秋の京都 徒然なるままに 前編

こんばんは!
昨日今日、突然に雨が続いていますね…。ちなみに今日私は、祖父と曾祖母の法事があり雨の中お寺に行きました。二人ともに私が生まれる前に亡くなっているのですが、いつもおじいちゃんやひいおばあちゃんが見守ってくれているのかなぁと思って、背筋が伸びる思いでした。

さて私は先週、友人と京都に国内留学している友人の所へ遊びに行ってきました!
前にもブログに書いた気もしますが、私の京都への気持ちは並々ならぬもの(?)で、小学校6年生の時に修学旅行で行って以来、京都は多分8、9回目だと思います。そして京都検定3級もとってしまい(実は2週間後2級の試験なのです!)、無駄に京都に詳しいのです。

私は金曜日5限まで講義があり、友人も部活があったりで、土曜日の朝新幹線に乗って行き、日曜日の夜帰るという超タイトなスケジュールでしたが、紅葉も綺麗で朝から夜までぜーんぶ京都を楽しみ尽くして、今もはぁ京都に帰りたい…ってなっています。

というわけで、楽しすぎて幸せ過ぎてどこから書けばいいのか分からないので、とりあえず時系列に従って2回くらいに分けてブログに書こうと思います。

ながーーーくなりそうですがしばらくお付き合い下さい!笑

 

1日目
京都についてまず、私たちは腹ごしらえをしました。というのも午後はまず、京都国立博物館の特別手展「佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」を見に行ったので、ちゃんとご飯食べなければ…と考えたからです。
さてお昼ご飯、京都駅にある「中村藤吉」という茶寮でいただきました。京都駅にはたくさんのお店がそろっているのですが、やっぱり京都に来たからには京都らしいお店に行きたい!となって、このお店を選びました。中村藤吉は宇治本店のお店で、前にそちらの方には行ったことがあったのですが、京都駅の方は初めてでした。

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お店に入ってまず感動したのは、中村藤吉のお茶が飲み放題だということです。私の家は朝必ず煎茶を飲むので、私自身お茶が大好きになり、おいしいお茶を飲むと心が落ち着き、幸せな気持ちになります。
中村藤吉の茶葉は前に一度買ったことがあったのですが、やはり変わらないおいしさで、香ばしくて優しいお味でした。

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続いていただいたのは、抹茶そばとほうじ茶パフェです。京都は、東京よりかなり寒かったので、暖かいそばが身に染みるようでした。パフェは今回はほうじ茶にしました。というのも、私はほうじ茶も大好きで(結局お茶全般好きです)、巷に出るほうじ茶スイーツはつい手に取ってしまうくらいの通だからです(ちなみに、時々限定で発売されるハーゲンダッツのほうじ茶ラテは本当においしいです!)。
このパフェは上に家紋?の形をしたほうじ茶パウダーがかかっていて、その下に生クリーム、ほうじ茶アイス、ほうじ茶ゼリイ、わらび餅ととにかくほうじ茶づくしでした。ほうじ茶好きな人にとっては最高の一品です。私は特に、ほうじ茶アイスが程よく苦みもあって一番おいしく感じました。わらび餅はふわふわで、底の方にあってお腹いっぱいなはずなのに、ぺろりと食べられてしまいます。
京都についてすぐ、京都らしいおいしいお茶、そば、スイーツがいただけるのでお勧めのお店です!お店には行けない方は、抹茶、ほうじ茶ゼリイはお持ち帰りでお土産もあるので、こちらは帰りの新幹線で食べるにもベストです!(私はあまりのおいしさに毎回買ってしまいます)

さて、腹ごしらえを済ませた私たちは、京都国立博物館へバスへ向かいました。目的はもちろん特別展「佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」を見に行くためです。特別展の告知を見てからずっと見に行きたい!と思っていた上に、先生方が講義でも何度か取り上げていらして、ああ今まで複製や本の中だけの作品たちをこの目で見られるのかと思って、本当に本当に本当に楽しみでした。
京都駅から10分ほどバスに揺られ、京博についた私たちは早速チケットを買い…まずは記念撮影です!笑
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三十六歌仙というのは、藤原公任が撰んだ優れた和歌の詠み人(柿本人麻呂や小野小町など)三十六人のことで、佐竹本三十六歌仙絵というのは、この三十六歌仙を題材に描かれた絵巻のことを指します。佐竹本は、鎌倉時代に書かれその名の通り秋田の佐竹家に伝わりました。しかし大正時代になり、所有者がこの絵巻を売りだそうとすると、あまりにも価値が高く誰も買うことができなかったそうです。そのため当時財界人、茶人の益田鈍翁を中心に作品を分断し購入することになり、結果として佐竹本は分断され流転したのです。そして今年はその分断の年からちょうど100年目にあたります。今まで二、三枚は一緒に出たことがあったらしいのですが、一度の特別展で三十人以上出たことはいまだかつてないことなのだそうです。それだけ前例のなく、特別なことなのです。
私はその経緯を講義や特別展の特集記事やテレビで見ていたので、大きなパネルにあった「もう、会えないと思っていた」という言葉を見ただけで、思わず泣きそうになってしまいました。
今ではありえない絵巻分断、もちろんそこには日本の文化財を海外に流出することを防ぐ意味もあったそうなので、一概に良い悪いとは言えないのですが、本来一つであったものが分かれてしまったというのは悲しいことだと思います。
更にこの特別展は、佐竹本以外にも素晴らしい作品が多く出品されています。寸松庵色紙や古筆手鏡、石山切など、貴重なものばかりです。それだけ、私は本当にこの日を楽しみにしていました。

さて京博に入ると、いつも行っている東博とは違って、広い土地に建物が点在?していて空が広く感じられ、空気がおいしいなぁと思いました。上野の、あの文化がひしめき合う狭々とした雰囲気も好きなのですが、やっぱりこう京都の少しゆったりとした空気は大好きです。
目当ての特別展は、入って真っすぐ進んだ平成知新館にて行われていました。吹き抜けで明るい雰囲気がなんとも素敵な建物です。
早速私たちは荷物を預け、展示会場へと向かいました。

一週間後の今考えても素敵な展示だったなぁと思っているのですが、今回は特に感動した第一章の「国宝《三十六人家集》と平安の名筆」と第三章の「‶大歌仙〟佐竹本三十六歌仙絵」を中心にお話ししたいと思います。

まず第一章ですが、こちらには先ほども挙げたように、貴重な古筆切が多く展示されています。その中でも気になった作品をいくつか挙げたいと思います。
1、手鏡「藻塩草」
手鏡とは、折本(屛風状に折られている本)に、古筆の一部(断簡)を貼って鑑賞するためのものです。一つ一つの古筆切に解説がなかったので作品名が分からないものも多かったのですが、『万葉集』らしき古筆切を2回ほど見かけ!その形態と付訓状態から、天治本と紀州本の断簡ではないか?と勝手に想像していました。で、後に調べてみたらどうも一枚は天治本断簡の仁和寺切だということが分かりました。もう一枚は予想を外れて多分金沢文庫本でした。残念。というかそもそも紀州本は二十巻そろいの本だから、断簡なんて存在しないのですよね…とんだ痛恨のミス。けれども一つ当てられたことが自信につながりました。
まさかここで『万葉集』が見られるとは思わずで、どんな古筆切よりも輝いて見えました。天治本は初めて見たので、目に焼き付けようと思ってじーっと見てきました。

2、高野切(第三種)「貞観御時に」
前のブログでも紹介した高野切です。高野切はまず仮名の手本、その中でも基本中の基本の作品ですが、ここまで大きな(量の多い、という意味です)断簡は私は初めて見ました。高野切第三種は、高校三年生の時に初めて臨書した(そのまま写した)古筆で、私にとっては思い出深いものです。これが生で見られるというのは、まさに眼福の一言に尽きます。筆の動きがなめらかで癖のなく、力強さもある素晴らしい古筆切…これも目に焼き付けようと必死に目を開いていました。

3、三十六人家集 躬恒集・素性集・重之集・興風集 京都 本願寺
本願寺とは西本願寺のことで、これは三十六歌仙の家集です。なによりもこの本の魅力は、筆の美しさもさることながら、一番は紙の美しさです。紙を何枚か継いで、まるで芸術作品のように山の模様を作ったり、雲母(きら)がすいてあるなど、なんといっても紙がきれいなのです。そして通常銀は時間の経過とともに酸化して黒くなってしまうのですが、こちらの紙は、外気に触れる機会が少なかったのか金銀ともに美しくすいてあるのが見えるのです。そして本の装訂(紙のつなぎ方)は粘葉装で、糊付けをして紙を繋げる、現在とは異なる本の作りになっていることも魅力の一つです。私はこれを見た瞬間、あまりの美しさに感動で思わず涙が出ました。それくらい、時を超えて引き継がれる大切な作品なのです。

 

ああ!続いていよいよ佐竹本三十六歌仙絵に行きたい所ですが、ここでタイムアップ!
半月後のブログで、この旅行の続きをお伝えしようと思います。
ブログを書いていて、自分で楽しくなりつい説明じみてしまう…お見苦しい点が多く申し訳ないです、、、次のブログ、楽しみにしていてくださいね。

それでは、おやすみなさい!

卒業論文

こんにちは。あかねです。卒業論文は渡部先生の近代文学ゼミに入っているのですが、夏休み明けに12000字程度の課題を提出することになっています。その進捗を、同じ近代文学ゼミの友人と報告し合いました。アドバイスも言ったり貰ったりしました。
私が今調べていることは、雑誌に発表されたものと、その3年前に書かれた原稿との違いです。「赤城下扶桑堂」は「五軒町正直堂」に、「木村商店」は「大黒屋商店」に変更されていました。何故乱歩がそのように変えたのか、1923年当時の辞典や、実際に東京のその地名の場所の歴史を紐解いていっています。まさか東京の図書館に行かなければならなくなるとは……!卒業論文は幅広い調査が必要なものなのだなと現在ひしひしと感じています。
友人は「いろは茶屋」と「けんぺき茶屋」について調べていました。私も友人も、これを調べて何が言えるんだろうという虚無感を抱えていますが、互いに別視点で考えることによって、何とか意味を見出せそうです。
まずは現地の図書館で地元の歴史調べに精を出そうと思いました。同時並行で、調べだけでなく課題作成も進めていきたいです。以上、あかねでした。

夏の京都

最近、夏バテ気味でお腹を壊しています。
かき氷とアイス大好きなのに全然食べることができない。残念極まりない。
皆さんはいかがですか?

こんばんは、れいです。
少しずつ涼しくなってきて、秋の空気ももうそこまで来ていると感じます。
こんな時に思い出すのは、

夏と秋と 行きかふ空のかよひ路は かたへすずしき風や吹くらむ

という凡河内躬恒の和歌です。蒸し暑い中にさわやかな秋の風を感じて、ふと上を見ると真っ青な空に、綿菓子みたいな雲が漂っている。昔の人もきっと同じ思いだったのかな、と想像します。

 

先日、私は京都の同志社女子大に国内留学している友人のところに遊びに行ってきました。実は私も、高校生の頃から国内留学には興味があったのですが、教員免許取得を考えるとやはり難しくなってしまい、泣く泣く諦めたのです。その友人も、我らが同じ日文生で、京都でももちろん同じく日本文学を学んでいます。
私は小学生からの自称京都マニア(?)で、好きが高じて京都検定というご当地検定の3級を持っています。ですが、最近は日本全国の寺社を回ってみたい!という気持ちが強くなって、少し疎遠になってしまっていました。なので、今回その友人に約半年ぶりに会うのもとても楽しみだったし、同時に久しぶりに京都に行ける!という喜びもありました。
ただ一つ残念だったこと…。本当は2日目に奈良の飛鳥に行って、万葉の舞台を肌で感じたい!と思っていたのですが、暑さに体が追い付かず断念したことです。飛鳥は奈良の中心から離れているので、京都からは遠い上に休憩できる場所も少なく、歩く距離が尋常ではない…。諦めて、これもまた行きたいと思っていた、興福寺と春日大社に行きました。でもやっぱり飛鳥行きたかった!!!涼しくなったらリベンジです。

とにかく盆地の京都は暑くて灼熱地獄だったので、暑さに弱い私はとってもスローペースで巡りました。そんな旅の中でも、今日はぜひ皆さんに紹介したい!という寺社や私の体験をお話ししようと思います。

 

まずこちら。五山の送り火です。

今回の目的の一つに、五山の送り火を見るということがありました。毎年テレビでは見ているのですが、いつかこの目でという気持ちがあり、叶えることができました。
一番の見物スポットは出町柳の三角州の所らしいのですが、とても混雑するとのことだったので、松ヶ崎で「妙」の字を目の前で見ました。

 

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今回初めて知って驚いたのが、五山の送り火の火は20分ほどしか保たないことです。綺麗で儚く、その短さが日本の夏の終わりを告げているように感じて、見ていて少し名残惜しく、寂しくなりました。私の家では、ちょうど京都に行く前に迎え火をしていたので、送り火を見ながら、心の中でおじいちゃんにまた来年ね、と自然に声をかけていました。
もちろん私のように半ば観光のような形で来る人も多かったのですが、地元の人もたくさんいて、いかに京都の行事や文化が根付いているかを肌で感じることのできる体験でした。

 

続いて紹介したいのは、北野天満宮の御手洗川足つけ燈明神事です(ちょっと難しい名前なのですが、正式名称通りに記しました)。もとは平安京ゆかりの行事で、清めの神事なのだそうです。境内の御手洗川をろうそくを持って歩き、足を清めた後、更に御本殿の中に特別に入れていただきました。
ネットでこの行事の詳細が出てこなかったので、詳しいゆかりが分からずなのですが、夏越の祓のように、身も心も穢れを祓って清めることで、無病息災で健康に過ごせることを願った行事なのだと思います(不確かでごめんなさい)。

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この上の写真の通りなのですが、この行事は「京の七夕」という京都のイベントの一つで、神事の受付も夜の8時までやっているのです!私は少し暗くなってからお参りに行ったのですが、とても幻想的できれいでした。

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また、冷たい御手洗川に足を付けることで今までの汗もすっと消えて、清々しい気持ちになりました。あと半年間(もないですが)気持ちを新たに頑張れそうです。
最後に本殿の周りをぐるっとして、神事は終了なのですが、ちょうど本殿の裏側に来た時、周りに光がなく、星がきれいに見えたのが印象的でした。星というといつも『建礼門院右京大夫集』を思い出すのですが、ここに祀られている道真も右京大夫も空を見上げたのだろうなと考えると、とても感慨深かったです。忘れられない夜でした。

 

最後に紹介したいのは、祇王寺です。祇王寺といえば、言わずもがな『平家物語』の舞台の一つなので、名前は知っているという方も多いかと思います。私も高校生の頃に『平家物語』を読んで、あまりにも人間の愛が移ろいやすく哀しく、ただ打ちのめされた覚えがあります。
その時から祇王寺に行ってみたいと思っていたのですが、奥嵯峨にあり駅からも遠いので、行くのを躊躇っていました。ちなみに今回は暑さに我慢できず、タクシーを使いました。運転手の方がとても気さくで道中とても楽しかったです!友人によれば、祇王寺は人力車でもいけないそうで、嵐山の駅近くと比較できないほど、人がおらずひっそりとしていました。

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境内はこの青々とした苔が有名で、青紅葉が光に透けて淡い光が地面を柔らかに照らしていて、別世界のようでした。自然の音しか耳に届かず、祇王も仏御前もこの自然の中で安らかに眠ってほしいと心から願ってお参りしました。
祇王は出家して尼となり、どんな思いでこの自然を見ていたのだろうかと考え、私とさほど年齢も変わらないのにいろんな経験をして、尼になった彼女の人生を想像すると、胸が締め付けられる思いでした。

また、とっても静かな場所だったので、自分のことを見つめる時間にもなりました。

 

この三日間、二日は友人と一緒に京都奈良を巡って、夜は二人で将来のことや、互いの半期の講義のこと、履修のことを、久しぶりにゆっくり話すことができたのも忘れられない思い出になりました。また、私は実家暮らしで家に帰ればご飯があるのが当たり前だったのですが、一人暮らしの生活を目の当たりにして、友人のことを改めて尊敬し、自分も東京で頑張らなければと強く感じました。

そして京都を久しぶりに訪れてみて、実際に古都の空気を感じてみると、祖納と思いが膨らむ自分がいました。京都は「文学の舞台」と簡単に形容されてしまいますが、それだけではないと今回感じました。たとえ千年前だったとしても、そこで懸命に生きた人々がいて、そういう人々が紡いできた時間によって、初めて文化や行事は重みを持って行われるのだと思うし、文学の中にいた人々、物語の書き手など、一人一人が生きた証が京都にはたくさん残っているからです。「舞台」という言葉を使うのは、あまりにも軽々しい、と思ってしまいます。

前に、「追憶」という映画がありました。その映画自体は見ていないのですが、「追憶」という言葉がなぜかとても印象的で、心の中に残っていました。「追憶」には、過去をしのぶこと、思いをはせること、という意味があるのですが、京都って「追憶」の場だなぁと思うのです。東京にももちろん江戸の歴史があるのですが、京都はずっとずっと古い。約1200年。そして、その歴史や時の積み重ね、文化の系譜が直接肌で感じられる場所です。
これからもこんな素敵な京都の歴史が守られるように、と感じています。

 

二十歳

先日、二十歳になりました。

私は小さい頃、大人になったら心は変わって、今のものではなくなると思っていました。

でも違った。
特に、私の心は変わっていなかった。
成長はしたけれど、根本は変わらない。
昔、上を見て「大人だな」と思っていた人たちも、実は大人に見えるだけだったのかもしれない、と思うことが最近あります。

私は、小学生のころ、早く二十歳になりたいと思っていました。漠然とした憧れがありました。
今、小学生に戻りたいとは思わないけれど、その時の私に言いたい。

憧れるほど、私の心は大人になっていないって!

 

さて、二十歳になるにあたって、私はとてもドキドキ?ちょっぴり楽しみなことがありました。
それは、昔、母が書いてくれた手紙を開けることです。
実はこれは、二、三年前にたまたまアルバムを整理していたら、宛名も何も書いていない手紙があり、開けてみたら一行目に「二十歳になったれいへ」とあり、慌ててしまったものなのです。
母は、もう書いたことさえ忘れていて、またアルバムにはさんだら絶対に二十歳の時に忘れて開けられない、と思ったので、私の机に引き出しに大切にしておきました。

開けてみると、母がこの手紙を書いたのは、1999年12月だということが分かりました(生後4か月とあったので)
それを伝えると、母はさっぱり思い出せないと。本当に書いたことを忘れていたらしいです。

私は、十九歳と二十歳は、大きく違うと感じています。たとえそれが、ある日には十九歳で、次の日には二十歳になる、そのたった一日の違いでも。二十歳になると「成人」になり、法律で認められて許されることが多くなる一方でそれは自分で自分のことを律しなければならないことでもあります。
また、いよいよ将来について今後どのように生きていくか考えなければならない年にもなります。

 

「自分の信じた道を歩いて下さい。」
母からの手紙にあった一節です。一年後、十年後、先のことを考えると、すごく不安になって、空回りしそうになります。そして、未来の夢に向かって着々と歩を進める友人を見ていると、なぜ私はいつまでも足踏みしているのかと焦ります。
でもこれを読んだときに、少し、自分に自信を持てたように思いました。そして、素直に「こうなりたいな」と考える自分の姿を、純粋に描き出せるような、そんな気持ちになりました。

地球や、自然の摂理から比べると、二十年は、ほんの一瞬なのかもしれない。でも、私たちは決して過去の自分にも、そして今この瞬間の自分にも、戻ることができない。常に、未来へと進むしかないのです。でも、こうして二十年前の母から手紙をもらい、時を超えて、母から大切なものを受け取ることができました。
この二十年、色々な事があったし、今後もたくさんの経験をすると思うけれど、ここまで育ててきてくれた母には、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとう。

 

そしてやっと夏休みに入り、本をゆっくり読む時間ができました。記念すべき今夏1冊目は、

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佐々木丸美さんの『雪の断章』です。佐々木さんは、五十六歳の若さで鬼籍に入られていますが、この『雪の断章』は処女作になります。簡単にあらすじを説明すると、孤児の飛鳥という女の子がお金持ちの家に引き取られるのですが、お手伝いさん同然(それ以下?)に扱われ虐められて、家を飛び出したところで、運命の男性と出会うっていう、いわゆる「シンデレラストーリー」的なお話です。
これだけいうと好き嫌いが分かれそうですが、なりよりも佐々木さんの詩的な表現、場面展開が秀逸で、孤児という枠にとらわれずに、少女の心の屈折を描いているところに私は共感し、感動しました。特に、この運命の男性(飛鳥から見るとお兄さんのような存在になるのですが)祐也さんに出会う場面の最初、唐突に
「偶然の神秘というものを信じている」
の一言から始まるところで、衝撃を受けました。これで、物語全体の全てを表現しているような、「偶然の神秘」ってすなわち「運命」のことなのですが、飛鳥の生きる時間と祐也さんの生きる時間がぴったりと重なることの予感と、その空気が、ここまで伝わってくるように思います。
タイトルに「雪」とあるように、北海道のお話で「雪」が飛鳥の心を表現する助けになっているのですが、「雪」がこのお話を幻想的で美しく、また寂しく悲しいものに仕上げていて、ある意味で少し観念的なでも現実とは離れていない綺麗な作品に仕上げているのだと感じます。

なお佐々木さんは生涯でたった十八作品しか書いておらず、作家活動も数年しかなかったために、一時期は廃刊になっていたようですが、復刊運動が高まり、今は「ブッキング単行本」「(東京創元社)創元推理文庫」で復刊されているようです。わたしは、ブックオフで創元推理文庫のものをたまたま見つけたのですが、ブッキング単行本には、佐々木さん自身のあとがきがあるようで、こちらも手に入れたくなってきました。
そしてファンサイト(ご家族公認のようです)によると、この十八作品すべてがなにかしら繋がっているみたいです。登場人物相関図を作る人もいるとか…。とりあえずまずは、二作目の『崖の館』を読みたいです。そして北海道で『雪の断章』聖地巡礼をしたいです。特に、飛鳥と祐也さんが出会う、札幌の大通り公園三丁目のベンチには、絶対行ってみたい。雪は積もっているのだけれど、やんでなければならないのです(条件が難しい)。1975年の作品、せっかくだからその場所をフィルムカメラで写真を撮りたいです。夢が広がる。

主人公飛鳥は、屈折を持った素直でない女の子です。引き取られた家を飛び出し見知らぬ人に育てられるなんて現実的なお話ではない、とも思います。でも、少女飛鳥と周りの人の温かさ、団欒、そしていつかは別れていくという儚さ。私たちの心の中に、必ず共通するものがあると思います。
二十歳になったばかりの時に、出会ってよかった。そんな風に思える作品です。

「ヴ」の付く強い馬

こんにちは、ゆりかです。

今日は競走馬、サラブレッドのお話をしていきたいと思います。

「大魔人」と呼ばれた元・プロ野球選手の佐々木さんが愛した牝馬、ハルーワスウィート。

ハルーワスウィートは先天的に尻尾がない馬だった。

血統的にはグローリアスソング直子の孫と、かなりの良血馬。

キレイな栗毛色の馬体。

その身体つきが魅力的と感じた友道調教師は、尻尾がないものの、最初の預託馬として引き受けた。

普通、馬は疾走時に尻尾でバランスを取りながら、カーブを曲がると言われている。

が、ハルーワスウィートには、そうした感覚が備わっていないと考えられた。

現役時代は、ダート(砂)の短距離で活躍し、下級条件戦で5勝をあげた準オープン馬。

尻尾がない姿が愛らしく、ファンも多い馬であった。

佐々木さんもこの馬のファンだった。

「僕は尻尾のないハルーワスウィートという馬が現役時代から大好きでして、

あの馬の子供は全部ほしいんです。

(生産者の)吉田勝己さんが『こんだけ好かれたらしょうがない。佐々木君のもんだ』と諦めてるくらいに。

なので、その子供もずっと持ち続けていきたいですよ」

その言葉通り、2012年に馬主資格を取得した佐々木さんはハルーワスウィートの子を落札し、産駒5頭全て所有している。

繁殖牝馬ハルーワスウィートから生まれた3頭は、全てがG1馬(最高位のレースで勝った馬)となり、

特に、ヴィブロスは海外G1のドバイターフにも優勝し、一夜にして賞金約4億円を獲得。

しかし、馬を養っていくには、馬の餌となる牧草など多大な出費が免れない。

馬主の佐々木さんも決して楽ではないという。

ヴィルシーナ、ヴィブロス、シュヴァルグラン。

佐々木さんの馬にはいつしか「ヴ」が付くようになった。

ヴィルシーナ。青毛の牝馬。

馬名の由来は、ロシア語で頂点。

ヴィブロス。青毛の牝馬。

馬名は、ギリシャの地名ビブロスから。

シュヴァルグラン。栗毛の牡馬。

馬名の由来は、フランス語で偉大な馬。

これらの命名は佐々木さんの妻である、タレントの榎本加奈子さんによるもの。

強い馬には「ヴ」が付いていると、佐々木さんにアドバイスしたらしい。

武豊騎手に「2400mで世界一」とまで言われた金色の暴君・オルフェーヴル。

そのオルフェーヴルを、凱旋門賞(2400m)で負かした、フランスの女傑トレヴ。

これらが強い馬にあたるのでしょうか。

少々、話が脱線しますが、先程紹介したオルフェーヴル。この馬はヨーロッパ最大級のレースの一つ、フランス・ロンシャンの凱旋門賞に2度挑戦している。

中でも、トレヴがいなかった一度目の2012年のレース。

後ろから3、4頭目。外から栗毛の馬体が来たぞーーー!!!日本のオルフェーヴルだーー!!!!ッ

オルフェーヴル先頭だ!残り200m!先頭はオルフェーヴルだっ!

栄光まであと200mー!!!

最後の直線、誰もが勝ったと思った。

この試合を生中継で見ていた伯父によると、

どしゃ降りの雨馬場を走るオルフェーヴル。

その姿ははたから見てもバッテバテだった。

普通無表情に近い、涼しい顔で走るはずの馬が、その直線本当に苦しそうな顔をしていた。

横からジリジリ差をつめるソレミヤ。

ソレミヤは、現地フランスでも人気薄で、雨の日だけ強いことで知られる牝馬。

勝てるかどうか、オルフェーヴル!

ソレミヤ!!ソレミヤが迫ってくる!!!

オルフェーヴル、ソレミヤに僅かにかわされたかーーー!!

僅かに…、僅かにかわされたかー!

日本の夢がゴール直前で潰えたかっ!!!

そう、凱旋門賞は世界中から選出された、ジョッキーと名馬が競い合う祭典。

日本馬で、日本のジョッキーで勝つことが、競馬業界を代々担ってきたものの夢である。

「世界一」という称号を得るために!

しかし、伯父はオルフェーヴルが嫌いだった。なぜかは知らないが、嫌いだった。

人生は不条理なものである。

日本馬が、最も栄光に近づいたこのレース、

伯父はオルフェーヴルに勝ってほしくなかった!

食い入るように画面を見つめる伯父。

そこに映し出されたオルフェーヴルは、なんともひどい顔をしていたという。

まるで、バテバテの人間が息を吸うため、口を大きく開け、苦しみに顔を歪めているような。

その顔で必死になって走る、その姿が、よりによって正面アップのスローモーションで映し出された。

伯父の腹筋は崩壊した。

伯父は「なんというひどい顔をしているのだと、思わず笑ってしまった」と回想する。

その後、録画しておいたものをもう一回見て、オルフェーヴルの最後の直線、正面アップで画像を止め、また爆笑した。

オルフェーヴル、2着ッ!!!

ゴール直前まで、日本は夢を見ました!

残り50m!勝利を半分確信しました!

しかし!外から1頭、フランスのソレミヤという牝馬が、オルフェーヴルを交わしていきました、これが凱旋門賞です!!

(悔しさと落胆の入り交じった声)

これが世界の高い壁です!

最後は半馬身差………

正直言って、最初にこのレースを見た時、私はあと一歩だったのにといった感じで、悔しいと思った。

しかし、伯父の話を聞き、オルフェーヴルは雨の中で嫌々走ってるようだったし、すでにバテていたことを知った。

それを知った時、これは各々が十分努力した上での、必然的な結果だったのかもしれない、と胸が軽くなった。

引用した特徴的な実況は、情熱的で、聞いていて、とても面白いと思うので、ぜひYouTubeで聞いてみて下さい。

(歌声は)宇宙の風に乗れなかった。

みなさんこんにちは。えぬです。一月後半はお休みを頂いていたので、とってもとってもお久しぶりの投稿です。

さて、昨日はバレンタインでどことなく空気も浮ついておりましたね。皆様、充実した日を送りましたか?

そんな今年のバレンタイン、私は朝から夜まで友人とカラオケで過ごしました!!しかし昨日は極寒に加えて強風が吹き荒れ、震えながら何でこんなに寒いのかねぇ…?と友人に振ったらにっこり笑って「バレンタインだからじゃない?」とブラックユーモアをかましてくれました~。

ありがとう極寒!!北風と太陽の太陽的なお膳立ては無用!!もっと吹き荒れるのよ!!!

 

久しぶりにカラオケに行き、友人が引くくらいスピッツの歌を歌ってきました。本人映像にテンションが上がったり低音が苦しくてデスボイスになったり、時に採点結果に抗議しながら歌いました。しかし今回のカラオケで学んだ事があります。それは、、

“スピッツの曲は、一般ピープルが歌うと大惨事になる”という事・・・。

名曲『涙がキラリ☆』なんてもう事故です事故。まず出だしから音が出ない。サビの「俺が天使だったなら~♪」部分は音が高過ぎてカっスカスな歌声になり、天使じゃなくてもはや死神…?酷い有様でした。

しかしそれでも果敢に挑戦するえぬ氏。喉が潰れました。間奏はエアギターをしたり、エアベースでソロ部分を弾く真似をしたりドラムのリズムを刻んだりと愉しみ、改めて曲の美しさとスピッツの偉大さを感じました。

『ロビンソン』では本人映像に合わせてvo.草野マサムネ氏の揺れるキノコヘアを真似し、顔を振り振り歌っていたらビブラート得点になったのか、採点評価が良かったです。調子に乗っていたらル~ララ~宇宙の~風に乗る~♪の部分で無事爆死しましたが。

久し振りのカラオケ、とっても楽しかったです!終始本人映像の真似して歌う私を、友人は生温かい目で見たり大爆笑して見ていてくれたり・・・。恐らく友人も楽しんでいてくれたのではないでしょうか。そして次に利用する方が履歴を見た時にうわ…となる事を想像しながら、カラオケボックスを後にしました。

 

さてさて、完全に身内話になりますが、妹の受験が無事終わったのでほっとしております。

本番でおなかが痛くなってしまうタイプの子なので心配しておりましたが、合格と表示された携帯の画面を満面の笑顔で見せに来た時は思わず泣いてしまいました。春からの中学校生活も楽しみにしているようで、すっかり安心しております。残り少ない小学校生活を別の進学先にになってしまう友達と沢山遊んだり、悔いの無いよう過ごして欲しいものです。

そんな妹の入学祝い等をどうしようか…と悩んでいる今日この頃です。何をあげたらいいのか…。

まだまだ春休みも妹の卒業式も先なので、じっくり考えていこうと思います。今日は雪が降ったところもあったそうですね。まだまだ寒いので、暖かくしてお過ごしください。それでは今回はこの辺で。えぬでした!!

中世ゼミ 京都旅行

こんにちは、ゆりかです。

30日から今日まで中世ゼミの3年生で、京都旅行に行ってきました。

大きく前半京都市内と、後半ユニバーサルを回りました。

着物のかさねの研究が有名な風俗博物館は、長期休暇はお休みだったので、行けませんでした。

他にも、遠方だったりと、泣く泣く諦めた住吉神社などもありました。

3泊4日の旅で、充実した旅といえるでしょう。とはいえ、何を書けばいいのか全然浮かびません。京都は…誰か書くでしょう。たぶん。

個人的には晴明神社に行けたことが嬉しかったです。レポートで晴明の子孫である土御門泰邦を扱ったので、陰陽頭や天文博士に通じる記述があると、テンションが上がりました。

土御門泰邦さんは京都から江戸まで、晴明の子孫として、各地に散らばる陰陽道の全国統一の許可を最初に将軍に提出した方で、京都から江戸までの東海道の旅を『東行話説』という旅日記を残しています。

『東行話説』では、道中の名物を見ると、とにかく食べたいと言う泰邦のために、名物を買ってくる(パシられる)従者だが、わらび餅を買ってきた時は、「まずい!」と泰邦が吐いてしまった。その上、泰邦は「こんなまずいものは自分にも人にもあげるべきじゃない」という狂歌を詠んで、従者に捨ててきてもらいました。泰邦はまずくて口に合わない場合、残りを従者に食べさせることもあるそうです。泰邦は一応貴族なので、いじきたないと思われたら恥ずかしい、という理由で従者に買いにいかせます。

この話を聞いた時、従者は大変だなと思いました。けれども、泰邦さんは安倍晴明の子孫という由緒正しい血筋です(分かりやすく犬で例えたら、血統書付のラブラドールレトリバーを思い浮かべるとよいでしょう)。もちろん御抱えの陰陽師であり、天文博士として暦も作っています。お偉いさんでしょう!一見世離れして、固そうな性格を予想する人が毒舌グルメ旅なんて本を書いてることがさらに面白いんですよね。

その他、晴明神社には撫でると厄を払ってくれる桃のオブジェクト、触り心地がよい楠なども、ご利益のある御神体として祭られていました。

正直、今も旅行中なのですが、あまり実感が持てません。今も終始ぼーっとしています。30日の睡眠時間が1時間で新幹線に乗り遅れるのでは?!と、焦って走ったところまでは現実味がありました。寝て起きたらユニバーサルという状態ですから、夢みたいです。

先程までユニバーサルにいたので、怪盗キッド様の格好をしたゆかさんが強くフラッシュバックされます。来るところ来るところで、「キッドじゃないですか!?まあまあ、キッド様がお越しになるなんて…」と係員の人に声をかけられ、たくさん写真を取りました。白いマントとシルクハット、係員さんによると、まともに着た人はゆかさんが初めてだそうです。

石山寺に着きました。ひとしきり歩き回って観光した後、カフェで一休みしています。

では、写真は帰ってからpcで載せることにいたします。これから他の3人のブログも投稿されますので、読めば補足あり、笑いありで、旅行の全貌が理解できると思うので、ぜひ読んでみて下さい。

昔の私は一体どんな子だったんだろう。

こんにちは、こりです。

先週の金曜日、小学校の同窓会がありました。

私の小学生時代なんてのは、もうくそ真面目の塊のような人間で、塾に行ってたこともあり、「毎日、学校行って、塾行って……趣味?しいて言えば読書ですかね……(眼鏡カチャカチャ)」みたいな奴でした。因みにオタクになったのは高校生から。ここテストに出ますよ。

因みに周りの子も優等生ばかりで、現在は勉強、恋、アウトドアな趣味、サークル、バイトに情熱を捧ぐようなキラッキラの大学生のエンジョイしている人ばかり。

 

……皆さま、ここで察してくださるだろうか。

私はオタク。周りはキラキラの大学生。

 

待ち受けるものは……「圧倒的な死!!!!!」

 

 

あ~~~~~~~~~~~~~~~無理~~~~~~~~~~~~~

私は先生と一人の友人に会いたかっただけなのに……

二人に逢うためにキラキラの大学生オーラが立ち込めるなか、オタクの香りを封じ込めて何とかコミュニケーションを取らなきゃいけないんでしょ???しかもいるのは女の子だけじゃなくて男子もいるの??高校から女子高、インカレなし、バイト無しの女にはハードモードすぎない????

ひえ~~~~~~~~

 

戦いの場は居酒屋。気取り過ぎない、且つお洒落な服を選択(二週間前から色々な服屋を物色し、トータルコーディネートを完成させる)。

ラウンド1。

「おおっと!!早速ボスの女子に目を付けられた!!」「中学の時に同じ部活だったからでしょうね。あと今まで笑われるほどダサ真面目少女だった子が化粧してお洒落をしていますからね。みんなも驚き、気になっていたのでしょう」

『今何やってるの?』

「こり、困ってる!!」「流石に一日中ゲームしてるとは言えませんからね」「バイトもサークルもやってないことが効いてきますね」

『……何もしてないかな』

「苦笑いで返した!!」「話せることが内容がないこの状況ではそう言うしかないですよね」

ラウンド2。

「先程は相手の子からの「卒論終わったし、確かに今やることないよね」という返答で終了しました」「ここでも卒論に救われましたね。卒論は重要です」「おおっと、しかし多くの女子がこっちを向いている!!」「まだ何かを話さなきゃいけないようですね」

『あ、能……能やってるんだ』

「ここでサークルの話を出す!!」「話題が提供され、周りの子が興味を持……いや、これは半笑い!興味はないけど聞いといてやるかの姿勢!」「色々質問されてますね」「でも明らかに五分経ったら忘れることでしょう。こり、どこまでの熱量で話せばいいか、困っている」

『●●●??』

「おおっと、席が遠くて聞き取れない」「オタクは声が大きくなりがち……大声で会話する癖が付いているので、通常の声は聞き取りづらいのでしょう」「話しかけた友達が笑っていますね」

『なんちょう?』

『南朝?』

「こり、ここで痛恨のミス!!「なんちょう」を脳内で「南朝」と変換」「これを言い訳のごとく皆に話してますね。無様ですね」「皆に笑われています」

『こりって本当に変わらないよね~』

カンカンカーン。KO

「なんとKO」「こんな間抜けな姿をさらして、それが変わらない。私は一体、皆にどう見られていたんだと絶望しているようですね」「しかも半笑いを浮かべて全然喋らず、会話が全然面白くないのに、それが変わらないって……そっちの意味でも絶望しているようです」

〈以下略〉

「最終ラウンドを終了し、こり選手。苦しい展開でしたが、なんとか勝ちましたね」「えぇ……オタクだとはバレていないようです」「ここでこり選手のインタビューです」

「本線振り返ってどうでしたか」

『オタクとは何かということを研究し、臨んだ本戦でした。その結果喋らないことが最適だと判明し、極力喋らなかったことが功を奏したように思えます。ただ会話の空白に困って、食べると意地汚く見えそうだったので、ずっと飲んでいました。その結果酷く酔って二日酔いになったことは非常に残念です。またこのことから私が楽しく会話することとリア充に混ざることは相容れないので、私は一生非リアなんだなと実感しました。……悲しくなるのでここで止めてください』

 

 

……こんな感じでした。フッ……泣けるわ~色んな意味で。

とりあえず今から「逆転裁判」の2.5次元舞台を見てくるので、テンションを上げます。(昨日はプリキュアカフェに行って来て、来週は「妖怪アパート」の2.5次元舞台があるので然程悲しくはない)

それではアディオス☆

お化けって怖いけど、冷静になると突っこみどころが多い

最近更新が遅れて申し訳ありません。どうも、こりです。

先日、ゼミの中間発表がありました。準備&発表を通して、頭の中がすっきりできて大満足!!

だけど……その後は……もう、忘れたい……(微笑み)

ノリとテンションで生きてる輩なので、「その場が楽しけりゃよくね!?ウエエイィ↑↑」と盛り上がります。が、賢者タイムになると後悔が長い&深い、面倒な輩ので……もう、一刻も早く忘れたい。(にっこり)

よし!!後悔先に立たず!!こうやって文面に起こすだけで、思い出しちゃうから止めよう!!私の記憶よ、ブラックホールへお帰り……お前にはそこがお似合いだよ……さ、早くお行き……二度と帰ってくるなよ(笑顔の威圧)

【重要メモ】「中間レポート頑張らなきゃな……」

 

さて、茶番は置いておいて。この間友達と久しぶりに遊んできました。本当はSIREN展に行こうと思ったのですが、台風のため、主催者さんが前日に休業連絡。行き先急遽変更、池袋のビタスイヘ。(SIREN展、行きたかったな……宮田のネイルハンマーとか、自衛隊服とか生で見たかった……)

ビタスイ、みなさんご存知ですか?ビター&スイーツ(略してビタスイ)。スイーツバイキングのお店で、一時期流行ったスイーツパラダイス(略してスイパラ)の姉妹店です。(スイパラより値段が高いが、その分さらに質が良い料理が出てくる)そこで、インスタ映えを気にしつつ(誰もインスタやってないのに)、美味しいご飯に舌鼓を打ちました!

その後、ナンジャタウンへ。怨霊フェスというイベントが開催されていました。折角だからと「ひきこさん」というライド系のアトラクションに乗ってみましたが……私は豊島園遊園地のお化け屋敷ですら、正気を失うレベルの人間。結果、惨敗。ただただ耳を塞いで下を向いてました。前に一度乗った友達が、後ろから折角お化けの出るポイントを教えたりや過剰リアクションして怖さを紛らわせようとしてくれたのに……出た後、友達が呆れてました……まじでごめんな(真顔)

でも最後ひきこさんが出てきたとき、

「わあ!」(この時点では目を瞑ってる)→(私、何かを察して目を開ける)→ライド系なので、どんどん後ろに遠ざかっていくひきこさん。ずっとこっちを見てる。私も後ろを振り返って、ただ見てる。→ただただ2人とも虚無の顔つきで見つめあう図が完成。

という感じに、ひきこさんの顔と容姿は確認できたからいいや。(昔USJのジョーズというアトラクションで、怖すぎて下を向き続け、終わった後「ジョーズってどんなだった?こんな感じか?」と家族にお土産屋で確認を取って大笑いされた過去を持つ私からすれば上々な結果だろう)

怖いものが好きな方はとても面白いイベントだと思うので、ナンジャタウンの怨霊フェスに行ってみてください。そして感想を聞かせてくれると嬉しいです。

それでは、アディオス☆

感謝の日!

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

台風一過という言葉通り、カラッとよく晴れた一日でしたね!

 

さて、本日は母の誕生日! 毎年、母親の誕生日には二子玉川のホテルのレストランで食事をするというのがお決まりです。今年も、和洋折衷の美味しいフュージョン料理と、30階から見える綺麗な夜景を楽しみながら、母の誕生日を祝うことが出来ました。

しかし私以外の家族の者は皆夏バテ気味で、既に前菜の時点でおなかがいっぱいになってしまう事態が発生するも、私だけは食欲全開で全てのコースをぺろりと平らげ、夏バテなんてなんのその。心も体も満たされたのでした。

ただ、家に帰ってきてから気づきました…。今週末、成人式前の前撮りがあったことを…:(;゙゚’ω゚’):、2日前にこんなに食べてしまって大丈夫なんでしょうか…明日は三食抜き確定ですね…。

プレゼントには、母親が使っていたポーチが少し傷んでいたので、綺麗な深緑色のなめし革のポーチと、ワインに近い葡萄味の飲むお酢をプレゼントしました。気に入っていただけるといいのですが。

アルバイトで自分で稼ぐ事を経験し、金銭面に余裕が出来てから、誰かにプレゼントを用意するのが楽しくなってきました。何をプレゼントしたら喜んでくれるのかな、と考えるのがとても楽しいのです。近々友人の誕生日パーティがあるので、喜んでもらえるような贈り物をしたいと思います。

 

写真を載せようと思ったのですが、なぜか貼れないので、文章だけで失礼します。

それでは今回はこの辺で。えぬでした!