お世話になりました

どうも、えりです。

二週間ほど前のアルバイトの最終出勤日、就活でアピールできる程度には頼られてきた古参バイトとして、有終の美を飾る予定だったのに目覚まし時計をセットし忘れるという大失態により遅刻をしてしまいました・・・正直かなりへこんでおります。そんなダメっぷりを発揮してしまったのに、「えりさん今日が最後なんですね・・?!寂しい〜〜〜」と可愛い社員さんに言っていただいて、むふふと喜んでしまいました。

いやいやしかし本来ならば許されない失態です。明日から社会人の身として気を引き締めねばなりません。

これまで国立美術館・博物館の常設が無料だったのに!学割が効いたのに!と学生特典がなくなってしまうことにかなり名残惜しさを感じています。しかし、結局映画は学割よりもレディースデーに行った方が安かったり、地方の博物館や美術館は学割の対象が中高生以下のところが多かったりと、趣味の面においてはあまり変わるところはないのかもしれません。

ただまあ趣味にさけるお金が増える一方で、時間が減るのは確実なので、要領の良さが今後ますます必要になって行くのだろうなあと思います。悔いのないように計画性を持った人生を歩みたいですね。ある程度一人の時間が確保されていないと死んでしまう人種なので、休日はますます自室に引きこもりたい自分と、写真撮影や美術館巡りに出かけたい自分の対立が激化しそうです。頑張れ、外に出たい自分。

さて、先ほども述べましたが明日からいよいよ社会人。三年ちょっとブログ部で活動してきましたが、あっという間でした。ツイッターと違ってファボやリツイート、リプといった目に見える反応がないぶん、「ブログ見てるよ!」「この記事面白かった!」「この前こういうこと書いてたよね」という友人知人のコメントに励まされてきました。いつもブログを読んでくださっている皆様、ふらりと立ち寄ってくださったみなさま、本当にありがとうございます。もし読者の方の中にブログ部員と接点のある方がいましたら、会った時に一言「読んだよ!」とお声がけください。その一言がやる気につながります。

実はこのブログの中の人達のまとめ役というか部長を務めていたのですが、アドバイザーの先生や部員には本当にお世話になりました。顔合わせで他の学年の話や日文の先生方・授業の話を聞くのはとても楽しかったです。有望な一年生もたくさん入ってくれたことですし、ブログ部の今後に期待をかけて、中の人から一読者へと立場を変えていきたいと思います。ありがとうございました。

シャセリオー展

今週の月曜日、西洋美術館で行われている「シャセリオー展」内覧会に行ってまいりました。

どうやらチケットごとに入場時間が定められているらしく、空いているわけではないけれど作品の見やすさは損なわない絶妙な人数でした。
小さめの絵をいくつも展示している場所では絵がかかっている壁を臙脂色に統一したり、宗教画を集めた部屋では壁面を青で覆っていたり、寝そべる裸婦画のコーナーでは入り口の左端に薄いカーテンを飾っていたりと、展示の仕方もおしゃれに工夫されていてワクワクしました。

西洋画の展示を観に行くと、いつも自分の知識不足を突きつけられます。例えば「聖○○と〜〜」というタイトルの絵があっても、それは一体どなた・・・?となってしまいます。旧約聖書のダイジェストならば何回か読んだことがあるけれど、一回ちゃんと読んでみるべきかもしれません。

また、今回の展示ではギリシャ神話が元になっている絵が多かったです。
中でも印象に残ったのが「アポロンとダフネ」という絵画。太陽神アポロンがニンフのダフネに言い寄るものの、それを嫌がったダフネが自分の父である川の神に依頼し自分を月桂樹に変えてもらい、アポロンは失恋する、というお話が元になっています。
描かれているのは、足元から木に変わりつつある無表情のダフネと、彼女にすがりつくアポロンというお話の最後の場面です。
ギリシャ神話の面白いところは、登場する神々の俗っぽさだと思います。とにかく恋愛譚の多いこと多いこと!
この話のように最終的に女性が姿を変えるエンドも多いですよね。そこまでしないと諦めない(もしくは逃れられない)ギリシャ神話の男神の熱意や女神の嫉妬心は凄まじいものだと思います。能「道成寺」で有名なうちの清姫ちゃんも張り合えるのではないでしょうか。
すがりつく必死な様子のアポロンを見ながら、もし神話の世界に法が整備されていたらダフネは確実に勝訴できるな・・・と思いました。

さて、西洋美術館に足を運んだら、ぜひ寄って欲しいのが企画展のミュージアムショップです。
この美術館は企画展で出すグッズがとにかくおしゃれでカワイイ!!!
この展示のポスターにもなっている女性の肖像画があるのですが、彼女がかぶっている花冠をイメージしたレーステープが、展示開始から一週間しか経っていない現時点で残りわずか、現在入荷待ちという状況です。企画展コラボのお香もとってもいい香りでした。
また今回はフランスの画家の企画展だったため、他にもゲランドの塩やアクセサリーなども売っていました。去年イタリア人の画家の企画展があった時にはオリーブオイルやクッキーを売っていて、綺麗なパッケージの美味しいものも揃っているのが私の推しポイントです!

ぐへへ、今回は小さい封筒とお花が閉じ込められた飴ちゃんを買ってしまいました!
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日本女子大学はキャンパスメンバーに入っているため、西洋美術館のような国立の美術館・博物館でうちの学生証を出せば学生の団体料金で入場することができます!現在学生の人、これから本学の生徒になる人、ぜひこの制度を使って見てくださいね!

以上、普通に日常を紹介したいのにいつもダイレクトマーケティングに発展してしまう、えりの提供でお送りしました!

京都旅行

学割が効くうちに!ということでフットワークが軽くなっているえりです。
昨日まで友人たちと京都に行ってきました。

そこでもっとも印象に残った場所の紹介をばさせていただきたく。

皆さんは「島原」をご存知でしょうか?わかりやすくいうと、京都の吉原です。
実は現在、当時の姿を残す揚屋(現在の料亭)である角屋内部が公開されています。
10時開館ということで、9時半にホテルを出発しバスに揺られること約20分、そこから歩いて10分弱、やってきました島原大門!
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江戸時代、この門より向こうに花街が広がっていたと思うと、門をくぐる時に(実際に行ったことはないけれど)キャバクラに足を踏み入れるようなドキドキ感を覚えますね!浅草寺の門ほどの大きなものを想像していましたが、それよりも3〜4回り小さい門でした。当時この辺りが花街でしたよ、という地図もありましたが、そちらを見ても徒歩で一周10分もかからないのでは?というような小規模なものでした。ちょっと夢を見すぎていたようです。

現在、大門をくぐった先は普通の住宅街が広がっています。
住宅街をしばらくいくと、時代を感じさせる大きな建物が見えてきます。これが角屋です。
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角屋は現存する唯一の揚屋建築で、国の重要文化財に指定されています。「揚屋」とは冒頭で軽く説明したように、現在で言う所の料亭です。太夫や芸妓をおかず、宴会・茶会・歌会などに使用されるお店で、妓楼とは全くの別物です。かつては江戸の吉原、大坂の新町にもありましたが、吉原では江戸時代中期以降揚屋形式の営業を行うお店がなくなってしまいました。新町では揚屋が残っていましたが、戦時中に空襲で焼失、唯一残ったのがこの角屋、というわけです。
夜は「置屋」と呼ばれる芸者や遊女を抱えているお店から女性を呼び、宴会の盛り上げ役を担ってもらいますが、昼間は歌会や茶会に使われていました。お庭には三つの茶室が遺っています。松が印象的なお庭は、確かに夜しか使わないのはあまりにも勿体無いと思わせる綺麗なところでした。
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この角屋、景観や一室の広さを優先し、柱を意図的に配していない箇所がいくつかあります。その最たるものが中庭に面した廊下の門です。
写真をご覧ください。ここが角屋の正面玄関です。当時のお客さんはここから屋内に入って行きました。石畳が斜めに配されているのがわかるでしょう?これは、門をくぐって中に向かう際に中庭が見えるように、という工夫なのです!玄関に対して垂直に道を作った場合、ここから見えている中庭は死角になります。さらに、この玄関からの見通しを確保するためにあえて!廊下の曲がり角に柱を立てていません。現在の耐震基準を大きく下回る構造ですね!景観重視のその姿勢、嫌いじゃない・・・
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屋内から中庭を見るとこういう感じになっています(下の写真参照)手前の石は富士山に見立ててあるそうです。先ほどあげたお庭の写真を見てもらうとわかると思いますが、この日は快晴でした。にもかかわらず、中庭が見えるこのお部屋の暗いこと!これでも電気が部屋の隅に付けられているのですが・・・。これは、新しく建てられた隣のお家に日照権を侵害されているわけではなく、当時からこのお部屋は昼間から暗かったそうです。そのため、昼間からたくさん灯りを焚いて使用していました。その結果、煤で天井がコーティングされ完璧な防虫効果を手に入れました。おかげさまで現在でも綺麗にお部屋が残っているそうです。煤による防虫効果まで計算されていたとしたら、当時の職人さんの発想に舌を巻くしかありません。
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京都は何回行っても飽きませんね!生きているうちに苔寺にいくのが夢です。三名勝史跡庭園をコンプリートしたい!!!

最後に、京都で撮れた小鳥ベストショットシリーズを置いて今日の記事を終わりにします。
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最後の一羽だけ名前がわからない・・!悔しい・・・!

静岡県三島市探訪記

こんばんは、えりです。先日、静岡県三島市に日帰りで行ってまいりました。ありがたいことに、快晴と暖かな陽気に恵まれ、カメラ小僧として充実した一日を過ごすことができました。

静岡県には初めて行きましたが、いいところですね!!!富士山の麓ということで、雪解け水が川となって市内を走っているのです。大通り沿いにきれいな水が流れ、住宅街から威風堂々とそびえる富士山が見える。市内はバスと電車で大体のところに行け、交通の便も悪くない。あっちこっちでシャッターを切ったので、今回はその素敵な静岡県三島市の景観のおすそ分けをしたいと思います。

Mt_huji 三島市には三嶋大社という非常に大きな神社があります。かの源頼朝も戦勝祈願に訪れたことがあるのだとか。境内に入ったところで猫に出会いました。地面に水が溜まっていたらしく、水分補給をしているところだったようです。ふわふわでいい毛並みの猫達でした。神社にいる猫はどこでも、とっても艶やかないい毛並みをしている気がします。可愛いがられているのでしょうか。

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バッチリカメラ目線、いただきました。

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どうも縁日だったようで、参道に屋台がいくつか並び、活気付いていました。そんな折、鳥の鳴き声がしたので上を見てみると、ヒヨドリが!まあ大学にも普通にいる鳥ですが、遠出した先で見るとついついカメラを向けてしまいます。ボサボサの頭が可愛いでしょう?この子の身だしなみが悪いというわけではなく、もともとこのような仕様になっています。枝に隠れて見えませんが、お腹は渋い橙色です。

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神社の中に、真っ赤な橋と池がありました。赤い橋、いいですよねぇ。その場がパッと華やぐような気がします。橋の下から垣間見ることができる、日光浴中のカメもいい。おそらくミシシッピアカミミガメ、ペット用に入って来た外来種なのが少し残念なところではありますが。周りに枝垂れ桜が植えられており、二ヶ月後に来たら違った美しさがあっただろうなあ、と感じました。違うかもしれませんが、上のヒヨドリがとまっている木もおそらく桜の木だと思います。

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三嶋大社の後は楽寿園に向かいました。楽寿園は国の天然記念物及び名勝に指定されている、三島市の私立公園です。明治維新で活躍した、小松宮彰仁親王の別邸が建てられています。今回は夕方ごろ行ったため建物内の見学時間が終わっていて、中に入ることは出来ませんでした・・・リベンジしたいです。

さて、最初に「景観のおすそ分け」と書いたにもかかわらず動物しか紹介していない気がしますが、あと4種類だけ紹介させてください。

楽寿園への道すがら撮影したカモです。ご注目いただきたいのが足元。気づいていただけたでしょうか、この水の透明度!!泳いでいるカモの足がハッキリクッキリ見える!!!!!私はこれに感動しました。都心部ではありえない!今記事を書いていて思い出しましたが、川も臭くないのです。日本橋から神田川を巡る船旅(?)をしたことがありますが、その時は独特の川の臭気がずっと漂っていました。しかし三島市の川は無臭といっても差し支えがない。楽寿園から「源兵衛川」という川が出ているのですが、この川では夏場に野生のホタルを見ることができるそうです。野生のホタルですよ?!野生の!!!!凄いことですよこれは!!学校の近くだと、椿山荘でホタルが住めるようにお庭を整え、夏場に蛍狩りができるようになっています。

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つい熱くなって話が逸れてしまいましたね・・・。もう一つ、とっても嬉しかったのはヤマガラを見つけたことです。久しぶりに見ました。スズメくらいの大きさの小さな鳥で、鮮やかな橙色のお腹をしています。シジュウカラ、という名前はみなさん聞いたことがあるのではないでしょうか。あの仲間です。

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楽寿園には大きな池があるのですが、ここに雪解け水が流れ込んでくるそうです。今はどちらかといえば雪解けではなく雪が降ってくる時期ですので、ほとんど水がありませんでした。楽寿園の入場門にその日の水位が書いてあるのですが、「-24cm」とのこと。一番水がある時は水深105cmにもなるそうなので、水のある時期にも行って見たいと思います。今は水がないので、溶岩がゴツゴツとむき出しになっている様子を堪能することが出来ました。険しい大地、という感じで、私は水のないこの状態もかなり好きです。また、石橋を渡って池の中にある小島に行くことが出来ました。写真だと分りにくいですが、この橋と地面の間、かなり距離があるのです。一緒に行った友人は「ちょっと、こういうの苦手・・ごめん」と渡ることを拒否。そしてそれに気付かず(ひょ〜こわ〜〜でもワクワクする〜〜〜)と一人ウキウキと進む私。一通り島を満喫してから(あれ?そういえば来ないな??)と。申し訳ないことをしました。

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今は水が引いているとはいえ、冬場以外は池になっているということで、おそらく虫が生息するには丁度いい湿度が保たれているのだと思います。池の底を跳ね回るツグミの姿がありました。マザーグースの「6ペンスの唄」でお馴染みの小鳥ですね。風切羽のふちの明るい色と体全体にかかるまだら模様が可愛いです。

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必死にカメラでツグミを追いかけていると、ガッサガッサと派手な音が聞こえて来ました。音の発生源を探すと、落ち葉がバサバサと跳ねあげられている場所がありました。カメラのズーム機能で拡大したところ、シロハラが!落ち葉の下にいる餌を探していたのだと思います。ここまで色々な生き物を見つけられたのは、冬ならではだろうなあと思います。落ち葉は大きな音を立てるので、そこに生き物がいる!と見つけやすいです。また、木に葉っぱがついていないので、鳥の姿が見つけやすくなっています。いい時期に来ることが出来ました。

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鳥が見つけやすいだけではなく、丁度梅も見頃を迎えていました。花も鳥もしっかり味わうことのできたいい日帰り旅行でした。品川から三島までは新幹線で一時間もせずに行くことが出来ます。おすすめですよ!静岡県三島市!

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街中にこうした水と緑が綺麗な公園が点在しているのもまた魅力。

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太宰府レポ

ただいま東京!

昨日まで福岡に旅行に行ってきました、えりです!屋台で晩御飯を食べたり、福岡城に行ったりと充実した旅行でしたが、一番写真が綺麗に撮れた太宰府を紹介したいと思います。

太宰府は菅原道真公を祀っている神社です。学業守が有名ですよね!

太宰府の参道は直角に曲がっています。直角に曲がっている参道というのは怨霊を祀っている神社の特徴です。学校の近くだと鬼子母神もそうですね。鬼子母神は高い木が生い茂った参道で直角に曲がってからしばらく歩いて社につきます。しかし福岡の太宰府は明るくひらけた場所で直角に曲がっているので、一瞬そういうおしゃれなデザインかな?と思ってしまいそうです。

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この鳥居の手前には牛があります。よくなりたいところを撫でるといいとか。来る人来る人頭を撫でていくので、顔部分が金色に輝いていました。菅原道真公の遺言で、遺体は人間ではなく牛(牛車)に運ばせ、牛が立ち止まったところを自分の墓所にしてくれ、という希望があったため牛の像が神社内に置かれているそうです。大きく膨らんだ鼻が可愛らしいでしょう?

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鳥居をくぐると橋が三つ並んでいます。手前から、過去、現在、未来を示しているそうです。この日は雨が降ったり止んだりみぞれになったりと忙しないお天気だったことに加え、アジア系外国人のツアー客の一団と滞在時間が被ったため、色鮮やかな傘が咲いているほか、通行人の防寒具も鮮やかで、華やかな様子でした。

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橋と橋の間には他の神社の分社があり、そこで鳩が雨宿りをしていて可愛かったです。現在と未来の橋の間にある志賀社という分社は重要文化財に指定されているそうで、境内にある現存最古の建造物だとか。屋根を支える木の組み方が複雑で、小ぶりながらも美しい建物でした。

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大きい神社にはこうした分社がいくつかあるものなので、メインの神社のお参りだけではなく、脇道に逸れた観光をするのも面白いと思います。

さて、菅原道真公が太宰府に流された折、食事も与えられない生活が続きました。そんな中、一人の老婆が梅の枝に道真公の好物のお餅を添えてこっそりと渡した、というエピソードがあります。これが太宰府天満宮名物、梅ヶ枝餅の起こりだとか。その理由からか、太宰府には梅モチーフのお土産品が多く、境内にも梅の木がたくさん植えられています。ちょうど咲き始めの時期だったので、花よりも枝ぶりを眺めるという体になってしまいましたが、満開だったらさぞ美しい神社になるだろうな、と思いました。御朱印にも梅の花の形をした判子が押され、境内の灯篭や橋の欄干にも梅の紋が描かれ、とても可愛らしい神社です。梅ヶ枝餅も梅の花の焼印が押されていました。

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パリッと香ばしく焼かれたお餅の外皮と、よく伸びる内側にぎっしり詰まった甘さ控えめのこしあん、この食感と味の配分が絶妙でとても美味しかったです。私たちは抹茶セットを店内でいただきましたが、食べ歩きもでき、雨が降っていなければこれを片手に参道をうろうろするのもいいかもしれないと思いました。

ざっと太宰府の紹介をしてきましたが、私が一番推しているのが狛犬です。太宰府の狛犬は目がくりっとしていて、どことなくひょうきんな顔つきのものが多いです。中でも拝殿に向かう門を潜ってすぐのところに居たこの子がイチオシ!

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鞠?に前足を乗せてこちらを見ています。小型犬のような細い足に、にいっと口角の上がった口元、大きく広がる鼻の穴に躍動感があり、構ってオーラが出ているような気がします。遊んで遊んで!とじゃれついてきそうな気配を勝手に感じ、どっしりと構えた猛犬、という私の中の狛犬像を大きく覆してくれました。

とても綺麗な良いところだったので、あわよくば来年、梅が満開の時期にまた来たいなあと思っています。二月あたりに福岡に行く予定のある方は、おそらく梅がいい時期だと思うのでぜひ足を運んでみてください。

最後の授業

こんばんは、えりです。

私が所属する近世ゼミは、毎年一回土曜日に開催されるシンポジウム(年によって開催時期、趣旨は様々)への出席が義務付けられる代わりに、年度内最後の授業がお休みななる、というシステムを取っています。

そのためいよいよ明日がゼミの解散式となり、ついに学生生活最後の授業を迎えることになりました。

大学生活四年間、本当にあっという間に過ぎていきました。当たり前ですが、今まで来年はどの授業を取ろうかな、あと何単位要るかな?平日の午前中に混みそうな美術館をまわってしまおう!とのんびりゆったり過ごしてきましたが、もう次の年の授業について考えることがない、という事実に愕然としました。

学生生活の何と楽しく短かったことか!

授業はもうありませんが、「学生」という身分は三月いっぱいまで続きます(卒論口述試験も二月にあるし・・・)。残り三ヶ月、おそらくあっという間でしょうが、どうやって満喫しようかきちんと考え、学生生活の締めくくりを充実したものにしたいなあと思う今日この頃です。

まあ、まずは年末にサボりにサボった大掃除からですね!

学生最後のクリスマス!

 少し時期がずれてしまいましたが、せっかくなので私もクリスマスについて語りたいと思います。
ブログ部メンバーがクリスマスツリーを見に行ったり、クリスマス女子会をしている中、毎年恒例、クリスマスバイト勢の私です。

 クリスマスはいいぞ!!

街がきらびやかになる、美味しいお菓子がたくさん出る、可愛い雑貨がたくさん並ぶ、バイト先のお客様が増えるので暇疲れをしない!
バイトで一番嫌なのは暇を持て余すことですからね。

今年のクリスマスも後輩たちにビシバシ指示を飛ばし(誇張)、ちゃっかりホールケーキを3台もらって帰った、私だよ。
大変美味しゅうございました・・・・来年からは従業員割引やロスケーキをもらったりという特典がなくなってしまいます・・・よよよ

現在のバイト先は、アルバイトの半分くらいが大学四年生のため、来年は後輩たちがクリスマスを牽引して行くことになります。
バックヤードの指揮官が昨年からの私のポジションなのですが、ある後輩に引き継ぎをしておいて、と社員さんに頼まれました。
ああ、来年私ここにいないんだ・・・となんだか寂しくなりました。
なんだかんだ大学一年生の時から、計4回のクリスマス期間(23〜25)をアルバイト先で過ごしてきたので、来年のクリスマスは何をしているんだろう・・・と感傷に浸ること数秒。普通に仕事では??と思い至りました。

いやしかし年末休暇の最中だったりするのでは??それなら家でゴロゴロしながらケーキを貪り鶏肉にかじりつき、自室でゲームに興じる理想的なクリスマスを過ごせるのでは?!?!と淡い期待を抱き、取り出したるはスマートフォン。
「内定先の銀行名 年末 営業」
で検索をかけてみます。すると公式HPがヒットしました。
縦軸に様々な業務がずらっと並び、横軸に12/30~1/5までの日付が書かれています。その日営業している業務の欄には○が表示される、という仕様。
おそらく一年目は窓口だろうから・・・ふむふむ、窓口12/30 「○」
な、なんだ・・思ったより、年末休みに入るの、遅いな・・?しかも1/4から営業開始とな・・・?
もう二、三日休みが長いと・・・期待していました・・・・

いやいやしかし世の中には、週休二日未満の企業さんも多くありますし、贅沢を言ってはいけませんね。
ポジティブな捉え方をしましょう。来年のクリスマスは平日なので、お仕事帰りに自分のケーキを買って帰ることができます。
これはもしかしなくても素晴らしいことなのではないか???

考えてもみてください。クリスマスに仕事がなかった場合、ケーキのためだけにわざわざ家から出るでしょうか。
しかも、来年のクリスマスは月曜日だそうじゃあありませんか!
つまり!憂鬱な週の始めに「ケーキ」という楽しみが発生、「ケーキ」によって英気を養い明日からまた頑張ろう!とモチベーションを上げることができます。素晴らしいじゃないか・・・平日クリスマス・・・社会人のクリスマス・・・・
来年の今頃は一人暮らしが出来ていたらなお一層よし!極めましょう、ソロ充!

来年はみなさんどのようなクリスマスを過ごしているのでしょうか。もしクリスマス、暇を持て余しそうな予感がしている方がいらっしゃるならば!ケーキ屋バイト、オススメです。

やってきたぞ師走

ついにやってきてしまいました。2016年最後の月、師走です。
なんということでしょう。気分としてはまだ六月でもいいくらいなのですが。
時間が経つのが早いこと早いこと。大学生活最後の年は時間が飛ぶように過ぎていきます・・・
老けたなぁ・・・

今年はなかなか気温が下がらなかったせいであまりきれいな紅葉が見られませんでしたね。
かと思えば11月に雪が降ったりと、おかしな気候が続きます。
やれやれ

来年はきれいな紅葉が見られるといいですね。
京都に紅葉狩りに行くのが、今の所老後の楽しみです。

さて一年も残りわずかということで、卒業論文の話や卒業旅行の話が出てくるのが四年生です。
しかし旅行の話をしていると、みんなで行きたいところよりも一人旅がしたい場所ばかりが頭に浮かんでしまいます。
実は私、「李香蘭」や「南十字星」などの舞台や大岡昇平の『野火』など、戦争を題材にした話が嫌いではありません。
生きたいと願う必死な思い、自他共に余裕のない状況で発揮される人情(またはエゴ)など、
人間の生々しさと高潔さと愚かさ、やるせなさが絡み合い色々と考えることがあるのが好きで、一年に一作は読むか観ることにしています。
今年は劇団四季の「李香蘭」を観劇しました。
旅行!と言われた際に広島の平和祈念資料館と呉市海事歴史科学館(通称大和ミュージアム)に行って見たいなぁと思ったのですが、
喜んで一緒に行ってくれそうな友人はいなさそうだな、と。社会人になってからでも、休暇を使って行って見たいなあ、と思います。
広島から岡山、鳥取と中国地方を巡るのも楽しそうだな、と。岡山といえば桃!桃が美味しい季節に行って見たいですねぇ・・・
鳥取砂丘でラクダがンゴォォオと鳴いているのも見たい。北海道で乗馬がしたい!スキーがしたい!白神山地に行って見たい!
考えてみると真冬か夏に行きたいところが多すぎる!(笑)
大学生活は旅行に行きたい欲求よりも自室に引きこもりたい欲求が圧勝していたので、サークルの合宿とスキーくらいしか行きませんでしたが、もっと色々行って見たらよかったかもしれません。

とりあえず、目下のところは
・卒論を終わらせる
・旅費を稼ぐ
の二点です。師走は繁忙期!クリスマスに大晦日とイベントごとが続きます。思いっきり(バイトを)楽しみますよ!

クリスマス

どうもこんにちは、ケーキ屋でバイトしているえりです。

みなさん、今年の12月のカレンダーはご覧になりましたか?スケジュールを確認しがてら、今年はもうこんなに少ないのか!と愕然としました。

しかしそれ以上に私の目を引いたのは12月のクリスマス近辺の曜日です。

クリスマス商戦というものがございます。これはだいたい12/23~25にかけて行われるのですが、今年の!23~25は金土日なんです!!ね!!

ただでさえ混む金土日、まして年末は繁忙期ですし・・・・

彼氏持ちの子の彼氏との日常や愚痴、惚気を聞いても羨ましいなあと感じない枯れきってしまった私は、一年生の時から毎年クリスマス商戦に参戦しています。いつもより作業も捌くお客様の人数も多く、店員の数も多いクリスマス、忙しいながらも楽しく過ごしていました。

しかし今年は週末とクリスマスが丸かぶり!なんということでしょう。彼女とのデートにディナーを予約する彼氏様がたも大変だと思いますが、我々ケーキ屋も繁忙期どころの騒ぎでは済まない予感・・・

今年のクリスマス、生き残ることはできるのか?!私の戦いはまだまだこれから!!なんだかんだで楽しかった!と笑いながら最後のクリスマスを過ごせるよう、気合い入れていきたいと思います!

バイトに精を出す皆々様、共に頑張りましょう!クリスマスは友達とのクリパやデートと洒落込むみなさんは、羽目を外して経済を回していきましょう!

 

読書の秋

どうもこんばんは、えりです。

先日新宿の某書店で面白い本の売り方を発見しました。

曰く、普段お客様が捨ててしまうことの多い「本の帯」には編集者渾身の宣伝文句が詰まっている。本の魅力があの小さなスペースに凝縮されているので、「本の帯」に注目し、「本の帯」だけを判断材料に本を買って見て読んで見てください、という趣旨の取り組みとのこと。

臙脂や藤色など、綺麗な無地のブックカバーがかけられた文庫本がビニール袋に入れられ、本の帯だけが見える状態で陳列されているのです。中にはご丁寧に出版社まで隠してあるものも。

中身はもちろん、本の題名はおろかジャンルもわからない、本当に帯の宣伝文句以上の情報はわからない。非常に面白い取り組みだと思いました。

S__40009730その挑戦、乗った!と三冊購入を決定。ここの本屋さんは無料でつけてくれるブックカバーが本当に素敵なので、正直帯の内容だけでなくカバーの色も購入の後押しに。

裏表紙のバーコードがブックカバーで隠れているため、お会計の際は店員さんが奥から帯の写真と題名、バーコードが印刷されたカードを持ってきて該当本のカードを探し、ピッと値段を読み込んでいました。

何十冊もの本にカバーをかけ、それを隙間が空かないようにぴっちりと透明の袋に入れ、レジ用のカードを作り、とかなり手間暇をかけた企画。ポップなど既存の売り出しにとらわれない姿勢にしびれました。次はどんな挑戦をするのか、楽しみです。