目白祭。
はやくも先週末のことになりますが、お越しになってくださったみなさま、ご来場まことにありがとうございました!
在校生のみなさまも、ほんとうにお疲れ様でした。
日本文学科有志企画「喫茶ロマネスク」店員でございました、むーです。
当店も、みなさまのお力添えあって無事に盛況のなか、閉店を迎えることができました。厚く御礼申し上げます。
服装からメニューに1つ1つの展示物、そしてイベントに至るまで、こだわりにこだわり抜いて、日本文学科で培ったニッチな知識と文学への愛がぎゅぎゅっとつまった喫茶店を開店することができました。
ご挨拶には時期が遅れてしまいましたが、改めて感謝の旨とともに、思い出を振り返りながら今後の記録とさせていただきます。
🌸店員の「着たい!!!!!!」が詰まった衣装の数々。袴姿の男装から、フリル付きエプロンの給仕スタイルまで。準備期間を経て、大半の店員が不慣れだった着付けを克服、果ては「5分で袴を着れるようになった」という猛者までいました……お客様にも大変ご好評いただけて、一同嬉しい限りです。
🌸メニューに寄せられた一言は、われらがブログ部のしおりちゃんの作です。近代文学好きのこころをゆさぶる……しかもこのメニュー、裏には文豪の相関図まで掲載されていました……っょぃ
🌸内装はこんなかんじ。壁のいたるところに貼られた展示物はすべて日本文学に関連するものですが、自分の推し作品を漫画にして紹介するものや珠玉の1文をきりとったもの、さらにはノベルゲーム化(!?)したものまで!
自分の好きなものを人に知ってもらいたいときの伝え方ってひとつじゃないのだなって、切に感じさせられます……
料理をお届けするまでの間や召し上がったあと、興味深そうにじっくり眺めてくださるお客様がたくさんいらっしゃって、嬉しいばかり。
🌸こちらは、イベントの様子です。日本文学科の喫茶店、初の試み。結果は大成功でした! ご覧くださいこの盛況ぶり。源氏物語を分かりやすく親しみやすく説明するものから、文豪たちの一歩踏み込んだ個性あふれるエピソードを紹介するもの、日常で使える古語を紹介するもの(?!)まで。個人的にはEテレの番組を観ているような感覚になりました。その道の人が、その道のことを自分がまず楽しみながら人に伝えている。わたしそういうの、すごく好きなのです。お客様にも伝わっていたでしょうか。そうやって日本文学に触れることを、少しでも楽しんでいただけていたらって、切に思います。
一口に日本文学、といえど、その分野は多岐に渡ります。
分かりやすい1番大きな区別はおそらく、近現代文学と古典。けれどその古典も、時代によって大きく移りかわっていて、個性がぱっきりと分かれています。
私たちはその古典の時代を4つに分けています。上代、中古、中世、近世。
それぞれの時代にそれぞれの色があって、それぞれの愛おしさや、「推しポイント」があります。
私たちが、自身の学ぶ日本文学の何を、どんなところを愛しているかということ、そのように愛おしく思う「日本文学」というものの魅力を少しでも伝えられていて、また感じていただけたなら、それに勝る幸せはないなぁと感じます。
なんちゃってね。あ〜〜愛とかいって恥ずかしい〜〜でもそれ以外に表現すべき言葉が思いつかない〜〜うううう〜〜…………
それではさいごにもう1つだけご紹介して、お別れの挨拶とさせていただきたく思います。
↑ブログでも何度かご紹介させていただきました、当日お店の前に置かれた立て看板。私たちの顔となってくれました。カップのヒゲがキュートでダンディですよね。
そんな大正ロマンみ溢れる看板の裏面には……
//ワ〜〜〜〜〜〜〜〜\\
画風の温度差がすさまじすぎますが、これまたキュートな「とりかへばや物語」の「サイショウ」がお出迎え。キャラクターデザインは我らがブログ部のゆかさんです。すてき!てへぺろりんぬ!!!
なんて裏話もございました。
そう、もしあなたが私たちのまだ見ぬ日本文学科の学生で、喫茶店を出したいわ、と思われるのであれば、いつでもご連絡ください。
裏話というか、食材の調達や調理の手順、販売、会計の管理などなど、たくさんの経験を今回われわれは蓄えることが出来ましたので、必ずやお力になれると思います。
さてさて、ここまでお付き合いくださり誠にありがとうございました。
喫茶ロマネスクにご尽力下さいましたみなさまに、改めて感謝申し上げます。
またお目にかかりましょう。むーでした!