みなさん今晩は。最近めっきり冷えてまいりましたが、体調は崩されていませんか?
よく「季節の変わり目は~」なんて言いますけど、いや季節の変わり目何処やねん‼とツッコミを入れたくなるような寒さです。秋どこ行った…最早冬です冬。
さて、先週の土日に開催された目白祭も無事終了し、すっかり日常が戻ってまいりました。私はというと、日本文学への愛に溢れる者が集って開いた「喫茶ロマネスク」という催し物に参加しておりました。
その際、二日目にご来店下さったという高校生のお嬢さんから、日本文学科が昨年度から実施しはじめた自己推薦入試についてのご相談を頂きました。私はその第一回目の試験の合格者の一人だったのですが、その場に居合わせる事ができなかったので質問にお答えすることができず…。なので、この場を借りて説明させて頂きたいと思います。今後受験しようと考えていらっしゃる方の参考になれば幸いです!
今まで日本女子大学の文学部は、英文学科・史学科は自己推薦入試を実施しておりましたが、日本文学科は2016年度まで入試方法が一般入試・センター利用入試のみの実施でした。しかし2017年度からこの2つの学科同様に自己推薦入試が実施されています。
まず試験内容としては、①事前に提出する課題 と ②当日に受ける試験 があります。
まずは第一関門①事前課題について。こちらは大学の募集要項に掲載される課題論文を読んで、《原稿用紙1000字以内に要約したもの+自己の考えを論理的に述べたもの》を期日までに大学に提出する試験です。解答する分量が「8枚以上10枚以内で纏めて提出」と指定されているんですが、要約に2.5枚使うとして、後者は最低でも6枚は書かなくてはなりません。論文を読み込むのは勿論ですが、その論文で扱っている作品も読む必要があるのでご注意を!原本が絶版等で手に入らない場合は古本屋を駆け回ることになるので早めに準備するといいですね。
続いて第二関門。上記の①を大学側が受け取った後、当日の試験について等の情報が届きます。試験内容は《古文読解》の試験と《面接》です。私は古典好きにも関わらず文法がダメダメ人間でしたから筆記に苦労しておりましたが、しっかり基礎が出来ていれば何にも困ることのない試験だと思いますよ!問題数もそう多くなく、周りの受験生も開始30分もせず解き終えている雰囲気の人が多かった気がします。
恐らく受験を考えている人の多くが悩むのは面接の事でしょうか。後に合格した友人達にも聞いてみると、「①で提出した論文について質問された」という人や、逆に全く論文に触れず「高校生活で何の文学作品を扱ってきたか」や「好きな作品は何か」「筆記試験の手ごたえはどうか」という質問をされた人もいて、面接内容は先生によってバラバラである事が判明しました。こればかりはもう運ですね、落ち着いて素直に受け答えをしましょう。
私自身、面接対策は付け焼刃で論文の面接練習ばかりしていたのですが(対策のしようが無いので三日前に現国の先生に見て貰った位)、当日の面接では一つも聞かれませんでしたしかし特段緊張もせずスイスイ終わり、10分位で終了したと思います。
この自己推薦入試は二年間分しかデータが無いので分かりませんが、毎年大体募集人数の5倍くらいの人数が志願・受験しています。受かるのは10人くらいでしょうか。非常に狭き門です。「私を入学させないと勿体無いぞ!」という位の強気で挑みましょう!!
今は赤本などに過去のデータや問題は掲載されているのかも分かりませんが、あったとしてもやはりこの試験は対策が難しいので、学校の先生はあまりいい顔をなさらないと思います。私が相談した先生も眉をひそめていたし、受験する当の本人よりも心配していました。しかし、どんなに怪訝な顔をされても受験するか否かは自身で決める事ですから、学校側の事情を気にする必要はありません。意志があるのなら、強気で先生に言ってみましょう。
迷っている人は、論文を読んで、小論文を書いてみるというのも手だと思います。書いているうちに無理そうだと感じたり、普通に勉強した方が時間も効率も良いと感じたならば、一般入試の対策に切り替えればよい。今年の論文課題の締め切りは丁度1ヶ月後なのですね。迷っている人は是非チャレンジしてみてください!
長くなりましたが、ざっと私の経験を基に自己推薦入試の実態?を書いてみました。私は成績も全体的にどの教科も芳しくなかったし、勉強もコツコツ出来ない人間でしたが、不思議と当日になっても緊張しませんでした。それどころか面接後に入ったお手洗い場で、「あ、私受かるな」という何とも図々しく根拠のない自信というより確信を持っていました。それが本当になってしまうのだから、自信は自分を鼓舞する為には必要なのだと思います。あまり構えず、本来の自分の姿でいられるのが一番大切なことだと思いますよ。これから怒涛の受験ムードに入ると思われますが、陰ながら応援しております!
そうそう、前回のブログで新しい趣味(推し)について次回触れると書いておりました。飽き性の私ですがその趣味、まだ続いております!今回は受験について書かせて貰ったので、次回書きたいなあと思います。ふふふ・・・
それでは今回はこの辺で。えぬでした!