こんにちは。
何にもない日は昼まで寝ていることが多いそのかです。
「エモい」。いつ発生したのか知りませんが、気がついたら当たり前に使っている人が増えていました。
1~2年前からTwitter上で多く見るような気がします。
「エモい」はどう定義できるかと常々考えていたのですが、数日前思い至りました。
私は2パターンあると思っています。
① 興奮して、気持ちが高ぶった状態。
② 胸が締め付けられるような切ない気持ち。
頑張って辞書的記述を考えて見たのですが(笑)、簡単に言えば、前者はテンションが上がること、後者は心がズシンと重くなってそれのこと以外考えられなくなる状態を指します。
私自身は、漫画・本・アニメを鑑賞中に考察していて物語の中に隠された意味に気づいたとき、②の意味で「どエモ」になることが多く、あまり①では使いません。
(※あくまで個人的な考えです。)
世の中はどうやって使っているのか、Googleで検索してみました。
まず、音楽のジャンルの一つである「エモ(Emo)」からきており、それに由来するファッション、文化全般、その様子の俗称であるそうです(「ニコニコ大百科)」) 英単語の「Emotional」の「Emo」から取られています。
ファッション雑誌のCanCamのweb記事(リンクが開きます)で調査の結果が紹介されていました。エモいという言葉を使うか、どういう意味だと思いますか、とアンケートをとっていましたが、私が考えた定義とは大幅に違っていました…。調査対象の方々が私が付き合いのある層と全く違うからでしょうか。
その中で、カルチャーを発信する会社の代表者の意見が紹介されており、古語の「いとをかし」と同じような意味で、
日本的な白黒つけないあいまいさ、だけどなんだかこみあげてくる情緒的なもの。まさにそんな「日本的」な言葉なのかもしれません
と述べておられました。
また、記事の執筆者は、
ひとつ共通しているのは、おそらくその「エモい」と指す要素が、間違いなくその人にとっては、何かの感情に直接的に刺さるもの。そのあいまいささえも、やっぱりエモいぞ、「エモい」
と結んでいました。
曖昧でどうも言い表せない気持ちを「エモい」と表現するのはわかります。
でも、とりあえず感情が動いたら「エモい」って使っておけばいいというのは、いささか雑に思えます。その人の感情表現がどんどん乏しくなることにつながるのではないかとも思います。
一旦「エモい」と表現しても、自分はどうしてそれに心が動いたのか、ちゃんと考えることが必要ではないでしょうか。
使いやすい簡単な表現に流れるのはいいですが、それだけで済ませると自分の感情を下手になりそうです。
(こう思うのは、私が自分の感情を言語化することに重きを置いているからであって、他人はまあ勝手にしてくれって感じなんですけど…。)
最初は私も「は?エモい?アホなの?(おっと口が滑った)」と思っていたのですが、尊敬してやまない夢眠ねむ氏がTwitterで「エモい」に言及して以来、影響されて使うようになってしまいました。
言葉は生き物ですので、その時で色々な使い方があっていいと思いますが、私は上に書いたように使っていきたいと思います。
それではまた。