なんていうか「卒業」って感じが足りない。
「卒業」って言うか、「引っ越し」。
この数日間の私を表すのはその一言に尽きる。
いやー予定では13日からの一週間でなんとかするつもりだったんですけどね!
でもその一週間は栃木に居ざるを得なかったんです! 仕方なかった! 本当だよ!
…怒濤の5日間でした。
*
そんなわけで、昨日、4年間過ごした学生マンションを引き払ってきました。
引っ越しを終えなんにもなくなった部屋で一晩を過ごしていたら毛布が短すぎて足先が死にかけたり、別送のHDを指定の時間までに取りに来てもらえなかったり、友人に洗濯機を譲ったら勢いでマンションの備品まで渡してしまっていたり。最後の最後までばたばたしていました。いやー、実に私らしい。
もうあの家に帰れないのかと思うと、何となく寂しいです。
21日には引っ越し作業の合間を縫って学校へ、手続きを経て学位記と免許を入手。
その際、サークルの後輩が追いコンできなかったからとわざわざプレゼントや花束持ってきてくれました。
嬉しかったです。ありがたいなー。色々いただいた物があるので、大事にしたいと思います。
実は、ブログ部にも一人サークルの後輩が居るんです。こんなところであれですが、ちえかちゃんありがとー!(笑)
*
正直大学に入る前は、「大学って高校とどう違うんだ?」と思ってました。
が、想像以上に色々な人と出会い、様々なことを勉強できた四年間でした。
頼りになる先輩や、可愛い後輩。気の置けない友人、厳しくも優しい先生方。サークルに学会活動、アルバイトに勉強、一人暮らし…。
思い出すだに、私の日本女子大学での大学生活、本当に面白かったです。
また春から新しい環境に飛び込んでいくわけですが、人生日々勉強、と言うことで。
その場所から離れるとき、また「勉強になった」「面白かった」と言えるような、そんな生活が出来ればと思います。
*
このブログも3年から参加させてもらったのですが、なかなか貴重な体験でした。
今後もこの「当世女子大学生気質」が、高校生ならびに新入生の皆さんにとって、大学生活の参考になるようなブログであればと思います。
まあ、参考って言うと言い過ぎかもしれないんですが…(笑)
では、またお会いする機会がありましたらよろしくお願いします。
このブログを見てくださっている皆さんが、実りある日々を送ることが出来ますよう。
わか
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まずはそこから
現在、栃木県にある実家にいます。
わかです。
余震、落ち着いてきたかな~と思うと、急に大きいのがきたりするので驚きます。
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思うに、どうなるかわからないことって、すごくたくさんあると思います。
世の中の大抵のことはそういうことばかりということに、今回の震災で改めて気がつかされた方も多いのではないでしょうか。
そんな自分ではどうしようもないことに、「どうなっちゃうのかな…」と悩んだり不安になるのは当たり前。
でも、そこで終わってしまってはいけません。
とりあえず、目の前の物から手をつけてみましょう。
なんとかなります。なんとかしちゃいましょう!
前向きな気持ちを忘れず、目の前の物から取り組んでいくことが大事。
結果なんて後からついてきます。
これ、何にでも言えることだと思います。
新生活だって宿題だって料理だって何だって、目の前の物から手をつけていかなきゃ始まらないです。
まずは自分にできることから。色々なこと、始めていきましょう。
*
そんなわけで、私も、今週まとめてやろうと思っていた引っ越しの荷物詰め、なんとかしてやります!
仕分けは終わってるんで…なんとかして…やります…とも…うん! 前向きに!
わか
一人暮らし始めました
春から実家に帰って就職することが決まっていますので、現在、せっせせっせと部屋を引き払う準備を進めています。
家具を引き取ってくれる一人暮らしを始める友人を探し、お世話になった家具を磨き、引越し業者に連絡し、マンションの管理会社に引き払い日程を伝え、電気・水道・ガス会社に連絡し、荷物をまとめ、はからずも残さなくてはならなくなった大量の文献・資料に頭を抱え…。
二月末まで気忙しい日々が続きそうです。
大学入学前での一回目、大学二年春での二回目、そして大学卒業での三回目の引越し。
思えばかなり引越しをしております。
*
こちらを見ている皆さんに興味を持っていただけそうなのは、大学入学前にした一回目の引越しでしょうか。
初めて栃木を離れ東京に住むことになった私は、非常に受動的な18才でした。
「通うこともできるが、授業や就職活動のために東京に住んだ方がいい」と言われ、けれど「東京に住む」という自覚もあまりなく、よくわからないままとんとん拍子に話は進み。
両親が時間を割いてお膳立てをしてくれ、大学院へ進む兄という保護者代わりと一緒に住むことになっていたので、「なんとかなるだろう」という楽天的な心情で、訳も分からないまま東京へとやってきました。
東京に来て、まず人の多さと駅の路線の多さに驚きました。実家の最寄り駅には路線が1つしかないし、30分に1本しか電車が来ないのに…と。(笑)
人の多さに気持ちが悪くなりながら、新居へ。電気・水道・ガスの手配は、ありがたいことに全て兄が済ませてくれていました。
引っ越し業者から荷物を受け取り、ベッドや本棚の組み立てをし、その日は新しいベッドで期待半分不安半分の気持ちで眠りについたことを覚えています。
翌日には生活に必要と思われるものを最寄りのスーパーで買い出したり、近所を散策してみたり、インターネット環境を整えたり…。
あのワクワク感はそうそうないです。
まさに「私はこれから新しい生活を始めるんだ!」という感じで。
その後、二回目の引越しを経てめでたく一人暮らしと相成ったのですが。
実際、親元を離れ、一人暮らしを始めてみて思ったのは、かなり自由だなということ。
ご飯を食べるのも、寝るのも、遊ぶのも、勉強するのも自由。
自由というのはとても素晴らしいことですが、同時に自制心が必要なものでもあります。
自分が自由であるからといって、それに溺れてしまっては本末転倒です。
春から一人暮らしを始める! という方は、その辺心に留めておくと、充実した大学生活を過ごせることと思います。
新しい生活。
素敵な響きです。
その響きにワクワクする人もいれば、不安に思う人もいるかと思います。
けれどそれは、思っているより大変ですし、思っているより気楽なものです。
お互い頑張りましょう!
*
まあ上で引越し引越し言っていますが、その合間合間、今しかないとばかりに旅行に出かけています。息抜きも重要ですよね。
初めて飛行機に乗り、夜行バスに乗り、ホテルで歌謡ショーとか見ちゃいましたよ。
代わりに口座の中身は空虚なものですが。
わか
支えてくれる人
本日は、私わかが所属する漢文学ゼミの、新年+四年生卒論提出お疲れ様会でした。in新宿。
ゼミの三年生や、共に戦った四年生、卒論でお世話になった教授と会う機会もほとんどなくなるのかと思うとさみしい…。
さて、試験期間ということで、ブログ部の皆さんも続々とテストやレポート提出が終了していますね。
そんな中、私も先日、大学生活最後のレポートを提出してきました。
卒業論文を経ると、「えっ、本当に二千字でいいんですか?」とそわそわした気持ちになります。
変なところで成長を感じる…。
*
私には今年大学受験をする従姉妹がいます。
そちらの家とはそんなに親戚付き合いをしていないので、彼女がどの分野を学びたいと考えていて、どの学校に行きたいと考えているのかは伝聞でしか知りません。
けれど、大学受験に挑む彼女がどんなに不安な気持ちでいるかは、自分も経験したことですから理解できます。
このブログを見てくださっている受験生の皆さんも、大学受験という関門に際し、悩み、不安に感じていることと思います。
そんな自分を最後に助けてくれるのは、やっぱり自分。
それはもちろん当然だと思います。
悩み、不安に感じながらも、努力した自分を信じないで受験には挑めません。
けれども私は、受験というのはそんなに孤独なものではない、とも思います。
高校時代、この日本女子大学に進学が決まった時、私よりも喜んでくれた家族や、高校の友人、先生のことを今でも思い出すことがあります。
大学が決まったことももちろん嬉しかったですが、それよりも、私のことを自分のことのように喜んでくれる、不安に思っている自分を黙ってずっと支えてくれた人たちがいたことが本当に嬉しかった。
受験に挑む時、確かに皆さんは一人かもしれません。試験の場において頼ることのできるのは、積み重ねてきた自分の努力だけ。
けれども、皆さんの後ろには、そんな風に不安を抱える皆さんを支える人がついてくれています。
家族や友人、先生。人によってはもっとたくさんいるかもしれません。
たくさんの人が、皆さんが望む結果を掴むことができるのを祈ってくれています。
大学受験が終わって、一息ついたら。
是非、家族や友人、先生たちに、「ありがとう」と声をかけてみてください。
皆さんを支えてくれた人たちの、とても素敵な笑顔が見られるはずです。
*
日本女子大学の一般入試も差し迫ったこの時期、夢へ向けてがんばる皆様にエールを送りつつ、私自身も自分の将来へ向け努力していきたいと気持ちを新たにしています。
まだまだ厳しい寒さが続きそうですが、夜は暖かくしてお過ごしください。
わか
煩悩の40番目
もうね、早い。
昨年から思ってたんですけど、うちの大学は授業開始が早すぎる。
冬休みが先月26日から今月4日までって。約一週間って。
1、2年時は無情にも「冬休み明け提出で」と突きつけられる大量の課題を前にひんひん泣きながら取り組んでましたよ。
そもそもなんていうか、まだ正月じゃないですか。
テレビの特番も正月の興奮冷めやらぬ感じじゃないですか。
まだいけるよと。まだまだ正月本腰入れてないよと。
ここ数年、3日にアルバイトが入るようになったせいで、おせちとかお雑煮とか正月らしいことゆっくり楽しめてないよと。
世間様はもう仕事始めで気忙しいというのに、こんなことばっかり考えてます。駄目大学4年生のわかです。
あけましておめでとうございました。
今年度も当ブログを御贔屓に。
*
大晦日、皆さんそれぞれさまざまな形で過ごされたかと思います。
一足早く初詣に行く方、カウントダウンコンサートに行く方、自宅にて受験勉強のラストスパートをかける方…。
皆さんがそれぞれの大晦日を過ごしているそんな中、私は年明け直前、鼓膜をぐわんぐわんと震わす鐘の音を間近で聞いておりました。
108回…はさすがに寒くて無理だったのですが、60回くらい。
そう、除夜の鐘であります。
昨年は体調不良でお休みしましたが、今年は行ってきました除夜の鐘突き。
栃木県某市某町に響き渡った某寺の40番目の除夜の鐘は、2010年は私の担当。
ごいんと突いて皆々様の煩悩払ってまいりました。
大きく音を鳴らすには、撞木にぶら下がった紐を短く掴み、一度ゆっくり振りかぶって勢いをつけた後に思い切り打ちつける! …実に普通ですが、これがコツ。
ためらってはいけません、煩悩が払えないですからね。思い切りが大事です。
そちらでは鐘をついた人に手作りの甘酒と市販のお菓子を無料で配布してくださっているのですが、
毎年鐘を突きに行くたび、兄と一緒に「一体いつまでお菓子を貰って許されるのか」とチャレンジしています。
今年も兄が貰えてたし私もまだ…まだいけるかな…うん…。
甘酒もお菓子もおいしい、いい年末でありました。
*
そんな感じで煩悩払ってきれいな正月を迎えたはずが、これです。
この冒頭の煩悩丸出しの文章です。
煩悩払い足りなかったか…。
およそ一ヶ月(二年間)の戦い
「寒い」が友人と会う際の挨拶になりつつあります。わかです。
年末と言うことで帰省中、そのため地元の友達とプチ同窓会なんぞを開催したりしております。
みんな元気いっぱいにやっているようで嬉しい限り。
久々に地元に帰って改めて思ったのですが、東京の寒さと地元の寒さは何か違う。
地元の寒さは、何だか底冷えする寒さなんですよね。
寒さにも種類があるというのは、何だかおもしろいです。
*
さて今更ながら、私の卒業論文の話をば。
行き当たりばったりな自分の性格からして、ぎりぎりまで終わらないだろうなあと思っていた卒業論文。
他の研究題材に浮気をしていたため(笑)、最終的な主題と目次が正式に決定したのは11月中旬、と極めて遅いスタートダッシュでしたが、実際に書き始めてから終わるまでの期間は短く、意外にあっさり終わりまってしまいました。
12月の頭には教授からGOサインをいただき、誤字脱字を見直して、提出日一週間前には製本に出していました。
そう考えると、卒業論文作成に取り組んだ時間は一ヶ月程度ということになりますかね。
短いと思われるかもしれませんが、私が卒業論文の主題とした題材は、大学二年の終わり頃から地道に研究していた物でした。
そのため、一ヶ月で書き終わったのは卒業論文の下地がすでにできていたからだと思われます。
卒業論文は大学四年間の集大成。本当にそうだと思います。
「一ヶ月程度で終わってる人もいるんだ~」と甘く見ては泣きを見るかと…。(笑)
なんだかんだで、卒業論文提出までの一ヶ月間は文学とゆっくり向き合えた楽しい時間でした。
またこういうゆっくりした時間をもちたいです…が、締め切りが迫るキリキリ感は正直もう勘弁して欲しいです。
されどもこの人
終わったー。
終わりました、私、わかの観世流能楽研究会での最後の舞台。三輪。
初っ端から立ち位置を間違えたり、戻るときに裾踏んでこけたり、打ち上げで気持ちよく酔っぱらったり、酔っぱらいすぎて打ち上げ後カフェに連行されたり(酔いを覚まさせないと家に帰せないとの同級の判断)、まあ私らしいといえば私らしい終わり方でした。
いや…いつもこんなことしているわけではないんですが…目標としていた「女らしい」「気品ある」立ち居振る舞いができていたかは推して測るべしというところでしょうか。帰るまでが遠足です。
沢山のOGの方々ともお会いでき、久々に後輩気分を味わったりもしました。(笑)
もう余程のことがなきゃ舞台を踏めないんだなと思うと、なんだか寂しいです。
しかし今の私には足袋と扇、この四年間培った練習経歴があります。
舞台に出るのは無理でも、細々と続けていけたらいいなあ。せっかくだもの。
*
終わって早々、新入生が自分がやった仕舞の反省点を色々挙げているのを見て、ああ私もそうだったなーとなんだか懐かしくなりました。
練習すれば練習するほど本当に完成に近づいてるのかわからなくなる、「ここはおかしいんじゃないか」「ここはもっとできるんじゃないか」、粗がどんどん見えてきて不安になるんです。
先輩にお褒めいただいてもいまいち信用できず(笑) 注意されるとすごい堪えるんですけどね…。
やっぱり何がいいとかどれが悪いとか明確なものではないですから、満足しちゃったらそこでお終いですからね~。
慢心は敵!
能研の活動を通して、色々学んだものがあります。
楽しいことも嫌なこともいっぱいあったし、迷惑をかけたこともかけられたことも沢山。
嬉しかったことより大変だったことの方が多かったし、今となってみればもっと上手くできただろうと思うことも山ほどあります。
正直、大学生活でこんなに様々なことが学べるとは思わなかったです。
良い先生にも同級にも後輩にも恵まれて、本当、贅沢な日々でした。
感謝。
*
なんかすっかり卒業するみたいなまとめになってしまいましたが(笑)
まだまだ卒業まで日はありますので、邪魔な四年としてガンガンお稽古やら練習に出たいと思います。
しかしとりあえずは目前の…卒業論文…っ!
○わか○
人と出会うということ
土曜日の台風による大雨を経て、とうとう家に一本も傘がなくなりました。
これはつらい。
同じ日に二回盗まれた(一回盗まれて、買った後もう一回盗まれた)以来の衝撃です。
本当に都会は怖い。
今のタイミングで大雨降ったら、私家から出られません。
雨が降るのは新しい傘買うまでもうちょっと待ってください…。
*
今日は、こちらでは一回もしたことのないアルバイトの話をば。
高校生の皆さんも「大学になったらアルバイトがしたい!」とか、「もっと違うアルバイトがしてみたい!」とか、色々考えてらっしゃるのではないでしょうか。
私がしているアルバイトはまあいわゆる接客業なのですが、接客業といってもちょっと特殊。
私わかは、一年の夏から、とある能楽堂の受付アルバイトをしています。
*
能楽堂という性質上、いらっしゃるお客様は基本的にお年を召した方が多いです。
公演が行われるのは基本的に土日が多く、時々平日、という感じ。
平日はどの能楽堂でも学生券で安く見られる公演が多いので、「ちょっとどんなものか見てみたいな~」という人にはおススメです!(宣伝)
この受付バイト、意外と奥が深い。
一番バタバタするのは、当然ながら開場前~開演まで。
チケット関連の準備したり、アナウンスの練習をしたり、当日配布のパンフレットを組んだり、時間の確認をしたり、座席に必要な目印を付けたり。
チケットの種類を確認してそれに合わせた案内(全自由席の公演の場合、「本日は全館自由席です」など)の練習をしたり…。
開場後もやることはたくさん。
ご来場なさるお客様にチケットを販売したり、そのチケットを切ったり、「本日はご来場くださいましてありがとうございます~」というアナウンスをいれたり、お客様をお席までご案内したり、お客様のお荷物を預かったり…。
開演してしまえば少し落ち着くのですが、チケットを切る時は本当に千手観音くらい手がほしくなります。ぶわっと。(笑)
能楽堂での公演は、その日の一回限りです。
他の舞台のように、何週間も同じ演目をやることはありません。
その日だけ。その時間だけ。その場所だけで行われます。
一発勝負、お客様はもちろん演者の方々にとっても貴重な時間。
そんな貴重な時間の受付をさせてもらっている。
そういう気持ちで挑むようにしています。
そんな一期一会なアルバイトをやっていると、本当に色んな人がいるんだな~と感じます。
アルバイトの先輩が「色々な人と会えるから接客業は面白い」と言っていましたが、本当にそうだと思います。
色んな人と接して、色んな出来事が起きて、同じ公演なんて一つもない。本当に飽きない。
長く続けるにつれ責任が増え、色んなことにぶつかりつつ取り組んでいますが、いい経験させてもらってるな~と強く思います。
アルバイトって、大学とはまた違う経験の場ですよね。勉強になります。
余談ですがたまに公演を見に本大学の教授もいらっしゃったりすることもあり(笑)意外な出会いに驚かされたり。
いや本当…日文の教授に会った時は肝が冷えました…こいつは下手なことはできないな! と…。(笑)
*
長くお世話になったこのアルバイト、も卒業までもう少し。
色々なものを得て、色々なものを残せていけたらいいな、と考えています。
○わか○
つまっているもの
卒業…素敵な響きです。
早いもので、来年の3月には卒業式を迎え、私わかもめでたくこの日本女子大学を卒業……する見込みです。
単位は足りているので問題はないとして、卒論……いえ当然提出する心づもりで挑んではいますが、もし、万が一、最悪の場合! 卒論が出せなかったとしても、今現在住んでいるこの学校から近くも遠くもない微妙な距離の学生マンションを離れることは、家庭の事情により確定しております。
すわそのための準備をしておくか、ということで、最近、ちょこちょこ自分の部屋の整理を始めました。
いざ整理し始めたはいいものの、なんといいますか「いったいどこにそんな荷物があったんだ」というような物量に正直唖然。
ここに引っ越してきた時は、服くらいしか荷物になるようなものはなかったはずなのに…。
この、学校から近くも遠くもない微妙な距離の学生マンションに住んで早4年。
物って案外たまるもんなんですね…正直、実家の自分の部屋より物がある気がします。
「どうせ出ることになるんだから」と思ってあんまり物を買わないようにしていたはずなんだけどな…。
服やカバン、印刷機、サークルの舞台のために初めて買った着物セット一式、就職活動で使った問題集、授業で使った教科書やレジュメを詰め込んだファイルなどなど…。
とくに授業に関するものに関しては、ついつい発掘するたびに見返して、「おおこの授業懐かしい…」と思い出に浸ってしまいます。
卒論に使えそうな昔の資料を見つけるといった素敵な出会いもあったり、なんだかプチ宝探しの気分。
こうして整理をしていると、私の大学4年間の思い出がまるまるこの部屋に詰まっているんだなあと思い感慨深いと同時に、「どうするんだこれ」という気持ちになります。
本当…どうするんだこれ…この大量の荷物を…。
そんな感じでよくある掃除の罠(例:掃除を始めていたと思ったら長編漫画を読んでいた)に引っ掛かりまくっているので(笑)、整理はまだしばらくかかりそうです。
年内には何とかしたい心づもり。
○わか○
従姉妹と私
先日のまなみさんの記事を見て、
「ああ、一般的な日女生にとって目白祭準備期間は長期のお休みなんだったな…」
と思い出しました。
この大学に入ってから私にとっての目白祭期間といえば、低血圧なのに早起きをしまず練習、昼になれば学食を食べ、午後になったら先輩方の厳しいご指導のもとさらに練習を繰り返し、練習が終わり帰宅するのは日がとっぷり暮れてから…そんな張りのありすぎる期間だというのに…。
今年は四年生なので舞台は無し。こまごました手伝いと、当日の受付のみ。
舞台を出すのはいつになっても本当に緊張しますからね…後輩には頑張ってもらいたいところ。
しかし懐かしい…一年の時は「目白祭期間暇だし旅行に行ってくる!」「博物館行ってくる!」「全力で遊んでくる!」という友人たちを羨ましく思っていました…。
二三年の時は準備やら委員会との兼ね合いやらで忙殺されてそれどころじゃなかったけれども…懐かしすぎる…。
そして、こっそり宣伝。
観世流能楽研究会の目白祭自演会は、豪華他大学賛助の方々をお迎えし、目白祭2日目の24日(日)、成瀬記念講堂で15時から行います。
目白祭において女子大らしく華やかな雰囲気を楽しむのもよろしいと思いますが、能楽のピンと張りつめた空気を味わうのもなかなかできない体験かと思いますので、お時間あるかたは是非足を運んでみてくださいね~。
*
先日、同い年であり同じ大学4年生の従姉妹から急に電話がかかってきました。
何かと思えば、「卒論の考えがまとまらない、手伝ってくれ」とのこと。
彼女は私とまったく違う学部学科に所属しています。
そのため、卒論の相談と言われても研究対象がまったく違う。
彼女の話を聞いていて、対象が違うとこうまで考察の仕方が違うのかととても驚きました。
テーマへのアプローチ法が全然違う…。
「ああじゃないか」「いやこうじゃないか」「そうかも」「いやでも…」と進んだり戻ったり脱線したりしながら話し合い、結局午前一時頃まで電話をしてしまいました。
彼女の取り扱うテーマ自体は身近なものなので理解できるのですが、分野が違うことを一生懸命考えすぎて終わった頃には頭がくらくら…。
でも、自分の中で抱えている問題を、たとえそれを良く知らない人相手でも話すだけで随分楽になったり、考えがまとまったりするんですよね。
こっちもその話を聞いて、「ああそんな考え方があるのか」「なるほど、分野は違うけどこっちでもそういう方法を取り入れてアプローチしてみたら面白いかもしれない」と思ったり。結構な刺激になりました。
教育実習を経験して感じたことでもあるのですが、人に話したり説明することや、その話を聞くことって、物事を深く理解する上ではとても重要だったりするんです。
話の合間合間、「早く終わらせて卒業旅行の計画を立てよう!」「終わったら力いっぱい遊ぼう!」とお互いを励ましあいました。
今、この日本に同じ思いを抱えている大学四年生がどれほどいることか…。(笑)
まあ、「できるのかな…」「終わるのかな…」と言っている場合ではなく、「やるしかない」「終わらせるしかない」んですけれども。
今度は従姉妹に私の卒論に協力してもらおうと思っています。(笑)
○わか○