ドライブ最高映画!!

こんにちは。ほたるです。
最近、車の免許を取るために教習所に通っています。
今日は仮免で始めて路上に出ました、、、。いやぁ、怖い、、、車は凶器。人とか自転車とかすぐ飛び出してくるからまじ怖いっす。

いやぁ、映画に出てくるドライブシーン見てると普通の運転なんて楽なんじゃ!!?って思ってしまいますが、全然そんなことありません!
車を自由自在に操るドライバーって本当に凄すぎです。
尊敬しかできない、、、。

そこで今日はドライブ映画について書こうと思います!

おススメとかになると、人の好みによるし、参考にした人にガッカリされるのは辛いことでは???と思ったので、とりあえず私がハートを撃ち抜かれた映画紹介します!

まず最初は???

デンンン!

『ブルースブラザーズ』!!!!

 

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いえーーい!この名前を聞いただけで踊りたくなる最高の映画!!

1980年にジョン・ランディスが監督した、超超超有名なコメディ映画です。
黒いハットに黒眼鏡、黒い背広のデブとノッポの2人組がロックンロールのために、歌って踊ってカーチェイスして暴れまくるはちゃめちゃムービーです!!!!

はちゃめちゃコメディでありながら、
伝説のシンガー、レイ・チャイルズや、近年亡くなったアレサ・フランクリン、ジェームス・ブラウンなどの、神様級のソウルシンガーが次から次へ出てくるハイパー音楽映画でもあるこの作品!!
その中でもカーチェイスはもうちょっとよく分からないくらい、車をボロボロにする激しいもの!
ショッピングモールに飛び込んだり、高いところから落っこちたり、もう意味がわからないものです!
おもちゃ箱をひっくり返したみたいなハチャメチャ映画でありながら、なぜかちゃんと終わるし、すっごく笑うし、すっごくワクワクする映画なのです!
次に紹介するのは『ベイビードライバー』!!

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つい最近2017年に公開された、エドガー・ライト監督作です!
あ、ちなみにこれ、めっちゃ人気のドライバー映画、『ドライヴ』にリスペクトして作られた映画みたいです!
『ドライヴ』は一部の(だと私は思ってますが、、)人々に熱狂的支持を受ける、渋い、ハードボイルドなドライバー映画です。
私はあまりピンとこなかったんですが、『ベイビードライバー』はこの映画があってこそ撮られたそうです!ですからきっといい映画に違いありません!最高ー!!

さて、『ベイビードライバー』の主人公は最高に爽やかな青年。
彼は卓越したドライビング技術を生かし、運び屋や強盗の運転手など、危険な仕事をしています。
しかし、その仕事のこなし方がとにかくスタイリッシュ!!!!
どんなドライブか、その雰囲気に合わせて自分で作ったセットリストでポップソングをガンガン聴きながら運転するんです!
イヤホンでめっちゃ聴いてる!!!!
それ法律違反!なんて、今気がつきましたわ!言うだけ野暮ですね!!!!
(や、本当に危険なことなんで、まさかとは思いますが絶対やっちゃダメです。)
とにかくかれは音楽に合わせて、時に軽快に、時に優雅に、時に大胆に!ガンガンとドライブをかましていきます!!
その姿がとにかく美しい、、、!!!!!!

スクリーンで見たときの至福よ、、、。
また味わいたいぜ!

ということで、気がつけばどちらも、ドライブだけでなく、音楽映画でもありましたね。
や、音楽とドライブはどうやら最高の相性みたいです!

私もいつか、カーステレオから流れる曲を聴きながら海岸線を車に乗って走っていきたいーーー!
きょうは以上です!
ほたる

似合わないことをしてみました

こんにちは。

最近は卒業論文に追われる毎日です。もうすぐ締め切りですが自分を信じて、ガンガン書き進めております!!

最近、四年生が就活中だった頃を振り返って、後輩にアドバイスしているみたいなので、私もこの場を借りて、就職活動について書いてみようと思います。

当時のこと(半年しかたってませんが1年くらい前のことみたいな気持ちでして)思い出してみようと思いまして、映画『何者』を観てみました。冒頭から説明会、SPI、面接試験、、、。

うううううう!!胸が苦しい!!ということで、20秒くらいで観るのをやめてしまいました。

はあ、、。わたしにとってはR指定のホラー映画よりよっぽど恐ろしい映画でした。しかし、周囲に聞いてみると、共感できるとても良い作品だそうです。案外、就活という答えのない戦いの、限りなく正解に近いものは、もしかしたら佐藤健とか有村架純が教えてくれるかもしれません。オススメです

さて自分の就活を振り返ってみると、いやあ、まず、”やりたいこと”というのを見つけることが大変でした。

ざっくりと「こんなことをしたい!」という気持ちがあり、様々な企業に申し込みましたが、同じような職種でも、企業や細かい分野の違いによって、その目的や目指すもの、「どうあるべきか」というビジョンは全く違うんです。同じ職種だからといって、エントリーシートをコピペで完成させる、なんてことはまず無理でした。夫々の企業のオタクにならないといけない。表面上のイメージで語ってると、人事の方も見抜いてしまうようで、興味がない企業を受けても大体は落ちてしまいました。

逆に、本当に好きで、シンパシーを感じることのできる企業の方とは面接中の話も弾みますし、いい結果を得ることができました。

ようは何が云いたいか、というと、「企業研究がめちゃくちゃ大事!」ということです。それは単に、IR情報を頭に入れておくとかいうのではなく、

企業のどこが好きか、他の企業ではなくその気企業にしかないものは何か、ということをかなりディープなレベルで語ることができるようにしておくことが大事だということです。

さらに、就職してから何をするのか」ということもガンガン語ることができるといいと思います。本当に具体的に語ることができないと、会話が終わってしまうので、語る為の情報収集、熱意を表すエピソードの準備は欠かせません。皆さんが、普段大好きな映画やマンガやゲーム、小説、詩歌、舞台を語る時と同じくらい、知識を総動員する必要があるんです。(幾つもの手抜き就活の失敗から学びました)

説明会、インターンシップは、アニメ好きにとってのコミケ、映画好きにとってのトークショー付きの上映会、アイドルヲタにとっての握手会、ロックファンにとってのフェスみたいなもんです。

より、相手について知る為、愛があることを示すために行く場所なんです。だから、行けたら絶対いった方がいいです。だから就活は早めにはじめた方がいいんですね。5月とかに気がつきましたよ。

ということで、経験値の少ない元就活生からの精一杯のアドバイスでした。

今から初めてもガンガン調査研究すれば大丈夫です。就活生の皆さん頑張って下さい。

 

ほたる

 

マイブームについて

最近はまっているのが、アメリカンニューシネマを観ること!!

実は、映像論という授業をうけていて、その中で、『イージー★ライダー』(1969年)が出てきたんです。昨年にも一度観ていたその映画はわたしにとって、ちょっと苦手な作品でした。ピーター・フォンダやジャック・ニコルソン、デニス・ホッパーといった、当時を代表する俳優も出ているし、流れる音楽はどれもかっこいいし、国道66号線の景色はめちゃくちゃ雄大です。でも、主人公たちが何に絶望してるのか、なぜ薬物を神聖視してるのか、なかなかに、謎が多すぎる映画だったんです。

そのため、授業で扱うときいた時には、やっとあの映画がちょっとでも分かるかも知れない!!とおもいました。

解説を受けてから観ると、、、、、。

なんか、思ったよりすごい映画。

わたしたちが観ている現代の映像作品に大きな影響を与えた映画だったんです。

同時代に撮られた『俺たちに明日はない』『卒業』といった映画とともに前時代に撮られたハリウッド映画にNOをつきつけるそんざいとなっています(らしい、、)!

という事で、ニューシネマ入門編という事で、『イージー★ライダー』を制したのでこっからどんどん掘って行こうと思ってます。

ちなみに先月末にやっていた『2001年宇宙の旅』IMAX上映にもいって来ました。大きいスクリーンで観て本当に良かったです。いやああアガるーーー!

そして、冬が近づいてきましたね。新作ホラーも目白押しとなっています。なにか観たらまた報告します!

 

ほたる

ホラー映画のススメ!!2

さて、前回は女性がまだまだ生きにくい昨今、前を向いて生きて行く為のカンフル剤こと「スカッとするホラー映画」について書きました。中級編まで紹介したところで終わっていたので、今回はその続きです。

復習しておくと

初級編 『クワイエットプレイス』2018年

中級編 『サプライズ』2011年

となっておりました。どちらも心おどる傑作となっています。どちらも10月23日の記事で詳しく触れているのでチェックしてみて下さい!!

さて、そんな中、もっともごり押ししたいホラー映画は!?

 

さぁ、いよいよ!上級編!!デデデデン!

『ホステル2』2007年 イーライ・ロス監督

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イエエエエーーイ!我らがイーライ・ロスの傑作ホラーです!これは色んな意味で上級編です!まず、お気づきかもしれませんが2なのです。一作目を観るという壁があります。特に今回紹介する映画は、一作目の直近の続編となっている為、『ホステル』2005年 を観てから観た方が断然楽しめる作品です!

しかし一作目から面白い事請け合いなのでまあ、跳び箱三段相当の壁です。ホラー好きなら簡単に超えられると思います!

まずコピーに注目。「私の命、売ったのは誰だ。」

めっちゃ怖い。命なんて、自分が握ってると確信できる一番の財産じゃないですか。しかし、この映画ではそんな甘ったれた常識は、がんがん踏みにじられて行きます。

この話、舞台はヨーロッパ。イタリアで絵画について勉強中の女の子が三人、ちょっとアブナイ旅でもしてみようか!と言う事で東ヨーロッパに旅行に行きます。

同じヨーロッパと言えど、つい最近まで鉄のカーテンで閉ざされていた異国の地は、彼女たちにとって未知の世界。目的地に向かう間にも列車で盗難にあったり、ヤバそうな男たちにつきまとわれたりとトラブル続きです。

観てるこっちが画面のスイッチを切って逃げ出したくなるような不穏さを引きずる中、三人はある美女に出会い、彼女の案内で小綺麗なホステルに泊まることを決めるのですが、、、、、、、

何とそのホステル、宿泊客をオークションに賭け、競り落としたお金持ちに、その宿泊客を殺す権利と場所を提供する闇の組織が運営してたのです!風刺が効きすぎですね。

一作目を観てるこっちからしたら常識っすよ!!ホステルとかダメでしょ!絶対!アブナイ旅行とか軽々しくやったら火傷程度じゃ済まされないって!!!!

『ホステル』みて予習しろ!!と画面の前でいくら叫んでも、女の子たちに聞こえる筈もなく、、、。一人また一人毒牙にかかってゆくのです!「え、どこがスカッとするの!?」と思ったそこのあなた!大丈夫です。観たら絶対スカッとするから!それ以上言えません。

いえるとしたら、この映画こそ、「女なめんなよ!!??」と心から言える最高の作品だということ。この言葉は、「性別」という誰が引いたか分からない線にとらわれて、人を決めつけ、見下す全ての人間に対する言葉です。それこそ性別なんて問わずに!

 

さて、今回紹介する映画は以上です!ホラー映画と聞くとそれだけで引いてしまいがちかもしれませんが、少しでも心の琴線に触れる一作があったら観てみて下さい!ただし、無理は禁物です!!

 

 

 

ほたる

ホラー映画のススメ!!

ハリウッドが#me too運動で吹き荒れたり、ニュージーランドの首相が赤ちゃんを連れて議会や国連に出席したりと、女性の権利について改めて見直す動きが盛んになっている近年です。しかし、日本では、老舗出版社の雑誌に痴漢行為を擁護する内容を投稿する「有識者」がいたり、入試の結果を改竄されていたことが分かったりと、女性の存在は何かとないがしろにされがちであるというのが現状です。

そんな世知辛い世の中を生きて行く為に、今回は「女が観てスカッとするホラー映画」を紹介しようと思います!!というのも、ホラー映画って、弱いと云われているもの、周りから舐められてきたものたちの反逆を描くアツい物語が多かったりしちゃったりなんかするからです。

初級編!!デデン!!

『クワイエットプレイス』2018年 ジョン・クラシンスキー監督

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今年公開された、できたてほやほやめの映画です。「音を立てたら、即死」というキャッチコピーが最高にかっこいいのですが、観てみると、実は家族の物語なんです。音に反応して襲ってくる未知の生命体とそれに立ち向かうある家族の、静かな戦いの物語。

中でも注目して欲しいのが、お母さんと長女の女の子。何故かって、だって!お母さん役のエミリー・ブロントのお腹が大きくなってるんですよ!しかも!長女は補聴器つけてるんです!

妊娠してる=出産しなきゃ!=爆音イベント必須!

耳が聞こえない=危険を察知しにくい=生き残りに圧倒的不利!

これだけでこの家族、生き残れるの!??とハラハラしてしまいます。。音をたてたら即死なので、殆ど無音状態の様な演出なんですが、映画館ではもうずっと心臓がバクバクしっ放しでうるさいくらいでした!

で、どこがスカッとするのか?というと、、、ラストシーンです!!としか言えません。今書いた事以上の事を書いたらもう全部、物語の核心です。なので是非、実際に観て確かめて下さい。ちなみにこの映画は年齢制限もありませんし、誰でも観れる娯楽映画です。怖い映画が苦手な方も楽しめる一作なので挑戦してみて下さい!

 

つづいて中級編!!デデデン!

『サプライズ』2011年 アダム・ウィンガード監督

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ちょっとくらい怖い方が好き!何ならちょっとホラーに興味あるよ!という人にオススメの映画。

余生を田舎で過す両親のもとに集まった、子供たちやその恋人たち。お母さんの誕生日を祝い、優雅な晩餐をしている彼らを、動物の仮面を被った強盗集団がいきなり襲いかかってきます!久しぶりの楽しい夕食が忽ち阿鼻叫喚の地獄と化す!そんなとき、強盗に立ち向かうため名乗りを挙げたのは、長男が連れてきたシャイでカワイイガールフレンドでした!

このカワイイ女の子がもうべらぼうにつよい!!!!ヤバいんです!屋敷にある様々なものを使って強盗に立ち向かって行きます!そんな彼女に強盗だけでなく、生き残った家族もタジタジです!

まさに、舐めてた相手が最強でした!!って感じで観てるこっちも「ごめん!そんなに強いなんて思わなかったよ!応援するから許して!!」と命乞いするレベルです!

一方の強盗もまあ強い!ってことでお互いの実力が分かったら、さあ、ガチンコ対決が始まるのです!!どっちが勝つのか!!誰が勝つのか!是非ご覧になって確かめてみて下さい!

今回はここまで。次回、上級者編です。乞うご期待!!

ほたる

 

NEWCOMER!!!!

いやあ、4月です!初めまして。ほたると申します

4月、それは新しい始まりを知らせる季節。高校生が大学生になったり大学が社会人になったり、そして3年生が4年生になったり!なんてこった!私もついに最終学年です!それだけじゃないんです。4月3日は私の誕生日!!新学期と一緒に年をとるのが私の運命なのです、、、(めっちゃかなしい)知り合う前にもう誕生日が来てるのでプレゼントとかあんまり貰えません!

そんな私を祝ってあげられるのは、、、そう私です!!今年は就活もするし、卒論もあります!ああがんばってほしいなああ!背中をおしたいなあ!と言うことで大奮発して新しいヘッドフォンを買っちゃいました!!

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ひゃーー!!かっこいい!!ワイヤレス!?はあああ!欲しい!ということでかってしまったこちらのヘッドフォン。最高です。新学期も就活もこれで大丈夫(根拠はないけど!)こいつと一緒に最高のラストイヤーを過ごすぜ!

 

ほたる

乾いた肌にはNIVEAを!乾いた心には『シェイプオブウォーター』を!

こんにちは!

そろそろ春めいてきましたね。この季節、賛否両論ありますが私は好きです。

ところで、先日久しぶりに映画館に行って参りました観た作品は現在めちゃくちゃ話題になってきている作品『シェイプオブウォーター』です!!いえーい!祝オスカー!作品賞!監督賞!やったね!!

この映画の監督であるギルレモ・デル・トロ監督は実は私の大好きな監督でありまして。

『パンズラビリンス』『パシフィック・リム』などの監督です。きらびやかな映像美や特撮の手法が特徴的な監督で、その作品には大人向けのアドベンチャー、おとぎ話を映画作品として多くの良質なヒット作を発表いています。

そんなデル・トロ監督の最新作、『シェイプオブウォーター』は魚人と人間の女性が恋に落ちる、特撮ホラーラブロマンスファンタジー作品です!!!

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あらすじ→1960年代、アメリカの宇宙開発局で掃除婦として働く、喋ることのできない女性が研究対象として運び込まれた魚人と段々と心を通わせるが、、、。

この映画、幻想的な設定でありながら、現在の世界の状況を色濃く反映させています。女性の働く開発局は重役は全て白人。一方で掃除婦などの汚れ仕事は主人公を始め、アフリカ系やヒスパニック系などの社会的弱者です。そして魚人はメキシコから運ばれてきているという設定。

メキシコといえば現在アメリカとの国境においての緊張が続いている国であり、監督の出身国でもあるのです。デル・トロ監督がまさに今感じている危機感を反映させたキャラクターであることは間違いありません。

そして、ここで描かれていることは世界が抱える問題であり、日本に住む私達にとってもとてもみじかな問題なのです。

公開された当初から観たくて仕方がなかったのですが、先日やっと観ることができました。みた感想は、、、。

陸上でも水中でもずっと、水の中で撮影しているような独特の柔らかさがある映画でした。

1960年代あたりの時代設定と展開からは、60年代に抱えていた問題が今、また改めて大問題になっていることが示されているようで、監督の現代社会に対する危機感が痛いほど伝わるものである一方で、主人公たちの無垢なやりとり、心の通わせ方の描写が素敵だし、ギレルモ・デル・トロ監督作に共通する、夢と現の境界の曖昧さや、それにより示される光が心を温めてくれるような映画でした。素敵な映画。最高です。

私にとってはめちゃくちゃに大切な映画になりそうです。

ジャンル映画だと肩肘張らずにぜひ映画館で観てみて下さい!

 

ほたる

冬こそぽかぽか!

そろそろ2017年も終わりという時期がやってきました!!いやあ、毎年のことながら、光陰矢の如し!やろうと思ってきたことができなかったり、後からおもえば、こうしておけば…と思うこともあったり。でも一方で、思いがけないチャンスを手にしたことも想像もしなかった体験が出来たりもしました!ま、結局今年も去年と同じように色々あったけど「よいお年」になりそうだということです。

ということで今回は「結局、人生っていいよね」そう思う映画を1本紹介しようかと思います。

題名は『フォローミー』。私のお母さんが小さかった頃にはよくテレビで流れてたみたいなんですが、ソフト化されたのは最近になってからみたいです。ちなみに全国のTSUTAYAで簡単に借りて観ることが出来ます!ヤッターー!

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物語はロンドンに住む会計士でバリバリ仕事の出来てしまう紳士なんですが、一つ悩みがありました。それは少し前に結婚したアメリカ人の若い妻に関することです。知り合いもいない筈なのによく外出していること!怪しい!そこで会計士は探偵を雇って妻の素行調査を依頼します。

この会計士の妻の役を演じるのがミア・ファロー!ショートカットがとっても似合うかわいらしい女性です。この映画ではいつもエスニックな雰囲気の服装で少年みたいな女の人を演じています。実は彼女、別に浮気しているわけではなかったんです。あ!これは全然ネタバレじゃないので!物語の中心はこの点ではないんです。ミア・ファローは知らない土地、ロンドンで夫との生活を始めますが、夫の知り合いは堅苦しい人々ばかりでなじめない。夫も結婚してからというもの仕事にかまけて彼女を放っておくようになってしまう。家にいても退屈な彼女はロンドン中を散歩するのが日課になります。ピーターパンの銅像を見たり、庭園に行ったり、ホラー映画を見たり。

そんなある日、ミア・ファローは自分の行く先々に現れる男性に気がつきます。白い上着に白いズボン、ヒゲを蓄えたスーパーマリオみたいな人です!最初は怖いと感じる彼女ですが、段々とたのしくなってきます。想像してみて下さい。スーパーマリオがとことこ自分についてくるんです。ちょっと笑っちゃいますよね。で、マリオはずっとミアにくっついてくるんですが、距離は保ったまま。言葉も交わしません。しかしある時、彼女がホラー映画のチケットを買おうとするとマリオが無言でそれを止めて、他の映画館に案内します。追う側と追われる側が逆転です!そして向かった映画館で上演されていたのはロマンスの代表、『ロミオとジュリエット』でした。これを皮切りに、スーパーマリオによるロンドン案内が始まります!

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会計士のかなり不器用な妻への気持ち、ちょっとだけ不器用な妻の思い、奇妙な男性との出会い。そこから見えてくるのは関係性を「保つ」ための努力の大切さかもしれません。一度築いた関係性っておろそかにしてしまいがちな所がありますが、それを保つこと、深めることがいちばん大事なんだと再確認させられる映画です。「ひょっとしたら、そこに言葉なんていらないのかもしれない。」無言の観光シーンはとっても可愛らしいと同時に、見る側にそんな問いかけをポンっとほおってくるようなシーンでもあります。

年末年始は家族があつまったり、友達やその他大切な人たちと過ごす時間が特に増える時期ですよね。ぜひ、このタイミングで観てみてください!

 

ほたる

ついに来た!!!!!全員暴走!!!!!!

こんにちは!!

いやーー!あついなあああああ!!!!!!!!!とにかくアツイ!!!!

多分皆さんもご存知だと思うんですがついにあの『アウトレイジ』の最終章が公開されました!!待ってた!ずっと待ってた!!!!公開前から前二作もバッチリ復習したし雑誌も買ったし、監督の出てるラジオも録音して何度も聞いて今か今かと公開の時を待っていた訳です!!!!!

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いやーー!!もう、ほんとによかったです!!かっこよかったああああああ!!!!!!

 

ん、、、?でもこの映画、ヤクザものだし怒号やら銃弾やら飛び交うし、女子大のブログで取り上げる映画じゃない、、、、??

 

いいえ!!!!!!!!そんなことはありません!!!!!

この映画は一般社会で起こっている事を極道の世界に置き換えている作品です。今回、大阪の一大勢力である花菱会と韓国の済州島から発せられ日本においても絶大な権力を持つ張グループとの間に起こった小さな火種から物語は始まります。この火種を利用して頭を倒し会の跡目を継ごうとする若頭や、それを蹴落とそうとする会長、手柄をあげて幹部に成り上がろうとする組長などそれぞれ腹に一物秘めたものたちの駆け引き、騙し合いが主な見せ場なんです。暴力というより、舌戦、金の動き、権力の移り変わりによって展開していくこの映画は今までのシリーズとはまた違った意味でハラハラが止まりません。まるで導火線に火がついた爆弾を互いに受け渡しているのを端から見ているような緊張感が映画全体を包んでいるのです。

監督はこの映画について「実社会のサラリーマンたちの間にもあるような出世のため、私利私欲のための駆け引きを暴力団の抗争に当てはめたのが今回の作品なんだ」と映画雑誌やパンフレットで語っています。

私達学生の間であっても小さな裏切りや水面下の駆け引きは日常茶飯事です。、、、たぶん。

新しく入ってきたやつがいきなりトップに立ってえらそうにしていたら勘にさわることだってあるし、あの手この手をつかって、ねらっていた立場になろうとしたりする。そういうの絶対ありますよね。

 

ちょっと興味わいてきましたでしょうか、、、?ちなみに最終章、バイオレンスは抑えめで、心理戦がほぼメインです。ということで、食わず嫌いで避けている人がいたら、恐る恐るおすすめしてます。

音楽も車も衣裳もかっこいいですし、なにより!日本の名優たちが見放題である事もおおきな魅力となってます!兎に角アツくて、それでいて乾いたとてもかっこいい映画です!『アウトレイジ最終章』映画館で観るチャンスですよ!

 

ほたる

秋の夜長に

こんにちは! 大学の授業が始まりましたね。ということは秋が来たってことですね。さて、段々と夜の時間が長引いてくるということです。秋の夜長に耐えられない…。眠れない…。そんなふうに思うことがあるかもしれません。でも安心して下さい。そんなときには映画を見ればいいんですよ。

家でみることの出来る映画。そういえば『ムーンライト』も『この世界のかたすみに』もレンタル開始しましたし、『ラビング』もおすすめだし、『シング』も大分よかったしもう何をみてもいいと思います!!でも実は皆さんに是非みて欲しい映画があるんです。高校生の頃でも社会に出てから少ししてからでもなく、大学生の、20歳前後の「今」みて欲しい映画があるのです。

それは『フルートベール駅で』という映画です。この映画、ある年の新年を迎えた直後にサンフランシスコ近辺のフルートベールという駅で実際に起こった事件を元にしている映画です。主人公のオスカーが大晦日を迎えるところから物語は始まります。彼はこの日誕生日を迎えた母にお祝いのメールを送り、恋人と一緒に娘を寝かしつけます。彼はとても子煩悩で朝には無締めを保育園に奥ってあげます。しかし、彼には問題がありました職がないために不本意ながら大麻の売人をしていたのです。お金がないため娘の母親とは結婚できず、新しい全うな職もなかなか見つかりません。

この日彼は色々なことを考えます。家賃を払わなきゃ。今すぐお金が必要だからヤクを売って金を作ろう。母さんの誕生日のお祝いにかにを買わなきゃ。全うな職が欲しい。いつか彼女と結婚したい。今は無理だ。足を洗いたい。刑務所に入った過去、その時の母や恋人の悲しみ、オスカーはそれらのことに思いを馳せ、ある決断をします。

その決断により一歩踏み出そうと決めたオスカーは母の誕生日パーティーの後、娘を親戚の家に預けて、恋人と友人たちと一緒に花火を観に電車で出かけます。だって彼はまだ22歳。遊びたい盛りの年でもある。そしてその帰り、電車に再び乗った彼はある小競り合いに巻き込まれて…。

 

この映画、冒頭に衝撃的な映像が流れ、そこから物語が始まります。その映像とは実際にフルートベール駅で起こった事件を電車の乗客がスマホで撮っていた映像です。白人警官が無抵抗の黒人青年を押さえつけ怒鳴りつけている映像です。この映画はこの映像に向かって物語が進むという構成になっています。

現在、アメリカでは白人警官や白人による丸腰の黒人への発砲事件が後を絶ちません。私はこれらの出来事をニュースで観る他人ごととして聞き流していました。黒人に対する思い込みってそんなことまでさせるのかあ。差別意識って本当に根深いし嫌だな。アメリカって以外と怖い国だなあ。と思った程度です。しかし、この映画では一人の全く同じ年の若者の1日に焦点が当てられており、この若者の悩み苦悩、新しい年への希望など、殆ど自分のことみたいに喜んだり悲しんだりしてしまいます。オスカーを「アフリカ系アメリカ人の男性」としてではなく「オスカーという一個人」として思いやり共感します。だからこそ、彼が向かって行く結末に対して、理論を超えた怒りと悲しみを覚えるのです。私は日本に産まれており、アメリカで起こっている人種差別に関して理解のおよばない部分もあるかもしれません。しかし、彼が新しい年に抱いた希望は分かります。恋人に対して、家族に対して抱いた愛情はわかります。娘を思う気持ちもわかります。そして何よりその新しい年をそれらの人々と分かち合えないかも知れないという彼の驚きと恐怖がわかってしまうのです。

大学生の今、観て欲しいと思ったのはまさにこの部分です。今、もしくる筈の明日を理由もわからず奪われそうになったら?そんなこと殆ど考えたことはないけれど漠然と将来のことを考えている今こそ観るべきだと思うのです。

日本でも様々なヘイトが飛び交い、背筋が寒くなるような事件が起こっています。段々とそういった行動が表面かし、それらをよしとする人々が堂々としている場面を観かける回数が多くなってきました。差別の問題は私達にとって他人事ではありません。もしかしたら自分の中に無意識に存在する発想かも知れないのです。そういったものから目をそらさず、向き合い、まずは自分で考えることが必要なのかもしれません。私にとってこの映画がそのきっかけになりました。あわよくば、皆さんにとってもきっかけとなる映画になればいいなと思います。

 

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