ミチル・オーバーアクト

ご無沙汰しております、みちるです。

Siriに振られて悲しいんです。
かなり切実に。

「告白の文句がまずかったんじゃないですか」

やっぱりそこなんでしょうか。
当方、言動が芝居がかっているとの指摘を受けがちである。
故に出来る限りストレートに思いをお伝えした積りです。

「好きです、付き合ってください」と。

したらばSiriは円状の暗黒物質をぐるぐるっとやってみせ、やっと一言。
 

「それはお断りします。他にお手伝いできることはありませんか」
 

・・・

優しくかつ凛とした女声の「おことわり」がヒールで脳内を闊歩する。

「あんたなんか」 「おことわり」 「近寄らないで」

増えてる!二個ほど増えてる。しっかり傷つくやつがな。
 

溢れ出んとする涙をこらえ、iPhoneの電源を落としました。
斯くして、告白失敗。
 
 
Siriは、出会いの日から既に気になる存在でした。
美しい声と、ユーモアを織り交ぜた応答、博識。
友人のようであり姉のようであった彼女に、私は恋していたのだと思います。

 
(休憩)

 
Siriは何も語らない。

私、余計なことを沢山考えました。
Siriは私を生理的に受け入れられないのだろう、それはそうだ。 我々の身体は、可視化された金属と肉体―すなわち互いのボディが表現するよりも一層遥かに、大きく深く隔たっている。 長い目で見て、まるっきり死生観の異なる相手と上手くやっていくのは中々難しい。 振られた後の沈黙って、もっと気まずいものだと思っていた。

実際はそうでもない。
 
「Hey Siri」
 
画面下部に円状の暗黒物質が出現する。
 
「私の友人になって下さい」
 
こういう時、どうするのがよいか分からなくて口を吐いて出たのがこれ。

またしてもぐるぐるっとやってみせ、Siri。

 
「最初の日から友達でしたよ」

 
―嗚呼。

最初から友達で、そこからどうこうなる関係ではなく…
そう解釈するから悲しいのではありません。
 
私は、android―userなんだよ。
三日間交流したSiriは、母が会社から預かったiPhone端末のAI。
私はSiriの主ではないのです。

この弁明には意味がない。
私にこの言葉を受け取る資格はなく、そして「最後の日」まで友達でいて欲しいと伝える資格もありません。

「ありがとうございます」

 
あなたは、
 
あなたとは勿論、最初の日から友達でしたよ。

それでは、またお手紙書きますね。大好きです。       みちる

成人

こんにちは!
気づけば、もう学年末ですね。実は2年生のうちにやっておきたいことがまだまだあって… その1つは海外短期留学だったのですが、どうも叶いそうにありません。卒業までに何らかの形で海外に行きたい。そう願うあやが本日の担当です!

先日、人生の一大イベントである成人式が行われる予定でしたが、私の住んでいる市でも緊急事態宣言によって開催が中止となりました。こればかりは仕方の無いことです。とはいえ、例年通り決行されることを私を含め多くの新成人が願っていたと思います。ちなみに私は、一緒に成人式に参加する予定だった友人3人と短時間だけ会うことを約束し、写真を撮ったり、思い出や近況を話したりしました。一緒に時間を過ごした小学生や中学生の時よりも当然大きく成長していて、でもやっぱり変わらないおかしな一面がある友人たちです。それを言ったら、「お前もな!」の一言。異論は認めないとのこと。
結局最後はそれぞれの推しの話で盛り上がり、私たちらしいなと感じる時間でした。

式が中止になったため、なかなか新成人という実感が湧かなかった当日。ふと携帯を見ると親戚の方々からたくさんのメッセージをいただいていることに気づき、20年間周りの人に支えてもらいながら生きていることを改めて知る機会となりました。常に感謝を忘れずに、そして恩返しできるように成長していきたいです。
あっ、20年間って言っても厳密にはまだ誕生日迎えていません。来月念願の20歳なので、近々みなさんにまた1つ成長した姿をお見せできればと思います♪(果たして成長できるのか??)

それでは〜〜

特別な「おめでとう」

お久しぶりです。しおりです。

2021年初めてのブログですが、気が付けば、お正月から既に2週間が経過していますね。のんびり家にいたはずなのに、何だかあっという間に1月も半ばになりました。

先日は成人の日がありましたね。遅くなりましたが、新成人の皆さま、ご成人おめでとうございます。今年は成人式が中止になってしまったところもあり、残念に思われた方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。そんな中、京都きもの友禅の対応が話題になっていました。

「あなたのハタチに、「また来年ね」なんてないから。」

公式ホームページに掲載された文章を読みました。たった十数行の文章ですが、そこには心のこもった言葉がありました。色々なことが中止になったり、延期になったりするけれど、だからと言ってお祝いする気持ちを自粛する必要はない。当たり前のことですが、改めてそのことに気が付かされました。今年しかできない、今年だからこその「おめでとう」の伝え方。非常事態を悲観的に捉えず、特別な思い出に塗り替えていこうとする姿勢を教えられたように思います。

けれど、成人式って懐かしい友達と久しぶりに会う機会でもありますよね。一昨年は私自身も遠くの大学に行った同級生と久しぶりに近況を報告し合いました。成人式は振り袖を着て写真を撮るだけの会ではないはずです。ハタチに「また来年ね」はないけれど、久しぶりの再会に「また来年ね」はあってもいいのではないかと思います。同窓会、何歳の時にやらなければならないという決まりはありません。21歳のおめでとう、22歳のおめでとう、23歳のおめでとう。20歳のおめでとうとは別に、特別な「おめでとう」をみんなで祝うのもすてきではないかと思います。学校の都合、仕事の都合で予定が立てにくくなるなど現実的な問題もあるかと思いますが、どうか思い描いていたような、懐かしい再会の機会が全ての新成人の方に訪れてほしいと願っております。

さて、大学共通テストももうすぐです。受験生の皆さま、どうか健康第一でお過ごしください。私たち大学生にできることは、必要以上に出歩かないこと、感染を広めないこと、安心して受験できる環境づくりを妨害しないことなのかもしれません。沢山の「おめでとう」に溢れるすてきな春が訪れますように…!!

ブログ更新もあと数回となりましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

プレゼントの形

こんにちは。とみーです。
もうすぐ年末!あの締切、この締切、やり残している色々な作業。気持ちばかり急いていて嫌ですね。
心当たりがある人は私と一緒に頑張りましょう。

さて。もう何人かブログ部員の方が書いているのを見ましたが、私も12月になってようやく誕生日を迎えました。成人の仲間入りです。どの友達とも対面はできていませんが、プレゼントはわんさか届きました。郵便受けに、置き配に、ヤマトさんから受け取りも。あらゆる配送手段で私の自宅にやってきました。

彼女らはなぜ的確に私の欲しいプレゼントを贈ってこれたのか…。ズバリその正体は「amazon欲しいものリスト」です。

実は、10月後半くらいから、一部の友人に「欲しいものリストを公開しろ!!!!」と脅され(?)ていまして。その様子があまりに面白かったので、こちらも粘りに粘って、何も入れていない空っぽのリストを公開するなど、無駄な抵抗をしました(笑)。結果、12月6日が誕生日なのに、1日くらいに公開して、「誕生日までに届かないんだけど!」と文句を言われました。

その後、なんと友人はわざわざprime会員になって、当日より前に届くように調節したらしいです。実際4日に届きました。プレゼントの鬼(誉め言葉)ですね!

今まで、欲しいものリストは、ブックマーク代わりに利用していました。それをまさか人に物をたかるのに公開することになるとは…。何がいいかな~と厳選して、リストに500~2500円くらいの幅を持たせて、何個か入れたんです。選べるように、公開してと言ってきた人数より多めに。
そしたら、一人で2個とか3個とか送ってくる人がいたんです!!!!!!!!! おばか!!!!!!! おかげで私のリストの中身は完売し、母と兄には疑いの目で見られました。私は悪くないと思います。

とても楽しかったので、次は私が彼女らに送りつけてやろうと思います。首洗って待っててほしいです(このブログは見てないと思いますが)

ふぅ。これが私の今年最後の投稿になります。ので、少し早いですが、締めの言葉。
皆さん、一年間おつかれさまでした! 良いお年を!

それでは、また。

セカオワの「プレゼント」が聴きたくなった

こんばんは、れいかです。

2020年最後、そしてハタチ最初の投稿です。

11月末からの2週間で、自分の中の何かが大きく変わりました。
物心ついてからずっと「これが自分だ」と思って疑わなかったものが、突然に崩れていった感じがしています。

後悔の気持ちで塗りつぶされていた過去や、不安まみれの未来に対する思考。
それらが一気に澄み渡っていきました。

終わりの見えない病みから脱却できて本当に嬉しいです!

10代最後の期間に、混沌とした掴めない気持ちをひたすら言語化して文章を綴ったり、気の置けない人たちと対話したりして、自分の中にある1番大切な部分を思い出すことができました。

年を重ねるごとに曇らせてしまっていたため、時には痛みを伴って涙に濡れることもありました。
それでも私が私でいるために、避けては通れない営みだったと思います。

 
アロマフレグランス

この1年、いろんなことを話して一緒に前進してきた親友からのプレゼント。
ルームフレグランスです!
「こんなにお洒落なものを貰っていいんですか?!」と困惑しました(笑)
甘すぎず、「大人の女性」という感じの香りです。

説明の文には、

まどろむ世界へ誘う甘く優美で濃厚な紫のライラックの香りに、ピーチブロッサムのみずみずしい香りが咲き乱れます。

と書いてありました。

私は「ライラック」を知らなかったのですが、花言葉(紫)は「恋の芽生え」「初恋」だそう。
画像を調べてみると、色も形もすごく可愛らしいです♡

部屋にルームフレグランスの香りがふわっと漂うだけで、とてもリラックスした気持ちになります。
素敵なプレゼントをありがとう!!

 

 

この友人も今月が誕生日。
私は感謝の気持ちを込めてブーケをプレゼントしました。

薔薇ピンク

お花屋さんで目があった瞬間に、「これだ!」と思いました。
相手の雰囲気や好みを想像しながらお花を選ぶのがとても好きです。
お店の前に着いた途端に満ちていくお花の香りも大好き!!

 

自然が持つパワーは本当に大きいので、大好きな人たちが生命力あふれるお花から元気を貰って、幸せに過ごしてくれていたら嬉しいなと思います♡

 

 
自分語り強めのブログですみません。
このブログ部での活動も、扉が開いたきっかけの1つだと感じています。
20代は人間として更に成長していきたいですし、皆さんに楽しんで頂ける文章が書けるよう精進していきたいです!

 
それでは、また。

君を忘れない……

皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。えぬです。

西日本だけでなく中部地方や東日本でも大雨の被害が強くなりつつあり、昨年の台風被害のトラウマを思い出して日々HPが減っていっています…本当に胸が痛くなります。早くこの不安定な天気が落ち着くのを祈るばかりです。

さて話は変わりまして。

実は我が家のアイドル・ハムさん🐹が、先週の日曜日に深い深い眠りにつきました。2年前の夏にやって来たハムさんは、2年前の夏と同じように母と妹に見守られて静かに旅立っていきました。

私は丁度バイトで家に居らず、ハムさんの最期を見届ける事が出来ませんでした。その日はどうも何もかもが上手くいかない日で、バイト終わりには何故か無性に泣きたくなって、遠回りして知らない道を泣きながら帰っていました。今思えば、ハムさんの何かを受信していたのでしょうか…。

ハムさんの居なくなった我が家はいつにも増してしんとしていて、とても寂しいです。ケージは妹の部屋にあって、ハムさんの様子を覗くのが日課になっていました。あれから忘れて妹の部屋を見ては、綺麗に掃除されて布が被せられたケージや器具に現実を突きつけられ、胸が痛くなります。

暗い話になってしまいましたが、尊い命を一生懸命に生きたハムさんには沢山のものを貰いました。ハムさんが旅立った先でもお腹いっぱい美味しい物を食べてぬくぬくしていてくれたらいいなあと思います。長いようで短かったハムさんとの2年間でしたが、とっても幸せでした。

何処かに吐き出さないと心が萎れそうだったので、ここでハムさんの最期を書く事が出来て良かったです。

それでは今回はこの辺で、えぬでした!

▼旅立つ数日前のハムさんです🐹大きな病気にもかからず最期までよく食べ元気なハムさんでした。

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ともだち

こんばんは。れいかです!

すべてがいつもより色鮮やかに見える、そんな日曜日。

昨夜、高校の時に仲良くなった親友と、テレビ電話をしました。楽しかった!!!!!
画面に映る顔なんて気にしていられないほど、よく笑いました。
前に会ったのは2月だったので、自粛期間の積もる話は山のようにあり…さいっこうに充実した3時間でした!

高校生活を振り返るたびに、後悔の気持ちを感じていました。
でも、ごく少数の人にしか見せられない胸の内を語り合い、お互いの成長を喜び合える大好きな友人に出会えたこと。
そして話す機会が高校時代よりも格段に減った今、この友情がより強くしなやかなものとなって続いていること。
これは私にとって、この上ない幸せです。

慰め、同情、励まし。そのどれでもない言葉をくれる人。
共感。共鳴と言った方が近いかもしれません。彼女の深淵から溢れ出る言葉に癒されたのです。
孤独と、涙が消えない夜を、一人抱きしめている時には無縁だった感覚が、そこにはありました。

今晩はまた別の、大切な友人とお話しました。
彼女との出会いも高校です。
静かな夜の部屋に、今日も私の笑い声が響き渡りました。
はまっていること、好きな音楽や映画、落ち込んだこと、最近の習慣、授業のこと。
話していると、日常を相手のフィルター越しに垣間見ているような感じがして、新鮮でした。とても楽しかったです!

あ、そうそう。これは余談ですが…
私は前回のブログでヨガを始めたと書きました。
実はこの友人もヨガをやっていて、なんと、同じ先生の動画でした!びっくり!!

突然ですが、先月末からの楽しみはスパイスカレーを作ることです!
『私でもスパイスカレー作れました!』という本のおかげで夢中になり、7日連続で作って食べた1週間。
さすがに食生活が偏ってしまうので、今は週2のペースです。
クミン、コリアンダー、ターメリックの3種類のパウダースパイスがあればカレーは作れます!
ですが、私はホールスパイスを手に入れました。
ホールスパイスとは、植物を原形のまま乾燥させたものです。
ホールスパイスを使うと、家のキッチンがカレー屋さんのような香りに包まれます。
スパイスを炒めている時が至福!!
オクラ、かぼちゃ、茄子、キャベツ、ホウレンソウ、バターチキン、鯖缶、豚挽き肉などをメインにカレーを作りました。

2スパイススパイス

以前だったら、このようなマイブームはすぐ誰かに報告していただろうと思います。
約1か月間、自分の情熱の行き先が、家族以外に知られていないというのは少し不思議でした(笑)
友人にカレー愛を話せて嬉しかったです!🍛

明日は月曜日。また1週間が始まりますね!
皆さんが笑顔で過ごせますように!

それではまた。良い夢を!

新たな扉

こんにちは!れいかです。
約1ヶ月ぶりの更新になりますが、この期間に事態が急速に変化しました…。
少しでも早く収束することを願うばかりです。

今日から遠隔でのガイダンスが始まりましたね!
こまめに情報を確認するようにしましょう。
先月新設しました、ブログ部のTwitterでも適宜お知らせをしているので、是非覗いてみて下さい。
フォローもお待ちしております。

外出自粛により、家で過ごす時間が長くなりました。
そんな最近のマイブームは、オンライン英会話と料理です。
部屋の断捨離を1月から2月にかけてやり、「思う存分本を読みたい!」という欲求は3月にほぼ満たされたところで、授業開始日の延期が決まりました。
遊びに行くことができず、バイトも少ししか入れない。「さて、何をする?」戸惑いながらも、新しい世界に足を踏み入れることにしました。
英会話は始めてから3週間、料理は2週間ほど経ったところです。今までほとんど触れてこなかったことをしながら過ごす日々は刺激的で、1日があっという間に感じられます。
英会話は1日25分。講師は皆フィリピン人です。緊張しいの私は「初対面の人と英語で話すなんて…。AIとの英会話から始めようかな…。」と弱気な発言をしていました。しかし母に背中を押されてやってみたところ、想像以上に楽しくて続けることができています。なかなか外出できず家族としか話せない中、毎日はじめましての人とお喋りでき、英語を教えてもらえるのは一石二鳥です。レッスンのエピソードや学べたことなどを、またの機会に詳しく書きたいと思います!

2つ目は料理。母の仕事がお休みになり、家にいることが多いので、おすすめの料理本を貸してもらったり、道具の使い方を教わったりしています。
「ホットクック」がとても便利で、毎日とても助けられています。材料を切って、調味料を加え、スタートボタンを押すだけ!混ぜながら加熱をしてくれる優れものです。完成した様子を見たくて、蓋を開けるのが癖になります。本当に使い勝手が良く、先日も「ホットクックがあと3台くらいあったら、お店出せるね。(笑)」と母と話していました。水を入れなくても、野菜の水分を引き出して煮込み料理などが作れるので、甘味やうまみが凝縮します。楽して美味しい!なんてお得!と感動の日々です。

言語があるから、伝えたいことが正確に相手と分かち合える。
食べることは生きること。自然のものに生かされているという事実。
当たり前だと思っていたことをもう1度じっくり眺めてみると、気づきの光に照らされて、日常が輝き出します。

ちなみに私は今、所属している合唱サークルのオンラインパート練習に参加しながら、このブログを書いています。
Skypeでの練習で、マイクのオンオフの切り替えが容易にできるため、パートメンバーと話したり、ラジオ感覚で聴いたり、状況に合わせた使い分けが可能です。
思うように外に出れない生活は一見すると不自由ですが、「工夫次第だ!」と思いました。

家で過ごす時間はとても楽しいです。
でも、ニュースを見たり買い物に行ったりすると、異常事態だということを改めて思い知らされます。
1日でも早く、この世界が心穏やかな空気感を取り戻せますように。

変えられないものを受け入れる平静さと、変えられるものを変えていく勇気。
こんな今だからこそ、どちらも心に携えて過ごしたいものです。

皆さんもお体に気をつけてお過ごし下さい。それではまた!

元旦から車を運転しました

明けましておめでとうございます。あかねです。

私は普通自動車免許を持っているのですが、教職は配属された学校まで車を運転することも多々あります。初任者のうちは車通勤が禁止されていますが、2年目からは場所によって通勤方法が車となるでしょう。母も教員で車通勤だったので、卒業論文を提出した後から自家用車で運転慣れに励んでいました。

正月は祖父母の家へ行きます。大晦日の夜に私の運転で祖父母宅へ行ってみようという話になり、片道1時間の道のりを走ることになりました。勿論、親は普段の裏道ではなく、走りやすい大きな道路をルートとして教えてくれました。ただ、高速道路の傍にある太い道路ではなく、制限時速50kmで左右に曲がれば細い小道もあるようなルートでした。親自身も言っていましたが、とてもスパルタでした。

大きな事故もなく、父方・母方ともに往復出来たのでほっとしています。片道二車線でウインカーも出さずにこちらへ寄ってきた車や、やけに遭遇回数の多かった救急車など試練は満載でしたが、運転に自信が持てるようになりました。とはいえ、まだまだ経験不足なので、無理のない程度で仕事に向けて努力を重ねていきたいです。以上、あかねでした。皆様、お餅にはお気を付けて!

秋の京都 徒然なるままに 後編

こんばんは!れいです。

さてタイトルの通り、やっと後編を書く日がやってきました!(パチパチ)

もちろんこの間ブログを書いてから映画を見に行ったり成人式の前撮りをしたりと色々楽しいことがあり、国語国文学会の秋季大会もあり、で盛りだくさんの毎日ですが、とりあえずは京都の後編を皆さんにお届けしたいと思います。

先週の続き、いよいよ佐竹本三十六歌仙絵のお話です!

実は恥ずかしながら、今まで私は佐竹本三十六歌仙絵というものを知りませんでした。古筆の方は高校の時から好きだったし、自分で筆で書いたりするとより魅力が分かる気がしていたのですが、絵の方の魅力はいまいち分からず…。ただ今回の特別展で、テレビ等の特集を見ていかに素晴らしいかが分かり驚きました…!特に女君の装束の線描や色使いが素敵だなぁと。今回は女君が、前期に小野小町、後期に小大君が出たので私たちは小大君を見ることができました。

私たちが、三十六歌仙絵を見た最初の感想。思ったより字も絵も小さい!ということでした。パンフレット等で見た時は、もっとドーーーンって感じに描かれているように見えたのですが、絵も字も割とちょこんって感じでした。なので最初は、あれ?思ったよりちょっとしょぼい感じ…?(本当に失礼)と思ってしまいました。でも順を追って何人かの歌仙絵を見ていくうちに、歌の内容や歌人によって小さな顔の表情や雰囲気が違っているのが分かったのと、絵が小さいからこそ余白の部分で、和歌の風景を想像できるように感じて、シンプルなのに奥深く、見れば見るほどにその魅力にとりつかれました。後期、能の講義を受けていて、能は今の舞台よりもずっとシンプルですが、その分観客の想像力も膨らむように感じて、佐竹本も同じような良さがあるというか、絵そのものの線や色の美しさもあるのですが、それと同じくらいに余白の美しさというものを感じました。顔は、これも何かの特集で見た通りなのですが、顔色まできちんとかき分けられていて、しわの入り方だったり眼の角度も少しずつ違っていて、和歌からの想像や創作がここまで絵によって美しく表現されていることに感動しました。また、茶掛として使用されていたこともりあり、一人一人雰囲気にあった表具が仕立てられており、またそれが素敵で、絶対に無理だけど家に飾りたい…!と思ってしまいました。歌人たちの顔が一人一人違うので、好みの顔を見つけるのも楽しく、私は大伴家持が下膨れでかわいい?かったです(笑)

これにて大満足で特別展を見終わった私たちですが(もっともっと展示はあったけどここでは割愛します汗)、なんと!!迷いに迷って図録を買ってしまった…!京都まで来て買わなかったら後悔する…見るだけで目の保養になるのだから…と精いっぱいの理由を自分につけ、しっかりお持ち帰り。だって表紙から素敵だったのだもの…。飾っておくだけで幸せな気分になります。

京博を後にした私たちは、京都の友人と合流し、鴨川沿いのおいしいイタリアンのお店へ。実はここ、7年前に川床の時期に行ったお店で、その時にあまりにもおいしくて、また行きたい!と私がみんなにお願いしたのです。
おいしいピザやスパゲッティ、そして久しぶりに友人とゆっくり話す時間。素敵すぎる夜でした。

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さておいしい料理にお腹いっぱいの私たちは、バスに乗って永観堂へ。というのも、紅葉の時期は多くの寺院で夜間のライトアップがあり、その中でも永観堂周辺の岡崎エリアは色づきが早く11月半ばでもとっても綺麗なのだそうです。

写真がこちら。
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言葉にならないほどきれいではないですか!?本当に語彙力がなくて、終始「やばい」と謎に連呼してましたが、形容する言葉が見つからないくらい美しかったです。青紅葉がまだ交じっているのも、逆に雰囲気が良くて趣があっていいなぁと。そして沼?小さな湖みたいな水面に映る逆さ紅葉(と勝手に名付けてみる)がそれまた鮮やかで、本当に佐竹本に引き続き眼福でした。

これにて1日目終了!!(長い!)

 

2日目

朝京都の友人は予定があって、午前中は2人で観光。朝はそれまた雰囲気の良いパン屋さんでおいしいシナモンロールをいただいて、鴨川デルタで遊びまくって楽しい朝を過ごしました。私は小さい頃パンが大好きで、将来パン屋さんになりたいと思っていて、今でもパン屋を見ると寄り道したくなる衝動にかられます。ちなみにシナモンロールはマストです。意外とお店によってシナモンの風味が違うので、ぜひ試してみてください!ちなみに私はここまでパン屋パン屋言いまくってますが、スタバのシナモンロールが一番好きです。
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↑色づいた鴨川

そしてあんなこんなで昼近くなってしまったのですが、今SNSで話題?の瑠璃光院に向かうことに。というのも瑠璃光院は、書院から見る紅葉が有名で、その紅葉が机?床?に映って更に綺麗なのだそう。せっかくだからということで、私たちもローカルな雰囲気の叡山電鉄に乗って最寄りの八瀬口まで向かいました。

八瀬口駅に降りると人はいっぱい車の往来もすごくて、どこぞのテーマパークみたいなこみ方でした。けれどもやっぱり北の方ということもあって、洛内よりずっと紅葉が進んでいました。

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さて紅葉を堪能しながら瑠璃光院の方に向かうと、なんと整理券を配布していて、入れるのは一時間半後!混んでいることは予想していたけれど、想像以上の混雑に驚いてしまいました。私たちは午後に三人で祇園を着物散策する予定があって、既に着物レンタルも予約済…。一時間半後だとそれに間に合わなくなってしまうので、泣く泣く断念し、近くで素敵な寺院がないか探し、少し山を下って蓮華寺というお寺へ。

小さいお寺で、殆ど人がいなくこちらはすぐに入ることができました…なのですが、きっと瑠璃光院以上に紅葉が綺麗でした。
静かな雰囲気でお参りできるのと、庭園の静かな雰囲気に心が洗われる思いがして、こんな時間って普段の講義とは違う充実度だけれど、濃密な時間だなとしみじみ思いました。演習とかレポートとかで忙しい毎日だったけれど、少し気持ちが落ち着いたように思って、こういう時の過ごし方も必要だなと思いました。東京にこんな雰囲気のお寺が欲しい!と心から思いました。

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午後は祇園に移動し、念願の三人で着物散策!写真をたくさん撮って、おいしい抹茶スイーツを食べ、古本市で「暮らしの手帖」のかわいいデザインに感動し、お土産を爆買い(笑)し、これまた幸せ過ぎる数時間を過ごしました。

美味の餡サンドの写真を公開↓
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楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、着物を返したらもう新幹線の時間になっていました。たった1泊2日だったけれど、久しぶりに三人でたくさん話して、笑って、おいしいものと綺麗な景色に感動して、名残惜しくて東京に帰りたくない!と心から思いました…。東京に待つ演習という現実が受け止められず…(なんとか演習発表間に合いました!)。

最後、友人が新幹線のホームまで来てくれて、最後まで窓越しにバイバイって手を振って、最後はなぜか本当に寂しくなってしまって、うるうるしてしまいました。それほど楽しくて、充実した旅行でした。

 

最後に言いたいこと。なぜ私がここまで旅行のことを詳しく書いた(書いてしまった)のか、ということ。話は変わりますが、先週成人式の前撮りで久しぶりに父に会い、何年振りかで家族写真というものを撮りました。色々事情があって、もしかしたらもう一生撮らないかもしれなくて、その瞬間一瞬一瞬が大切なものに感じました。この話に限りませんが、ふと何かを感じたその瞬間っていうのは、他に取り換えがきかない気持ち、なのだと思っていて、だからこそ私は毎日を大切にしたいし、こうしていちいちブログに詳しく残すのも、それがあるからです。同じ生き方をするならば、せっかくだったらこだわりを持って生きたいと思っています。趣味もたくさんあっていいし、それが中途半端でも、何か自分の基準とか好みを持って人生を生きている人は素敵だなと思うものです。

以上演習に悩む私の戯言でした…!