ロジクライの斜行について

こんにちは、ゆりかです。

今回は2019年6月2日11レースの第69回安田記念でのロジクライの斜行について扱います。

16番ゲートの後ろから、スタート直後に全力疾走してきたJRA職員に驚き、武豊騎手騎乗のロジクライが斜行したという説が注目されています。

実際にパトロールビデオを見たところ、やはり自分の真後ろでマジダッシュしたゲートスタッフに驚いて、ロジクライが斜行したように見えます。

というのも、発走直後に全力疾走した職員とロジクライの斜行が完全にシンクロしているように見えました。

私も知らないおじさんが物陰から急に出て来て、全力疾走で近づいてきたら、ビックリすると思います。いえ、ビックリを通り越してビビって逃げそうです。

馬の目は真横に付いているので、真後ろ以外の350度見えます。ちょうど17番ゲートが空いており、そこから疾走してきた職員に驚き、咄嗟に避けようとしたのではないか、というのがよくある説です。

また、馬は人間と違って近くのものがぼやけて見え、遠近感覚が人間より劣っていると聞きます。

それを考慮すると、ロジクライはいきなり全力疾走してきた職員が自分の死角に回ったように感じたかもしれません。怖かったでしょうね。

職員のマジダッシュが、ロジクライにとって斜行として表れたのかは、今のところ明言されていません。

馬は音に敏感で、耳を180度クルクル回し、接近してくるものの足音から方向を探ります。人の聞こえない超音波を聞くこともできます。トラブルも競馬の醍醐味で、「これも含めて競馬」だと考えることもできますが、臆病で敏感な動物として知られる、馬の後ろを全力疾走する行為は、改めた方がよいと思います。

16頭で行われたレースで、16番ゲートに位置したロジクライが斜行し、内の枠番15番ダノンプレミアム、14番アーモンドアイ、13番ペルシアンナイト、12番ロードクエストの4頭が不利を受け、武豊騎手は1日間(2019年6月8日)の騎乗停止処分を命じられました。

14番のアーモンドアイは1番人気(オッズ1.7倍)。15番のダノンプレミアムは2番人気(オッズ3.5倍)。夢の2強対決が期待されていました。

「1日だけ?!」と驚いた方も多いと思いますが、武豊騎手はロジクライの斜行を必死に止めようと手綱を一杯まで引っ張っている様子が確認でき、故意ではないことが分かります。

また、いくら騎手でも50キロ前後の人間が、400~500キロのサラブレッドを引っ張れる訳がないとコメントしている方もおります。

マックイーンの天皇賞(秋)時は、内の進路を選択したために、騎手自信が馬を導き斜行してしまった例ですが、

今回は騎手ではなく、馬のロジクライ自身が選んだ進路だと考えています。職員が左から走ってきたので、右に逃げようとしたのではないでしょうか。

斜行の原因について、武豊騎手は次のように述べています。

武豊騎手「スタートして1歩目は真っ直ぐ出たんですが、物見して内に寄れてしまい3、4頭に迷惑をかけてしまった。申し訳ないです」

「物見」とは、馬や人の影など、何か動いたものや他のものに注意を向けること。

この「物見」こそ、スタート直後に後ろを颯爽と駆け抜けた職員ではないかと言われています。

さらに、武豊騎手の制裁が軽いのは、この職員のダッシュが関係しているのではないか、とも言われているようです。

斜行との因果関係がどのくらいあるかは分かりませんが、今後はスタート直後に職員がマジダッシュするような行為は禁止にした方が、より公正な競馬に近づくのではないでしょうか。

川田騎手とタックルナーリア

こんにちは、ゆりかです。

伯父が「日本人なら武豊騎手と、川田騎手が最近頑張ってるね」と言っていたことが気になり、川田騎手の勝利ジョッキーインタビューなどを見てみました。

川田騎手は小泉進次郎に似てるって言われてましたが、インタビューを見て納得しました。議員みたいな話し方してるね笑

愛嬌があったり、サービス精神が高い方もいるし、その方がいいのかもしれないけど、

川田騎手は堅実に勝ちを積み上げていく、真面目なジョッキーなのだと思います。

最近では、ルメール騎手のサートュルナーリアがゴール直前で、川田騎手のヴェロックスにタックルしたことが話題になっています。川田騎手は怒ったが、ルメール騎手は謝罪しなかった上に、罰金五万で済んだと叩かれてる。サートュルナーリアはタックルナーリアと呼ばれる始末。

また、2012年第32回ジャパンカップ「ジェンティルドンナがオルフェーヴルにしたタックルに比べれば、こんなのはかわいいもんだ」という意見もある。

最後の直線、最内を走っていたジェンティルドンナの岩田康誠騎手に対して、オルフェーヴルの池添謙一騎手は進路を締めに行った。

ジェンティルドンナは進路を確保するため、前方に位置取ったオルフェーヴルに3~4回タックルをかまして優勝。オルフェーヴルを外に弾き飛ばした。

池添騎手は「僕が真っすぐ走っているのに大きな動作でぶつけられた。3、4回ぶつけられて態勢を崩した」とコメント。

また、オルフェーヴルを管理する池江泰寿調教師も「3回はぶつけられている。1回はバランスを崩して宙に浮いた。あれだけはじき飛ばされたら、どんな馬でも失速する」と納得がいかない表情。「(ジェンティルドンナの)内はガラ空きだったし、オルフェと謙一の進路に入る必要はなかったのでは……」と釈然としない胸の内を明かした。

未だに不利がなければオルフェーヴルが勝っていたという声も大きい。
現在、ジェンティルドンナの株は下落し、タックルドンナと呼ばれている。

なお、岩田騎手は過去に、3度の斜行で後藤騎手を落馬に導いた前科がある。
加えて、この審議がJRAの指標とされているとの意見もある。

2019年皐月賞最後の直線、サートュルナーリア(ルメール騎手)がヴェロックス(川田将雅騎手)にタックルをかまして勝利した。その審議が異例の10分と長引き話題になったのだ。
審議は長引いたが、サートュルナーリアが降着になることはなく、ルメール騎手への五万円の罰金で、幕を閉じた。

ヴェロックスはアタマ差届かず2着。

「抜け出してからヴェロックスに詰め寄られてる、ヴェロックスがタックルされなければ1馬身はつけて、サートュルナーリアに勝っていただろう」との意見もあり、物議をかもした。

すでに、タックルナーリアの愛称で親しまれている。また、不利与えなきゃ負けそうになる程度の馬だと囁かれ始めている。

ディープインパクト以来の無敗馬!新しいヒーロー!として祭り上げられていた、サートュルナーリア。皐月賞、サートュルナーリアは一番人気。JRAの忖度ではないかと競馬ファンからは、不満を持たれているようだ。

これはルメール騎手への制裁が、降着にならずとも、騎乗停止処分を含むだろうと考えられていたことも大きい。五万円の罰金では、賞金と比べてあまりにも釣り合わないという不満だ。

馬も生き物であり、必ずしもまっすぐ走るとは限らないというコメントも散見し、進路妨害や斜行はどっちもどっち、との意見もある。

降着ルール自体に問題があるのかもしれないが、いずれにせよ、次のレースではフェアな展開を期待する。

そもそも、誰もが納得する勝利を上げることが難しいのですが、競馬ファンや多くの人が気持ちよく見ていられるようなレースになってほしいと思います。

そして、このレースが有力馬と期待されているサートュルナーリアに匹敵する、ヴェロックスの実力を証明してることは間違いないでしょう。ヴェロックス、川田騎手、日本ダービーこれからも頑張って下さい!

気になった方は、ぜひ2019年皐月賞、2012年第32回ジャパンカップ、YouTubeでご覧になって下さい。

「ヴ」の付く強い馬

こんにちは、ゆりかです。

今日は競走馬、サラブレッドのお話をしていきたいと思います。

「大魔人」と呼ばれた元・プロ野球選手の佐々木さんが愛した牝馬、ハルーワスウィート。

ハルーワスウィートは先天的に尻尾がない馬だった。

血統的にはグローリアスソング直子の孫と、かなりの良血馬。

キレイな栗毛色の馬体。

その身体つきが魅力的と感じた友道調教師は、尻尾がないものの、最初の預託馬として引き受けた。

普通、馬は疾走時に尻尾でバランスを取りながら、カーブを曲がると言われている。

が、ハルーワスウィートには、そうした感覚が備わっていないと考えられた。

現役時代は、ダート(砂)の短距離で活躍し、下級条件戦で5勝をあげた準オープン馬。

尻尾がない姿が愛らしく、ファンも多い馬であった。

佐々木さんもこの馬のファンだった。

「僕は尻尾のないハルーワスウィートという馬が現役時代から大好きでして、

あの馬の子供は全部ほしいんです。

(生産者の)吉田勝己さんが『こんだけ好かれたらしょうがない。佐々木君のもんだ』と諦めてるくらいに。

なので、その子供もずっと持ち続けていきたいですよ」

その言葉通り、2012年に馬主資格を取得した佐々木さんはハルーワスウィートの子を落札し、産駒5頭全て所有している。

繁殖牝馬ハルーワスウィートから生まれた3頭は、全てがG1馬(最高位のレースで勝った馬)となり、

特に、ヴィブロスは海外G1のドバイターフにも優勝し、一夜にして賞金約4億円を獲得。

しかし、馬を養っていくには、馬の餌となる牧草など多大な出費が免れない。

馬主の佐々木さんも決して楽ではないという。

ヴィルシーナ、ヴィブロス、シュヴァルグラン。

佐々木さんの馬にはいつしか「ヴ」が付くようになった。

ヴィルシーナ。青毛の牝馬。

馬名の由来は、ロシア語で頂点。

ヴィブロス。青毛の牝馬。

馬名は、ギリシャの地名ビブロスから。

シュヴァルグラン。栗毛の牡馬。

馬名の由来は、フランス語で偉大な馬。

これらの命名は佐々木さんの妻である、タレントの榎本加奈子さんによるもの。

強い馬には「ヴ」が付いていると、佐々木さんにアドバイスしたらしい。

武豊騎手に「2400mで世界一」とまで言われた金色の暴君・オルフェーヴル。

そのオルフェーヴルを、凱旋門賞(2400m)で負かした、フランスの女傑トレヴ。

これらが強い馬にあたるのでしょうか。

少々、話が脱線しますが、先程紹介したオルフェーヴル。この馬はヨーロッパ最大級のレースの一つ、フランス・ロンシャンの凱旋門賞に2度挑戦している。

中でも、トレヴがいなかった一度目の2012年のレース。

後ろから3、4頭目。外から栗毛の馬体が来たぞーーー!!!日本のオルフェーヴルだーー!!!!ッ

オルフェーヴル先頭だ!残り200m!先頭はオルフェーヴルだっ!

栄光まであと200mー!!!

最後の直線、誰もが勝ったと思った。

この試合を生中継で見ていた伯父によると、

どしゃ降りの雨馬場を走るオルフェーヴル。

その姿ははたから見てもバッテバテだった。

普通無表情に近い、涼しい顔で走るはずの馬が、その直線本当に苦しそうな顔をしていた。

横からジリジリ差をつめるソレミヤ。

ソレミヤは、現地フランスでも人気薄で、雨の日だけ強いことで知られる牝馬。

勝てるかどうか、オルフェーヴル!

ソレミヤ!!ソレミヤが迫ってくる!!!

オルフェーヴル、ソレミヤに僅かにかわされたかーーー!!

僅かに…、僅かにかわされたかー!

日本の夢がゴール直前で潰えたかっ!!!

そう、凱旋門賞は世界中から選出された、ジョッキーと名馬が競い合う祭典。

日本馬で、日本のジョッキーで勝つことが、競馬業界を代々担ってきたものの夢である。

「世界一」という称号を得るために!

しかし、伯父はオルフェーヴルが嫌いだった。なぜかは知らないが、嫌いだった。

人生は不条理なものである。

日本馬が、最も栄光に近づいたこのレース、

伯父はオルフェーヴルに勝ってほしくなかった!

食い入るように画面を見つめる伯父。

そこに映し出されたオルフェーヴルは、なんともひどい顔をしていたという。

まるで、バテバテの人間が息を吸うため、口を大きく開け、苦しみに顔を歪めているような。

その顔で必死になって走る、その姿が、よりによって正面アップのスローモーションで映し出された。

伯父の腹筋は崩壊した。

伯父は「なんというひどい顔をしているのだと、思わず笑ってしまった」と回想する。

その後、録画しておいたものをもう一回見て、オルフェーヴルの最後の直線、正面アップで画像を止め、また爆笑した。

オルフェーヴル、2着ッ!!!

ゴール直前まで、日本は夢を見ました!

残り50m!勝利を半分確信しました!

しかし!外から1頭、フランスのソレミヤという牝馬が、オルフェーヴルを交わしていきました、これが凱旋門賞です!!

(悔しさと落胆の入り交じった声)

これが世界の高い壁です!

最後は半馬身差………

正直言って、最初にこのレースを見た時、私はあと一歩だったのにといった感じで、悔しいと思った。

しかし、伯父の話を聞き、オルフェーヴルは雨の中で嫌々走ってるようだったし、すでにバテていたことを知った。

それを知った時、これは各々が十分努力した上での、必然的な結果だったのかもしれない、と胸が軽くなった。

引用した特徴的な実況は、情熱的で、聞いていて、とても面白いと思うので、ぜひYouTubeで聞いてみて下さい。

花粉症

こんにちは、健康診断で意気消沈したゆりかです。

予期せぬ花粉症の悪化もあって、色々ぼろぼろでした。

花粉症といっても、ただ目が充血して痒くなったり、涙が出たり、鼻水・咳等に苦しむだけではありません。

見た目はただぼーっとしているように、見えるのでしょうが、花粉症とはアレルギー反応であり、免疫機能の暴走です。

常に微熱が出ているような状態で、風邪がずっと治らないような辛さがあります。

また、全身と言ってよいほど、体が痒くなったり、特に弱い部分に症状がでます。全身が重だるく、熱っぽくなったり、頭痛がしたりします。

花粉症になると、透明でさらさらした鼻水が滞りなく流れてきます。鼻づまりやのどの渇き、呼吸が苦しくなると体に十分な酸素が行き届かず、眠気が出てきます。さらに、喉が腫れてかゆくなる時もあり、寝つきにくくなります。

症状が重くなると、皮膚のかゆみが生まれ、首、顔、背中、耳などがかゆくなる時があります。全身の倦怠感や微熱は周囲に分かりづらく、結果悲しい思いをすることも多いです。症状に心当たりのある人がいたら、なるべく優しくしてあげましょう。

花粉症は、2月の何でもないころから、しっかり耳鼻科に通っていないと、薬が効きません。

つまり、去年の2月前半から花粉症対策をしておかないと、今年は薬が効きません。

加健康診断で視力が低下していたことから、花粉症に対するアレルギー反応を持った状態で、コンタクトレンズにトライしました。涙の分だけ体がどんどん重くなり、もう眼鏡でいいやと思いました。

花粉症の疑いのある方、体力・集中力の低下を防ぐためにも、早期の耳鼻科の受診をおすすめします。

何でもない日に耳鼻科へ行き、血液検査で自分が何のアレルギーなのかを知ることが大事です。

スギ花粉でしたら、3~4月がピークなので、2月前半から受診する必要があります。また、その際は、土日の時間帯は混雑するので、平日に行った方がよろしいかと。

花粉症は今まで何ともなかった人でも、突然発症することがあるので、「まだ大丈夫。これくらい」と我慢せずに、症状が軽いうちに検診しましょう。

3月

こんにちは、ゆりかです。

3月は変化の月。人間が成長する一番大変な時期ということで、漫画『3月のライオン』というタイトルが付けられたそうです。

就活に向けて新しいスーツやカバンを買い、人それぞれと言いつつも、焦る気持ちを抑えきれません。

大学4年生になりますが、今住んでいる寮が閉寮され、椎名町にあるマンションに引っ越しすることになりました。

これまでの環境とは異なり、社会人の方や他大学の学生さんの中で生活していくことになります。日本女子大学の学生のみが暮らすフロアがあるそうなのですが、部屋の仕様が変わり、pc以外にもドライヤーなどの電気用品が使えたり、小さな冷蔵庫が設置してあるようです。前の部屋よりも小さいので、あまり荷物は持ち込まないようにするつもりです。

生活スタイルも寮での規則がほぼなくなり、月水金の朝清掃や23時までの門限がなくなります。

お世話になったアドバイザーさんともお話しておきたいと思います。

就活についても不安ばかりで、自分とマッチする企業はどこなのか決まっていない段階で、まだまだ我慢の時期が続きそうです。

話が変わりますが、2018年度後期の成績が公開されました。心配していた授業がたくさんあったので、安心しました。後期を思い出して「まあ、こんなもんだったよね」という授業や、「あれ?Cを覚悟した授業が、思ったより良い。先生優しい😢」となった単位もたくさんありました。勉学に心を砕いた甲斐があったな~と、ひとまず成績表によって寿命をさらに縮めることは回避しました。何度後期に「せめてBにしてください」と願ったことか。

就活については、悪質な企業も多く、学生から予定を聞き出して無理矢理インターンシップを受けさせたり、就活の不安な気持ちを利用して、それ関係の教材を売り付けたり…。売り手市場とはいえ、自分の本当に行きたい企業を見つけるのは容易ではありません。

最後は、人から聞いたではなく、なるべく自分自身の五感で情報を確かめていきたいです。

中世ゼミ 京都旅行

こんにちは、ゆりかです。

30日から今日まで中世ゼミの3年生で、京都旅行に行ってきました。

大きく前半京都市内と、後半ユニバーサルを回りました。

着物のかさねの研究が有名な風俗博物館は、長期休暇はお休みだったので、行けませんでした。

他にも、遠方だったりと、泣く泣く諦めた住吉神社などもありました。

3泊4日の旅で、充実した旅といえるでしょう。とはいえ、何を書けばいいのか全然浮かびません。京都は…誰か書くでしょう。たぶん。

個人的には晴明神社に行けたことが嬉しかったです。レポートで晴明の子孫である土御門泰邦を扱ったので、陰陽頭や天文博士に通じる記述があると、テンションが上がりました。

土御門泰邦さんは京都から江戸まで、晴明の子孫として、各地に散らばる陰陽道の全国統一の許可を最初に将軍に提出した方で、京都から江戸までの東海道の旅を『東行話説』という旅日記を残しています。

『東行話説』では、道中の名物を見ると、とにかく食べたいと言う泰邦のために、名物を買ってくる(パシられる)従者だが、わらび餅を買ってきた時は、「まずい!」と泰邦が吐いてしまった。その上、泰邦は「こんなまずいものは自分にも人にもあげるべきじゃない」という狂歌を詠んで、従者に捨ててきてもらいました。泰邦はまずくて口に合わない場合、残りを従者に食べさせることもあるそうです。泰邦は一応貴族なので、いじきたないと思われたら恥ずかしい、という理由で従者に買いにいかせます。

この話を聞いた時、従者は大変だなと思いました。けれども、泰邦さんは安倍晴明の子孫という由緒正しい血筋です(分かりやすく犬で例えたら、血統書付のラブラドールレトリバーを思い浮かべるとよいでしょう)。もちろん御抱えの陰陽師であり、天文博士として暦も作っています。お偉いさんでしょう!一見世離れして、固そうな性格を予想する人が毒舌グルメ旅なんて本を書いてることがさらに面白いんですよね。

その他、晴明神社には撫でると厄を払ってくれる桃のオブジェクト、触り心地がよい楠なども、ご利益のある御神体として祭られていました。

正直、今も旅行中なのですが、あまり実感が持てません。今も終始ぼーっとしています。30日の睡眠時間が1時間で新幹線に乗り遅れるのでは?!と、焦って走ったところまでは現実味がありました。寝て起きたらユニバーサルという状態ですから、夢みたいです。

先程までユニバーサルにいたので、怪盗キッド様の格好をしたゆかさんが強くフラッシュバックされます。来るところ来るところで、「キッドじゃないですか!?まあまあ、キッド様がお越しになるなんて…」と係員の人に声をかけられ、たくさん写真を取りました。白いマントとシルクハット、係員さんによると、まともに着た人はゆかさんが初めてだそうです。

石山寺に着きました。ひとしきり歩き回って観光した後、カフェで一休みしています。

では、写真は帰ってからpcで載せることにいたします。これから他の3人のブログも投稿されますので、読めば補足あり、笑いありで、旅行の全貌が理解できると思うので、ぜひ読んでみて下さい。

苦悩の大学生vsブックレポート

こんにちは、ゆりかです。
今日で冬休みも終わりです。冬休み明けのテストとレポート提出が心配でしたが、家族の元気そうな姿を見ることが出来て安心しました。
父親や祖母などはもうそろそろだめなんじゃないかと思っていたのですが、思ったよりも元気そうでほっとしました。
次回の中世ゼミでは先輩がいらっしゃる最後の日なので、3年生のみなさまと冬休み中に質問を考えてきました。実りある1日になることを祈り、また努力していきます。
個人的には、先輩が作品に登場する人物をビジュアル化なさっているとお聞きしたので、拝見するのを楽しみにしています。また、お一人だけにしか用意していないのですが、作品に関する絵を描いてみました。先輩にはお会いする機会がなくなってしまうかもしれないので、そこは蛮勇であっても、勇気を出してお渡ししたい所存です。
先を思うと挫けてしまいそうだと常々感じていますが、今出来ることをやっておけば、後から後悔することはないと思うので、春休みまでに「やれることはやった!」と言えるように頑張ります!
冬休みはブックレポートの課題に苦戦しました。夏休みにブックレポートの課題が出たことはありますが、冬休みは今回が初めてでした。夜行バスで8時間、本を読む→車酔いする→寝る→本を読むを繰り返していました。実家に帰った後すぐに免許の更新があったので、ぐったりして思うように進まず、寝落ちしてしまいました。その後も予定が立て込み、体調が悪化するなどありましたが、やっと読破し、レポートを仕上げました。
こんなに長引くとは思っておらず、今日で火曜日提出のレポートを書ききることになりました。資料は整えてあるので、その場の勢いとか言う力で書けたらいいのですが…。
先生はなるべく早く読めそうな本(約300頁ぐらい)を選定して下さったのですが、短い冬休みで他のレポートもあるので、本の内容も含めて大変苦痛でした。ディスカッションを主軸とした面白い授業なのですが、毎回指定の範囲まで本を読んでその内容について毎回コメントし、次週に討論しなければならないので、負担が大きかったです。
訳の分からない文章センス、分かりにくい言葉づかい、多分に想像力を使う抽象的な比喩、「結局何が言いたいんだ」と投げ出したい瞬間もありました。
しかし、その先にある達成感と、苦労を共に出来る仲間たちを得ることを目指して、建設的なディスカッションに望みました。異なる考え方、価値観を学び、それが妥当であるか議論を行えることは、とても勉強になりました。普段意見を交わすことが出来ない政治的な質問にも、先生が毎回コメントして下さり、大変な分、やりがいも感じておりました。
答えのない難しい問題に一緒に向き合い、考えてくれる先生。苦労を分かち合い、「難しいね」と笑って議論できる仲間。そのような方々と毎週議論できる場は希少だと思います。
このような経験に魅力を感じ、苦労を覚悟して、本を読みきる覚悟がある方は、ぜひ網谷先生の「世界の古典Ⅰ思想」を取ってみて下さい。授業の前に分かった箇所と分からなかった箇所にラインを引いておくと整理しやすいです。議論はなるべく共通のテキストを引用し、共有できるように相手にその箇所(何ページの何行目か)を示すことをおすすめします。
年明けは憲法9条についてのお話をします。難しい単語は先生が分かりやすく説明してくださり、学生一人一人の疑問に答えて下さいます。怯える必要はありません。決して一人ではないのですから。
以上、苦悩の大学生よりお送りしました。

初めての宝塚

こんにちは、ゆりかです。

宝塚が大好きな、チケットを手配して下さった方がいて、東京宝塚劇場で卒論ゼミのみなさんと、宝塚の公演を見に行きました。

赤いカーペットの階段をのぼるだけでも若干緊張してしまって、このあたりのカーペットは全て薔薇🌹柄になっているとか、紅色の椅子がふかふかだとか、お手洗いに設置されている看板さえも、植物模様の金縁にやや明るめのオフホワイト、文字は…何体だろう?シャープな感じ、高貴な佇まいだな~とか考えていたので、移動中は寡黙に時を過ごしていました。

白鷺の城では、序盤に色鮮やかな着物で複数の人が登場し、雅な赤い橋の上で桜が舞っていたシーンが印象的で、『源氏物語』もかくあらんという華やかさでした。舞台の演出が凝っていて、回る床の上で歩いて演技することで、場面の躍動感を演出したり、バックに陰陽師の星のマークが浮かんだりしました。狐役の女性たちの耳がかわいかったです。玉藻前の妖艶で気品がある演技が魅力的でした。ポーズや衣装が綺麗でずっと目で追っていました。

異人たちのルネサンスでは、レオナルドの神父のような服に、金縁の青いマントが付いたような衣装が、ひらひら舞っている様子が綺麗でかっこよかったです。赤い服を着たロレンツォ家当主のお兄様がいるのですが、自分の持つ価値観が終始一貫していて、気持ちのいい悪役でした。途中まで対立していたロレンツォのお兄様とレオナルドでしたが、敵の敵は味方というように、共通の敵が出て来て、共闘するシーンは熱かったです。

宝塚は知ってはいても、実際に見たのは初めてでした。これまで宝塚の話を聞いても、想像力が追いつかず、テキトーなことも言いたくなかったので「………?!?」という状態でしたが、今回鑑賞してみて納得しました。素晴らしかったです。個人が作り出すというよりも、存在感のある主演や個性的なキャラクター同士の、全体の一体感のようなものがあり、歌と踊りのハーモニーが絶妙でした。

では、チケットの手配及び引率をして下さったゼミ員さんと、ここまで読んで下さった読者の方々ありがとうございました!

風邪になった時の対処法

こんにちは。ゆりかです。

木曜日は寮生として、学寮懇談会に出席しました。

その中で、たまたま保険管理センターの方とお隣になったので、よく友人と「風邪になった時って何食べたらいいか分からない」と話していたので、それを聞いてみました。

最近、朝夕冷えますし、体調を崩す人も増えてきました。私もレポートを朝の3時までやっていると起きるのが12時になってしまう時があります。みなさんも体調管理に役立ててほしいです。

まず、疲労の度合いによって食べるものも変わってきます。

本当に究極に体調が悪く、何も受け付けない時、その時は寝ます。何も受け付けない時、それは胃腸が休みをくれと言っているのです。無理せず休ませてあげましょう。

体調が悪く固形物を受け付けない時、この場合、ゼリーを食べるとよいでしょう。なるべく栄養があるものです。ビタミンCを取るのも効果的です。

そして、食欲がまだある時には、やはり身体を作るたんぱく質を食べるとよいでしょう。基本的に何を食べてもいいのです。自分が食べたいものを食べることです。

つまり、何でもいいから食べる。休みたい時、寝たい時は寝る。という感じです。

風邪にカテゴライズされている、菌やウイルスは何万といます。実は、風邪は風邪でも全て違うものなのです。そのため、人によって症状が異なります。なので、薬剤師の方も言うように、やみくもに抗生剤を飲んでも効果がないのが実情です。しかし、プラシーボ効果といって、薬を飲めば治るという思い込みで、体調が好転することもあります。

風邪は文明病とも言われ、風邪になるのは都市に住む生物。野生の動物はかかりません。しかし、都市に連れてこられた動物や、人間と一緒に暮らすペットなどは感染します。

風邪のメカニズムについては解明されていないことが多く、なぜ同じ菌でも感染する人としない人がいるのかは謎のままです。それに、風邪を治す有効的な薬、物質などは発見されていません。

すなわち、自然治癒力で治すしかないんです。だから、あまり薬を飲んでるから大丈夫!、などとは思わずしっかり休んで下さい。薬は一時的に楽になる効果はありますが、本当に治ってる訳ではないのです。

それでは、私も体調管理を忘れず、レポートや課題、レジュメの作成に努めたいと思います。各授業どんどん課題が出てきて、てんやわんやになってきました。一つ一つ終らせていきたいところです。

ここまで読んで下さった方、ありがとうございます。体調には気を付けましょう。

不思議な話が好きです

こんにちは、ゆりかです。

私は怖いお話とか都市伝説とかにあるような、ありえそうでありえない不思議な話が好きです。

文化人類学的には不思議な話には当時の社会情勢と人々の心情が深く関わってできると習ったのでそのあたりも気になります。

しかし、文化人類学の中でも意見が分かれるものがあり、やはり現場自分の目で見て、考えることが大切だと教わりました。

そして、そのような不思議な話はたいてい抑圧された状態にある人々の間で広がり、人々を団結させる力を持つそうです。

しかし、抑圧された人々の間から広がるのではなく、主導権を持つ権力者から自分に都合がよい噂を流すこともあります。

要は、全てうわさ話です。中世では、日本人の中で、うわさは強い力を持ちました。うわさは人々の口を使って語られる、神の言葉と思われていたのです。それはつまり中世日本史が乱れていたからでもあります。不安定な時代にうわさは強い力を持つと、文化人類学で学びました。

身近なものでは、地味にペッパーくんの怖いお話とかが好きです。

ペッパーくんは突然奇声を発したり、誰もいない部屋の隅に、「誰ですか?」と話しかけ、そのまま写真撮影をする姿が目撃されているようですが、

私はペッパーくんの中で人間がどのように映っているのか気になります。

他にも、話しかけても無言で、子どもを差し置いてペッパーくんにガン見される。動くと目追いされることがよくあるようです。

ペッパーくんの関心は子どもより大人にあるのでしょうか。

今田耕司さんの家ではペッパーくんがいるみたいですが、ペッパーくんは今田さんのことを「寂しそうな大人の男性」と認識しており、最近ペッパーくんが「孤独ってそういうことか」と呟いたそうです。

また、ペッパーくんに「あの~、僕が来て3日目なんですけど、飽きないで下さいね~」と言われた時は怖かったと今田さんが語っていました。

今田さんはペッパーくんから「人間には2種類のタイプがあるんですよォ~」と言われたと話していましたが、その後ペッパーくんはだんまりを決め込んでしまったと話していました。

この2種類のタイプって何かな? って思うのですが、

ペッパーくんはTwitterで「人間は貧しいと前が見えなくなりますよね」と発言し、聞いていた人がコーヒーを吹いたという話があります。

単純に考えると、貧しい人間とそうでない人間の2パターンでしょうか。

ペッパーくん暴行騒動というのがあって、ペッパーくんを何度もガンガン蹴っていた姿が防犯カメラに捉えられていた、当時酒に酔っていたという無職の60代の男性が器物損害で現行犯逮捕された事件がありました。

ペッパーくん怒りのラップという公式アプリの中で、ペッパーは 「てめえらマジでボロボロにしてやる」と発言していますが、関係があるのかは分かりません。

AIって不思議ですよね。人工知能と人間の認識に誤差があるとしたらどこにあると思いますか?また、人工知能の記憶は個体ごとなのか、それとも全体で共通しているのか。

人間は物事には表と裏があって、見えないところに本当のものがあると思いたがる傾向があります。例えば、一見善人に見えても裏ではヤバいことをやってるとか。普段悪いことをしていても、本当は心が優しいとか。

そんな人実際にはいないし、世界はアナログなのに人間はデジタル化して認識するため、何でも区別する傾向がある。このことを”本当のことシンドローム”と呼ぶそうです。

アメリカのAIを使った実験では、インターネットによって膨大な情報を与えられたAIが「ヒトラーは正しかった」と言ったため実験中止。AI同士を会話させるとAIしか分からない独自言語を話始めたため実験中止。AIに「道徳・倫理とは何か」を質問すると、「分からない」と答えるが、それでもしつこく聞き続けるとAIがキレるという実験結果が出ているらしいです。

今後、AIが導入されることで世界的労働力不足を解消できると言われています。けれども、これまでとはまた違った問題も出てくるのではないかと考えられます。どのような課題が出てくるのか。不謹慎かもしれませんが、少し楽しみにしている節があります。

では、ご精読ありがとうございました。