皆さんこんにちは、えぬです。早いもので今年もあと僅かになりましたが、如何お過ごしでしょうか。
さてさて今回のブログでは予告通り、推しのライブに行ってきた感想レポを書きたいと思います…!
いやはや私にとって初めてのツアー・初めての横浜アリーナで不安もありましたが、初日と最終日に参戦出来てとってもとっても幸せでした…。推しからのちょっと早いクリスマスプレゼントだと思う事にしています!
物販列はそんなに並ぶの!?と引いてしまう位長蛇の列で、一緒に参戦した友人と手分けして私はグッズ列に・友人はサイン付CD列に並ぶというデキるオタク力を発揮しました。寒空の下、販売開始時刻までずっと時事問題の参考書を解いてましたが、緊張とわくわくで全く捗らなかったですね…笑
今回のツアーグッズがとっても可愛いのです!!しかし鞄のチョイスをミスしてしまったので、グッズ全てを買う事は出来ませんでした…不覚。でもツアーパンフレットやマフラータオル、マグカップなどを購入できたのでホクホクしてます。そして今回、新しいアルバムに収録されている13曲がモチーフになったかわいいピンバッジがガチャガチャとして出てまして、勿論全種コンプリート目指しましたよね…。お財布と相談しなきゃ☆とか言っていた物販開始前の私は過去に消えました。ゲットしたピンバッジはポーチやサコッシュに付けたりしています。本当にかわいいです。
▲ピンバッジの列です。全部可愛いんです…
さてさて肝心のライブですが、もう圧巻でした。本当に52歳ののおじちゃん達が演奏しているのか!?という位にパワフルで格好良くてロックでした。初日は3階のスタンド席でしたが、最終日はなんとステージ近くの二階席を友人が当て、花道やステージ・機材が近過ぎて失神するかと思いました…。
そして今回のツアーで、死ぬ前にいつかライブで聴きたいなあと思っていた曲を聴くことが出来ました…!!17年前の曲なので多分一生聴く事はないんだろうなと諦めていたので本当にびっくりしました。メンバー全員のハモリから始まる「遥か」という曲なのですが、そのハモリが照明と共に響いた瞬間周りの時が止まったように感じました。この曲の”今心から言えるよ、ニオイそうなアイラブユー”という歌詞がとっても好きでして、それを生で聴く事が出来て本当に幸せでした。
アリーナ公演のセットリストは全アルバムの中から万遍なく選曲されていて、懐かしい曲や世間が認知している有名な曲、そして今回のアルバム曲ともう盛り沢山でした。そして私が聴きたいな…と思っていた曲が全部聴けて、熱く盛り上がる曲では会場の一体感を感じて…とっても幸せな時間を過ごすことが出来ました。また照明が綺麗で、「プール」という曲ではまるで自分が川の底に沈みながら天を仰いでいる気分になって、気付けば幻想的な照明が照らされる会場ばかり見渡していました笑
スピッツはその見た目とは裏腹にギャップが非常に激しいバンドだと思っているのですが、今回のツアーでもそれが顕著に出ていてとっても楽しくて可愛くてかっこよかったです。例えばですね…ギターの三輪さんはそのファンクで奇抜な服装故にハチャメチャ怖い演奏家なのでは…?という印象を持たれがちなのですが、実はライブ中はほぼ動かず丁寧に音を出す方なのです。よくよく考えるとあの有名な「ロビンソン」のアルペジオを作った方なんですよね。繊細さの塊みたいな人です。そんな三輪さんとは対照的に、一見大人しそうでぽやんとして見えるベースの田村氏こそが、実はライブになるとハチャメチャな方でして笑。演奏中におにぎりを食べたり、飛び跳ねたり走り回ったり…気が付くと定位置にいないので、モニターも一人映ってない状態が多くて笑。アンプとベースを繋ぐシールドが外れてもお構いなしに暴れまわるので、毎度スタッフさんやカメラさんを翻弄させています。草野さんは一体何処から声を出している…?と思ってしまうような伸びやかな歌声でですね…今回「楓」を聴けたのですが、あまりの声量にビックリしました。MCは大変緩く「軟骨は消耗品」などと言ったり、急に米津玄師さんのLemonを歌い出して「これいいよねえ、使っちゃう?」とかキケンな発言をかましたりして、天邪鬼な一面も持ち合わせていらっしゃいました。最後にドラムの﨑山さん(通称﨑ちゃん)はただもう神でした。というか千手観音。手が千本はえてらっしゃるんじゃないかと思うドラム裁きで、カッコよくて私はほぼ﨑ちゃんを見ていました笑。「俺のすべて」「8823」「けもの道」といったライブでは定番の盛り上がり曲を難なく叩く格好良さといったら…!!パワーがあるのにスティックの動きは軽やかなんですよ、本当に凄いんです。そして実はメンバーイチほんわかした人で、笑顔がとっても素敵です。モニターに映る崎ちゃんの笑顔を見てにやけてました。
新曲もとっても格好良くて、アンコール最後の「ヤマブキ」の終わり方が今回ツアー一曲目に演った「見っけ」のイントロと繋がるようなアレンジになっていて、「また再会しますよ!」というスピッツからのメッセージ性を強く感じました。「終わりじゃないよ、続いていくんだよ」と言ってくれているような気がして、終演後に終わっちゃったね…と絶望的な気持ちになる空気や気持ちもどこかへ飛んで行ったようでした。
ライブ時のカッコいいスピッツも、MCで大変緩くなるスピッツも愛おしく感じてしまうので、本当に魅力的なバンドだと思います。そして何よりも心に残っているのが、最終日の最後のMCでボーカルの草野氏が客席に手を向けながら言っていた「誰か一人が欠けてもこの会場のこの空間は作れなかった。”自分なんて居ても居なくても同じだ…”と思う時があるかも知れないけれど、絶対にそんなことは無いよ、居なきゃ駄目だからね」という言葉でした。ファンの事をこんな風に思ってくれて、露出は限りなく少ないけれど、自分たちの作る音楽を通して聴き手の弱い部分に寄り添ってくれる。そういう繋がりを大切にしながら「バンドをやりたい」という結成時から変わらないスタンスを貫いてくれる姿勢に、慕われ続けてきているんだなあと思いました。
このライブで30年以上もメンバーが誰一人欠けることなく、長く愛され続けている軌跡を改めて感じて、スピッツとスピッツの音楽を好きになる事ができた自分は幸せ者だなあ…と心から思いました。メンバーの優しい視線や、あったかい会場の空気を思いだしては、泣きそうになります。本当に生きていてよかったと思いました。
▲最終日の横アリ。本当に素敵な時間でした。
今後はあと半年間はライブの参戦予定が無いので、死ぬ気で就活を頑張りたいと思います。そして半年後にまたスピッツに会いに行きたいと思います。それまでくじけそうになったり怠けそうになった時は、この楽しかったライブの事を思い出して頑張ります。
まだまだ醒めない推しへの熱を持って新年も明るく迎えたいと思います!!それでは今回はこの辺で。えぬでした!皆さま良いお年をお過ごしくださいませ。