暑くなってきましたね……それなのに今日は雨ですか……天気が落ち着きませんね……どうもこりです。私は天候が不安定(雨が降りそうな曇りなど)な時に偏頭痛が発症しやすいので、この季節は大嫌いです。雨よ、降るなら降るんだ!それか早く晴れの日が落ち着く夏になってくれ!
さて、この間の更新の後、私の日程は怒涛の能祭りでした。
私は「芸術文化政策論」という授業を取っているのですが、先生がいつも有益な舞台や博物館のチラシを持ってきて下さいます。その中に三島由紀夫が能を現代劇として翻案した「近代能楽集」全八作品を三条会がやるというチラシがありました。その演目を見ると「熊野」が!「熊野」は能楽研究会に入った一年生がまずやる曲。教えるためにも違う観点で作られた物を見た方がいいのではないかと思って、早速申込みました。
(……思っていたのと違う!!!)
この三条会、プロの劇団。椅子が備え付けられ、舞台と席が離れている、そんな場所でやるのだと思っていました。しかしネオンで作られた看板に外に備え付けられた鉄の階段、そしてすこし古い待合室。劇場内に入ると、鉄パイプで用意された椅子に近い舞台と客席。そして何より驚いたのは舞台の周りに敷き詰められた発泡スチロールの山と、開場しているのに舞台の真中でただ足踏みをしている白いワンピースの女性。ぶっちゃけ期待値が低くなりました。
だけど期待値を裏切りました。役者の本気の演技。発泡スチロールや線香を使った演出。とても素晴らしいなと思いました。(でも衣装が奇抜だったことは、何の意図があってか分からず混乱しましたが(笑))そして見た事で「熊野」と「弱坊師」の理解が違う観点からにより深まる良い経験になりました。一つ残念だったことは、私が「近代能楽集」を読んだことが無かったため、その演技が三島由紀夫の指示か三条会の方々の演出だったのかが分からなかったこと。遅くはなりましたが「近代能楽集」を読んでみたいなと思いました。
次に見に行ったのは「としま能の会」。部室に無造作にポンと置かれた新聞に書かれていました。演目は、仕舞「鵺」の能「土蜘蛛」、お値段学生で1500円……最高か。「鵺」は二年前に能の地謡をやったことがある。そして「土蜘蛛」は演出が派手で面白いと有名なため一度は行ってみたいと思っていた。それが破格のお値段で見られるとは……申込まざるを得ませんでした。
結論、最高。
とても楽しかったです。「鵺」は懐かしいなという気持ちになり、途中口パクで謡っちゃいました(笑)そして土蜘蛛。迫力があるし、蜘蛛糸をまき散らすと事は綺麗だし……これは皆さんがいう通り面白い。能を知らない人でも楽しめる。何人か友達から「能をやってるんでしょ?私も能を一度は見たいんだけど、お薦めある?」とよく言われることがあるんですが、「土蜘蛛」を今度からお薦めしようと思います。
最後は「野村四郎傘寿記念公演」。われら日本女子大学能楽研究会の顧問である、野村四郎先生の公演に行ってきました。特別公演という事でチケットは高かったけれど見に行かなくてはと思い、中々チケット取れない中無理を言ってチケットを用意して下さいました(OGの方、野村先生の奥様、有難うございます)しかも会場は出来たばかりの観世能楽堂。場所はGINZA SIXの地下三階。慣れない銀座、そしてGINZA SIXは激混み。大変でした(笑)
これが観世能楽堂……ビルの下、しかも上は若者たちが溢れかえっているというのに、能楽堂は広く、静かでした。さて肝心の演目は野村四郎先生の息子さん、野村昌司さんの「安宅」。大人数で行う能は初めて見たので、大人数が揃うからこその迫力さがカッコよくて最高でした。そして野村四郎先生の演目は「羽衣」。野村先生の能を見るのは二回目ですが、一回目は創作能なので、しっかりとした能を見るのはこれが初めて。羽衣の謡いは御稽古の時に野村先生から直々に教わっているので、それも合わせて楽しみ。見終わって、びっくりしました。初めて能面に表情がある事を実感しました。そして演者として能舞台にいるのではなく、天女がそこにいるようでした。夢のような一時でした。そんな素晴らしい役者から毎月教えて頂けてるのかと改めて考え、私達は贅沢だなと感じました。
そしてその次の日。ふとTVを回していたら、TVで観世能楽堂開場記念舞台をやっているじゃありませんか。ちょうどその時「翁」という演目でしたが、目を凝らしてよく見ると、後見として野村四郎先生がいました。前日は能の主役として舞っていた先生が裏方という驚き。そこからずっとTVに釘付けになって見ていました。演目「鶴亀」「高砂」の時にはまたまた口ずさみましたが、音やリズムが合わず、もっと練習しよ……と思いました。
と約一週間で能関連の物を4つ見ると言う能楽研究会らしい活動……最初は直ぐ寝てしまったのに最近は起きていられることから、能が体に染みついてきたなと実感しました。
では話が長くなりましたし……ここいらで、アディオス☆








