こんばんは、えりです。先日、静岡県三島市に日帰りで行ってまいりました。ありがたいことに、快晴と暖かな陽気に恵まれ、カメラ小僧として充実した一日を過ごすことができました。
静岡県には初めて行きましたが、いいところですね!!!富士山の麓ということで、雪解け水が川となって市内を走っているのです。大通り沿いにきれいな水が流れ、住宅街から威風堂々とそびえる富士山が見える。市内はバスと電車で大体のところに行け、交通の便も悪くない。あっちこっちでシャッターを切ったので、今回はその素敵な静岡県三島市の景観のおすそ分けをしたいと思います。
三島市には三嶋大社という非常に大きな神社があります。かの源頼朝も戦勝祈願に訪れたことがあるのだとか。境内に入ったところで猫に出会いました。地面に水が溜まっていたらしく、水分補給をしているところだったようです。ふわふわでいい毛並みの猫達でした。神社にいる猫はどこでも、とっても艶やかないい毛並みをしている気がします。可愛いがられているのでしょうか。
バッチリカメラ目線、いただきました。
どうも縁日だったようで、参道に屋台がいくつか並び、活気付いていました。そんな折、鳥の鳴き声がしたので上を見てみると、ヒヨドリが!まあ大学にも普通にいる鳥ですが、遠出した先で見るとついついカメラを向けてしまいます。ボサボサの頭が可愛いでしょう?この子の身だしなみが悪いというわけではなく、もともとこのような仕様になっています。枝に隠れて見えませんが、お腹は渋い橙色です。
神社の中に、真っ赤な橋と池がありました。赤い橋、いいですよねぇ。その場がパッと華やぐような気がします。橋の下から垣間見ることができる、日光浴中のカメもいい。おそらくミシシッピアカミミガメ、ペット用に入って来た外来種なのが少し残念なところではありますが。周りに枝垂れ桜が植えられており、二ヶ月後に来たら違った美しさがあっただろうなあ、と感じました。違うかもしれませんが、上のヒヨドリがとまっている木もおそらく桜の木だと思います。
三嶋大社の後は楽寿園に向かいました。楽寿園は国の天然記念物及び名勝に指定されている、三島市の私立公園です。明治維新で活躍した、小松宮彰仁親王の別邸が建てられています。今回は夕方ごろ行ったため建物内の見学時間が終わっていて、中に入ることは出来ませんでした・・・リベンジしたいです。
さて、最初に「景観のおすそ分け」と書いたにもかかわらず動物しか紹介していない気がしますが、あと4種類だけ紹介させてください。
楽寿園への道すがら撮影したカモです。ご注目いただきたいのが足元。気づいていただけたでしょうか、この水の透明度!!泳いでいるカモの足がハッキリクッキリ見える!!!!!私はこれに感動しました。都心部ではありえない!今記事を書いていて思い出しましたが、川も臭くないのです。日本橋から神田川を巡る船旅(?)をしたことがありますが、その時は独特の川の臭気がずっと漂っていました。しかし三島市の川は無臭といっても差し支えがない。楽寿園から「源兵衛川」という川が出ているのですが、この川では夏場に野生のホタルを見ることができるそうです。野生のホタルですよ?!野生の!!!!凄いことですよこれは!!学校の近くだと、椿山荘でホタルが住めるようにお庭を整え、夏場に蛍狩りができるようになっています。
つい熱くなって話が逸れてしまいましたね・・・。もう一つ、とっても嬉しかったのはヤマガラを見つけたことです。久しぶりに見ました。スズメくらいの大きさの小さな鳥で、鮮やかな橙色のお腹をしています。シジュウカラ、という名前はみなさん聞いたことがあるのではないでしょうか。あの仲間です。
楽寿園には大きな池があるのですが、ここに雪解け水が流れ込んでくるそうです。今はどちらかといえば雪解けではなく雪が降ってくる時期ですので、ほとんど水がありませんでした。楽寿園の入場門にその日の水位が書いてあるのですが、「-24cm」とのこと。一番水がある時は水深105cmにもなるそうなので、水のある時期にも行って見たいと思います。今は水がないので、溶岩がゴツゴツとむき出しになっている様子を堪能することが出来ました。険しい大地、という感じで、私は水のないこの状態もかなり好きです。また、石橋を渡って池の中にある小島に行くことが出来ました。写真だと分りにくいですが、この橋と地面の間、かなり距離があるのです。一緒に行った友人は「ちょっと、こういうの苦手・・ごめん」と渡ることを拒否。そしてそれに気付かず(ひょ〜こわ〜〜でもワクワクする〜〜〜)と一人ウキウキと進む私。一通り島を満喫してから(あれ?そういえば来ないな??)と。申し訳ないことをしました。
今は水が引いているとはいえ、冬場以外は池になっているということで、おそらく虫が生息するには丁度いい湿度が保たれているのだと思います。池の底を跳ね回るツグミの姿がありました。マザーグースの「6ペンスの唄」でお馴染みの小鳥ですね。風切羽のふちの明るい色と体全体にかかるまだら模様が可愛いです。
必死にカメラでツグミを追いかけていると、ガッサガッサと派手な音が聞こえて来ました。音の発生源を探すと、落ち葉がバサバサと跳ねあげられている場所がありました。カメラのズーム機能で拡大したところ、シロハラが!落ち葉の下にいる餌を探していたのだと思います。ここまで色々な生き物を見つけられたのは、冬ならではだろうなあと思います。落ち葉は大きな音を立てるので、そこに生き物がいる!と見つけやすいです。また、木に葉っぱがついていないので、鳥の姿が見つけやすくなっています。いい時期に来ることが出来ました。
鳥が見つけやすいだけではなく、丁度梅も見頃を迎えていました。花も鳥もしっかり味わうことのできたいい日帰り旅行でした。品川から三島までは新幹線で一時間もせずに行くことが出来ます。おすすめですよ!静岡県三島市!
街中にこうした水と緑が綺麗な公園が点在しているのもまた魅力。