそうな答ですが・・・
なお、不規則な生活や過度なダイエットでもむくみは起こります。これは、体内(特に血液中)で必要な蛋白が低下し、水分の浸透圧バランスが崩れることが原因だと言われています。
l お勧めのお蕎麦屋さんはありますか?
関東に出てきてまだ数ヶ月ですが、東京・埼玉で、「うまいっ!」と、満足できるそば屋にまだ遭遇していません・・・
熊本では市内の上通りにある「森山」が一番のお薦めです。熊本に行かれる機会のある方は是非お寄り下さい。
先週末、授業中教えて頂いた、春日部にある「巴屋」にトライしましたが、カーナビで目的地まで1時間、途中、渋滞に巻き込まれ断念しました・・・時間ある際に必ず行きます。
l お腹がすきすぎると痛くなってくるのはどうしてですか?
お腹がすきすぎる度合いが甘いのかも知れませんが、僕は痛くなった経験がないです・・・
お腹空いた時に、何か食べ物を想像して胃酸が出てしまうのでしょうか。もしくはお腹と背中がくっついてしまったのでしょうか・・・
なお、空腹感、満腹感を感じるセンサーは脳の視床下部にあります。
l 小さい時から不眠症なのですが、治りますでしょうか?
不眠症の方は結構いますね。僕は不眠症という程ではありませんが、眠いのにいざベッドに入ると眠れないことがたまにあります。不眠症の知り合いに聞くと、一番の改善法は、自分で「眠れる生活リズムを見つける」ことのようです。僕のような極軽度な不眠症の場合、(1)交感神経が活性化して眠れなくなるため、夜遅くにジムで過剰な運動はしない、(2)夜、歯を磨いてからデスクワークを続け(寝る直前に歯磨きをすると覚醒してしまう)、眠気が襲ってきたら即ベッドへ・・・を心がけています。あと、熟睡したい時は寝る少し前に一杯の牛乳を「カルシウムを摂取して良く眠れる!」と念じながら飲んでいます。
l 男女間の友情ってなりたつと思いますか?
む、難しい・・・大学以来の親しい女性の友人がいますが、僕の場合、今何か悩み事があってもその女性に相談しようと全く思いません。真っ先に相談したくなるような異性であれば、それは友人以上の存在になっているような気もします(友情ではなく愛情?)・・・
l 呼吸性アルカローシスになる話がよくわかりませんでした。低酸素になると血中のCO2が減少するんでしょうか?
CO2 + H2O ←→ H2CO3 ←→ H+ + HCO3-
講義で話しました上記平衡反応で、CO2が排気できない肺胞換気障害等では、CO2濃度を下げようと上記反応の平衡が右に移動し、結果的にH+濃度が上昇=アシドーシスとなる・・・は簡単ですね。低酸素状態になると苦しいため呼吸回数が増え、その結果、CO2が過剰に排泄されてしまい、上記平衡が左に移動してアルカローシスになります(血中H+濃度が低下するため)。その場合、呼吸困難を自覚するため、さらに呼吸回数が増え症状が悪化するという悪循環に陥ることがあります。
似たことが、驚いたり興奮しすぎて呼吸回数が過剰に増える時(過呼吸)でも起こります。たまに映画などで、驚いたり興奮しすぎた人が突然発作をおこし、袋に口をあてて息をするシーンを見たことないでしょうか? あれは興奮して過呼吸になりCO2が排出されすぎてアルカローシスとなったため、血中O2濃度は十分高いのに息苦しくなり、自分で排気したCO2を再度吸って血中CO2濃度をあげようとしているのです。
l 休みの日は平日ゆっくり休めない分、8時間以上睡眠をとるのに眠いのはなぜですか?
睡眠は疲労回復に重要ですが、水や栄養素の補給がなされない状態でエネルギーを消費し続ける行為であるため、寝過ぎると逆に疲れます(寝疲れ)。僕も週末まとめて「寝だめ」=まとめて疲労回復・・・したいと思いますが、残念ながら上記の理由でまとめて疲労回復は出来ないようです。疲労したらその都度こまめに回復・・・が良いみたいですね。
l テストを乗り切るコツを教えてください
僕のテストは授業で行った所からしか出しません。なので、ノートと該当範囲のテキストページを見てしっかり復習をしておいて下さい。なお、単に記憶力を試すような問題は余り出さず、理解していないと解けない記述問題も出します。
余談ですが、基本的に勉強が嫌いな僕が、ある分野の勉強をする場合、教科書の最初から読むのではなく、興味のある所から読み、面白い→もっと知りたい→関連分野も知りたい・・・というように、面白さを拡げていくように読んでいきます。そうすると、「勉強」というより「趣味」に近くなり、長時間行っても余り苦痛にならなくなります。
l 寝不足に効く食べ物はありますか?
寝不足解消にベストな解決策は睡眠ですが、食べ物となると何だろう・・・
寝不足=疲労回復が不十分・・・なので、ありきたりですがバランスの取れた食事でしょうね。なお、僕はどうしても眠いときカフェイン入り栄養ドリンクでごまかします。高いものを買う必要はなく(100-150円程度で十分)、単にカフェインが1本に付50
mg入ってるのであれば何でもOKのようです。しかし忙しい時のカフェイン頼みは、根本的疲労回復になっていないので、常用しない方がよいでしょう。
l ケトン体から起こる糖尿病アシドーシスはH+↑なのに、なぜアルカローシスではないのでしょうか?
ケトン体である3-ヒドロキシ酪酸、アセト酢酸は「酸」なので、血中H+濃度が上がりますね。そうすると、H+濃度の上昇は炭酸系の緩衝作用により、H2CO3の方向へ平衡が移動し、血液を中性に維持しようと頑張ります。しかし、例えば糖尿病の病態が悪化してケトン体の生成がさらに上昇すると、緩衝作用では補いきれなくなり、血中H+濃度が上昇=アシドーシスとなってしまいます。
l ケトン体の生成と分解の図が教科書に載っていましたが、どこまで覚えればいいのでしょうか?
ケトン体は(1)どのような時上昇、(2)どこで、(3)何から・・・を知っていれば十分だと思います。
答え:(1)糖尿病や飢餓時、グルコースがエネルギー産生源として利用できない時、(2)主に肝臓で、(3)脂肪の分解(β酸化)から生じたアセチルCoAから生成
l 今日のところ難しかったです。来週もう一度復習してほしいです。
えーと、浸透圧、腎臓における水の再吸収、炭酸系緩衝作用の所ですね。す、すみません。最後の授業でQ&Aを行おうと思いましたが、できなくなりました・・・ノート、教科書を見ても不明な所はメール下さい。
l 食べたら痩せる食べ物ってありますか?
太りにくいではなく、「食べれば食べるほど痩せる!」という食品があったらすごいですね。それはもう食品ではない気がしますが。昔、セロリは、消化にエネルギーを使う割に吸収できるカロリーがないので、結果的にマイナスカロリーである・・・と聞いたことがありますが、真相は不明。
l 炭酸系のアシドーシス、アルカローシスの話がよくわかりませんでした。
CO2 + H2O ←→ H2CO3 ←→ H+ + HCO3-
この化学平衡で、例えば呼吸器疾患でCO2の排気がうまくできずに血中のCO2濃度が増えると、CO2濃度を下げようと平衡は右に移動します。そうすると、H+が増える=酸=acid=アシドーシス となります。逆に、過呼吸などでCO2が過剰に排気されると、低下した血中CO2濃度をあげようと平衡は左に移動し、結果的に血中H+が減る=アルカリ=アルカローシス となります。
l 血糖値が上がるとどうしてLDLが酸化されるのでしょうか?
これは色々な原因があります。LDLを酸化してしまう活性酸素は、太陽光に含まれる紫外線、放射線、化学物質からも発生しますが、生体には意図的に活性酸素の産生をあげる機構も存在します。例えば血管内皮細胞では、血糖値が高い(糖尿病状態)ではNAD(P)H
oxidaseという酵素から活性酸素が発生します。糖と蛋白の反応であるメイラード反応も活性酸素の発生源として知られています。生活習慣病の患者さんでは血中LDL値が高いことが多く、さらに生活習慣病由来の糖尿病で活性酸素の発生が上昇し、結果的に、LDL高値
+ 高血糖(活性酸素産生増加)→酸化LDLの生成増加・・・が知られています。
l ビール腹ってビールが原因なんですか?
ビール腹って、英語でもbeer bellyと言います(belly=腹)。ビール腹という表現って、万国共通ですごい! などと関心している場合ではありません。ビールに限らず、アルコールは吸収されても脂肪にならないとされています。しかし、アルコールの代謝物は優先的にエネルギーとして消費されるので、体の貯蔵エネルギー(糖・脂肪)の燃焼を抑えてしまい、結果的にアルコールの過剰摂取は太ると考えられます。不思議なことに、水だと1L飲むのも大変ですが、ビール好きな人は平気で1L位飲んでしまいます。そのような生活を続けていると、糖・脂肪の燃焼が抑えられ、太ってしまう・・・のではないかと思います。
今気づきましたが、ベリーダンスのベリーって、bellyのことですね。それで、痩せている方より少し体格の良い方の方が似合うのでしょうか・・・
l 体の一部がピクピク痙攣するのは何でですか?
l 日焼止めクリームでUV効果のある自然なものはありますか?市販品はピリピリします。
l ナメクジやカタツムリは塩じゃなくても砂糖でも死にますか?
l バソプッレッシンは腎臓の集合体に働きかけるのですか?それとも、遠位尿細管でしょうか?
l 母が最近胃が痛いとか、頭が痛いとか言ってますが、更年期症候群でしょうか?
l
先生が旅したところでよかったところはどこですか?
7月9日
l 今新しいベットほしいのですが、ロフトベット気になります。今度写真を見せてください。
l このテキストは、他の授業でも使用しますか?
l ホルモンの受容体による違い、板書の図でよくわかりました。
l バセドー病の血液検査にT4やT3がFT4,FT3という項目があります。この“F”は何でしょうか?
l 先生はいつから英語の書を読み始めましたか?どれくらい時間がかかると読みなれますか?
l 糖尿病になって脂肪でエネルギー産出するようになったら、摂取した糖質はどうなるんでしょうか?
l もしテストできなかったら、再試ありますか?
l 解剖生理学でもCa2+が加わることで、アクチンとミオシンがくっついて筋が収縮するというのはやりました。でもトロポニンT、トロポニンCという名前は出てこなかったのですが、トロポニンT=トロポミオシン、トロポニンC=トロポニンのことなのでしょうか?
l 昨日テレビで筋肉が骨になるというものがあったのですが、それはなぜですか?
l 受容体が細胞膜にあるタイプで、Gタンパク→アデニル酸シクラーゼから、ATP→cAMPにどのように繋がっているのかよくわかりません。