大学生最後の春休みでした。去年の今頃に立てていた予定ではキャンパスメンバーという立場を堪能し、国立博物館や文学館へ安く入りじっくり楽しもうと考えていたのですが、このような情勢になってしまいました。当然のことながら自粛しており、とても残念に思っています。このような理由で博物館・文学館レポではない最終回となっております。
それ以上に残念だったことは、卒業式と学位記授与・袴の写真撮影の中止です。卒業式だったはずの当日はどうやら、袴を着付けてきた卒業生ならば構内で写真撮影できたようで、友人が何人か幸せそうでした。ただ、やはり友人たちときちんと別れ、先生方に直接お礼を申し上げたかったです。先生方には4月以降の週末、新型コロナウイルスが落ち着いたら菓子折りを持参したいと考えております。ご自愛ください。
自粛中は室内で軽く運動し、必要になれば買い物に行く生活を送っています。職場に関する連絡も来ましたが、これから変わっていく可能性は十分あります。教職の道に進んだ身としては、兎にも角にも自分が感染源になってしまうことだけは避けたい気持ちでいっぱいです。また、再び臨時休校になってしまうことも考慮した単元や授業構成、ワークシート作りに励んでいきたいです。現在教職を履修している皆さんも、今後は大変でしょうが頑張ってください。応援しています。(勿論、就活の方々も応援しております!)
4年間、ブログを書き続けてとても楽しかったです。誰かの何かに役立っていたら良いなと思います。今までありがとうございました。以上、あかねでした。
Category Archives: 教職
元旦から車を運転しました
明けましておめでとうございます。あかねです。
私は普通自動車免許を持っているのですが、教職は配属された学校まで車を運転することも多々あります。初任者のうちは車通勤が禁止されていますが、2年目からは場所によって通勤方法が車となるでしょう。母も教員で車通勤だったので、卒業論文を提出した後から自家用車で運転慣れに励んでいました。
正月は祖父母の家へ行きます。大晦日の夜に私の運転で祖父母宅へ行ってみようという話になり、片道1時間の道のりを走ることになりました。勿論、親は普段の裏道ではなく、走りやすい大きな道路をルートとして教えてくれました。ただ、高速道路の傍にある太い道路ではなく、制限時速50kmで左右に曲がれば細い小道もあるようなルートでした。親自身も言っていましたが、とてもスパルタでした。
大きな事故もなく、父方・母方ともに往復出来たのでほっとしています。片道二車線でウインカーも出さずにこちらへ寄ってきた車や、やけに遭遇回数の多かった救急車など試練は満載でしたが、運転に自信が持てるようになりました。とはいえ、まだまだ経験不足なので、無理のない程度で仕事に向けて努力を重ねていきたいです。以上、あかねでした。皆様、お餅にはお気を付けて!
教員採用試験!~二次試験~
こんにちは、あかねです。今回は二次試験についてお話ししていきます。
このブログは本女生以外にも見られることを考慮し、自治体についての詳細は出せません。しかし、集団討論や模擬授業は他の自治体の人とも一緒に練習することになるため、その中で知ったことも多くあります。今回はあちこちの自治体情報をごちゃ混ぜに書いていきます。教職を目指そうと考えている高校生や1年生は、どんな試験を受けているのか雰囲気だけ味わってみてください。3年生はこの試験内容をうのみにせず、必ず自分の自治体の試験について確認してくださいね!(筆記試験が記述式から択一式に変わった自治体がありました。年によって変更される試験もあるため気を付けましょう。)
まず、前回も書いた集団討論です。これは一次試験であったり二次試験であったりします。討論の題も自治体によって様々で、具体的に出されたり、単語がポンと出されたりします。具体的なものについては、施行されている法律やその自治体の教育振興基本計画に沿う形で発言すれば良いのですが、単語で出される場合は、抽象的すぎるテーマを何かしらのポイントに絞る必要があります。また、司会が必要か否か、話し合いの結果を必ず出さなければいけないのかといった点の違いで、発言や時間の使い方にどれだけ気を配るか変わってきます。集団討論は、考えを出す、出た案をまとめる、別視点で話を発展させるといったことをすれば良いと思います。
次に論作文です。これも、一次試験で行うところと二次試験で行うところがあります。試験時間はほとんどの自治体が60分で、自治体によっては45分や90分のところがあります。字数は800~1200字です。論作文は、「序論」で持っている知識を書き、「柱」と呼ばれる本論を2つ書いた後、「結論」で何について述べたかと今後の決意を書きます。私はあらかじめ、授業の組み立て方で2本、生徒指導の面でも2本、柱を用意しています。結論も何パターンか持つと良いと教職開発センターの先生からは言われていますが、暗記するよりもその場で考えた方が書きやすいため、あえて結論のパターン化はしていません。ただ、自治体の傾向によっては「必ずこうやって書く」ということを用意した方が良いこともあります。
模擬授業の話もしておきます。模擬授業が一番、自治体によってばらつきがあるような気がします。どの単元を行うのか最初から出ている自治体は、授業の準備を完璧にしてから試験に臨むことになります。黒板に書くだけでなく、長文の場合は模造紙に書いておいたものを貼るといった工夫が必要です。一方で、試験の前に判明する自治体もあります。こちらの方が一般的です。しかし、指導案が渡されてそのとおりに授業を行うタイプや、「3時間ある単元の、1時間目の冒頭」といった条件が課されているタイプ等、自治体の特色が反映されています。模擬授業は7分~15分程度です。片付けを含む場合もあるので気を付けてください。終わった後、模擬授業やその教科に関する質問(という名の面接)がある場合もあります。自分がどのタイプなのか確認しましょう。
最後に個人面接の話です。個人面接時には、自治体の教育振興基本計画や、教育法規、教育課題、教員の不祥事、いじめへの対応や保護者への対応等、様々な質問項目があります。自治体ごとに傾向があるため、対策方法も勉強内容も異なります。例えば教育法規を尋ねられるのならば、力を入れるべきは教育基本法や学校教育法になります。ここで場面指導を尋ねられることもあります。自治体によっては場面指導だけで時間を取って実演形式で行うところもあります。「こうして、次にこうする」と答える時もあれば、実際に言う時と同じように言う実演形式の時もあります。個人面接内ならば椅子から立ち上がって実際に行動す必要はありませんが、口頭で実際に言ってみせる時は恥ずかしがらずにやりましょう。そして、個人面接は一次試験で行う自治体もありますし、2回行う自治体もあります。聞く内容を課題として出すところもあります。しかkり練習しておきましょう。
以上、二次試験を中心に書きました。一言でまとめると「自治体によって違うため、必ず調べ、自治体に合った対策や勉強をしましょう」ということです。こんな試験もあるのかと知っておけば、万が一試験内容が前年度と大幅に違っていても慌てずに済むかもしれませんが、基本的には自分の受ける自治体の傾向さえ把握していれば大丈夫です。個人的には、二次試験に受かったことで、一次試験で受からなければ二次試験に臨めないという事実を再確認した心境です。3年生の皆さん、まずは一次試験に向けて勉強を始めましょう。その知識は必ず二次試験に生きます。後悔のないようにしてください。あかねでした。
教員採用試験!
こんにちは。あかねです。これは7月27日の記事なのですが、書いているのは7月28日です。遅れて申し訳ございません……。何故こうなったのかというと、二次試験直前対策講座に行っていたからです。何の二次試験かはタイトルをご覧ください。この度、めでたく一次試験に合格し、二次試験へ進むことが出来ました。今回は一次試験と二次試験の内容について書いていきます。
教員採用試験を受けるにあたって勉強することは、人によってかなり違います。そもそも一次試験の段階で自治体によって違ってきます。筆記試験が記述式なのか択一式(マークシートのこと)なのか、他に論作文や集団討論があるのかないのか。筆記試験の内容は教育史が出るのか、教育法規が多いのか等々。一次試験の結果が出る時期もやや異なります。Web上に発表される日付が同じでも時間帯が10時のところと16時のところがありました。
一次試験の日程は関東地方の自治体全てで統一していますが、二次試験の日程はばらけていきます。早ければ8月上旬~中旬ですが、遅いと8月下旬~9月上旬。二次試験の合否もそれに伴って遅くなっていくので、あそこの自治体が合否を発表する時にそっちの自治体は二次試験、ということもあり得ます。
試験勉強をしていると、同じ自治体の人と励まし合いたい気持ちに駆られます。今まで身の回りにはいませんでしたが、昨日、同じ自治体の人と対策講座で会えました!二次試験までその人たちと頑張っていきたいと思います。ちなみに、昨日は本来午前中に対策講座が終わって、今日の午前中にもう一回ある予定でした。しかし台風によって今朝の安全が保障しかねるとして、昨日の午前と午後で2回分をやってしまおうとなったのです。結局疲れ果ててしまって、昨日は更新できませんでした。以後気を付けます……本当にすみません。
以上あかねでした。二次試験で今後の人生が決まるというわけではありませんが、ずっと先生になりたくて頑張ってきたので、夢を掴むためにも追い込み頑張ります!良い結果が報告できますように!(結果が出るのは1~2か月後ですがね!)
一次試験が終わりました
こんにちは。あかねです。昨日7月14日は、教員採用試験の一次試験でした。
教員採用試験は、地方ごとに一次試験の日程を合わせてきます。関東圏は7月14日でした。公立の学校の先生になりたい!という人は、地方を変えれば複数の場所で受けられます。東京と名古屋と大阪で受けるといった形です。しかし、基本的には一か所のみの受験となるかと思います。
私が受けた自治体は、専門科目の筆記試験、一般・教職教養の筆記試験、集団討論でした。筆記試験のみの自治体も多いのですが、さいたま市や千葉県では集団討論も行います。教職への知識だけではなく人間性も重視されている証です。
緊張で一週間前くらいから食欲が落ちたり眠りにつきにくくなったりと大変でした。眠りにつくのが遅くても睡眠時間は8時間をキープしていたので何ともなかったのですが、折角増えてきていた体重が1kg落ちました。二次試験に備えてしっかり食べておきたいです。試験自体はそこそこ良かったのではないか……と、信じたいです……。周りがどれほど出来ているのかが分からないので何とも言えませんね。
試験会場で、同じ中高国語科志望の方々と話せたのですが、私のように第一希望としている人は少なかったです。私の方がなりたい気持ちは強いんだぞ!という固い意志で、二次試験の対策をこれからますます頑張っていきたいです。
たまには映画を
こんにちは。あかねです。教員採用試験に向けて勉強に励む日々を送っています。今日はとうとう受験票が届きました。緊張してきます……。教職課程を2年生になっても続けていくか迷っている1年生は、何らかの形でいじめに関わったことがある場合、若干の覚悟を決めた方が良いです。私は覚悟を決めていたつもりでしたが、やはり少しだけ昔のことを思い出してしまい辛い時があります。そんな思いばかりではめげてしまう、と思ったので、息抜きに映画を見てきました。「プロメア」というアニメ映画です。
プロメアという映画は、炎を出せるようになった人間と炎を出せない人間が混在する世界の話です。レスキュー隊の主人公ガロが、炎を出して街を焼くリオと出会います。ネタバレを防ぐために詳細は伏せますが、ロボット同士の熱い戦いや切ない人間模様が描かれた映画でした。とても良かったです。一緒に行ってくれた高校時代の友人は、2回目だと言っていました。リピーターも多く、パンフレットは売り切れ。しかし増刷が決定し、上映期間も延長を続けるところにも人気を感じます。あれはDVDで見るよりも、一度は映画館の大画面で見たいものです!ストーリーも矛盾点なくスッキリ爽快な話になっていましたので、興味のある方は是非ご覧ください!
上映期間がいつまで延長されているのかは分からないため、お早めに行くことをおすすめします。さて、明日からまた教採の勉強を頑張るぞ……!
教職履修希望の1年生・2年生は注意を!
あかねです。4月が始まり、先日まで怒涛のオリエンテーションラッシュでしたね。新1年生の方々は体調にお気を付けください。
さて、今年から1年次で履修する教職の科目が増えました。昨年までは「教職基礎論」というものだけが1年次の履修科目で、2年次に7コマも教職の授業があったのですが、今年は1年次に4つ、2年次に4つとなりました。2年次に7コマ(単位としては8つ)だと、他の皆が48単位ほど取っていても自分は44単位に抑えておく必要がありました。それでも大変でしたが……。
しかし、今年からは1年次で取れる授業が増え、負担も分散できるようになっていました!1年生、良かったね!ただし履修は無理のない計画を立てましょう!2年生、多分1年生と合同授業だ!発表の機会があれば、先輩としての手本を示しましょうね!
しかし、問題はそこではありません。皆様、シラバスは確認しましたでしょうか。実は、「教育社会学」「教育学概論」「教育心理学」の3つが1年次からの履修になったものなのですが、Jasmine-Naviで科目は「教育」、学年を「1」として検索すると……出ません……!この三科目はシステム上で学年が「2」のままになっているのです。もちろん教務・資格課に報告したのでこれから直されるかとは思いますが、もしかしたら1年生は履修登録の際にも学年が違うということでエラーが出るかもしれません。オリエンテーションの時にも注意はあったかと思いますが、必ず履修登録期間の初日に確認し、登録が出来なければ百年館2階の教務・資格課まで報告してください。
ここからが2年生への注意喚起です。もしも1年生が見られるようになったら、次は2年生が見られなくなるかもしれません。2年生で「教育社会学」「教育学概論」「教育心理学」を登録しようとしたら「1年生での履修」となり登録できない可能性もあります。2年生も必ず履修登録期間の初日に確認してみてください。これを読んでくださっている1、2年生の方は、教職を履修している友達に大丈夫だったか聞いてみてください。宜しくお願い致します。
履修のミスで諦める人がいないよう願っています……!
怒濤の大晦日
こんにちは、こんばんは、お久しぶりの投稿です。ゆかぼーです。
平成最後の大晦日、いかがお過ごしですか?
私は…バイトでした。。。orz
帰りの電車のなかでこの記事を書いています。ヘルプ先の店のよくわからん閉店作業をやらすなんて酷すぎる!疲れた!訴訟!
さて、久々の投稿で何を書くか、迷ったんですが、後輩ちゃんからリクエストいただいたので、自分の就職活動の話をしようかと思います。まあ、こんな道もあるんだな、、、程度に読んでくださいな。
私は高校の国語先生に成るべく活動していたのでその事を話します。
まず、4年の7月に一次試験があります。大体教育実習のすぐあとくらいですね、受ける人はスケジュールと体調管理頑張って下さいね!
一次試験対策を始めたのは3年の秋くらいからでした。生協で売ってる教採関係の雑誌と参考書で勉強を進めましたね!
過去問に取りかかったのは冬でした。大体去年の過去問が発売されるのがそのくらいの時期なのです。私はBOOKOFFで安く買いましたけど少し情報が古いかもしれないですね。
一次試験は大体筆記試験です。教職教養、一般教養、専門教養に分かれています。私が使ったのは以下の通り(大掃除で片付けてしまう前に撮りました(笑))↓
教職教養は過去問を解きつつ出そうな所をしぼって勉強すると良いと思います。私は教育史より教育心理のほうがよく出る傾向にあったので、教育心理ばかり勉強していました。
一般教養は高校入試レベルの英国数理社に加え、音楽美術など幅広い範囲が出されます。私は理数系がさっぱりできなかったので、物生の友達のお世話になりました(笑)春休みにメダカの研究室にお邪魔して、お茶をもらいながら確率を教えてもらいましたよ(笑)
最後に重要なのが専門科目です。国語ですね。大学入試レベル以上のものが出ます。自分の専門科目なので幅広く勉強したいですね。私は高校時代に使っていた教材でわからないところを調べたりしていました。
二次試験は自治体によりますが、私のところは小論文と模擬授業、集団討論、個人面接がありました。
二次の対策は一次試験対策と平行して行いました。まずは志望動機と自己PRを考えます。400字ずつくらいでまとめて書いておくと良いと思います。可能なら先生に添削していただきましょう。小論文も同じように過去問や参考書から題材をピックアップしてもらって、800字を一時間で書く!という練習を何度も行いました。これも何度も添削していただきました。
模擬授業は教育実習での経験を存分に生かしましょう。目線の使い方、生徒とのやり取り、発問のしかたなどなど実践で身に付けましょう。
個人面接は自分をアピールする場です。自分が大学時代にしてきたことで、どの部分が教育にいかすことが出来るのかな、ということを常に考えると良いと思います。その上で、自分の受ける自治体はどういう人材を求めているのかな、ということと擦り合わせていくのが合格の近道です。
思えば、教員という職業に興味を持ったのは中学生の頃でした。学校が好きだったし、先生の話が好きだったし、先生を喜ばせたいという下心もあったと思います(笑)
合格はゴールではなくスタート地点です。今年足りないなぁと思ったところを新年の目標にして頑張っていく所存です。
正月のお供の写真です(笑)はよクリアせな
それでは皆さん、良いお年を( ˘ω˘ )
追伸
面接などの細かい質問は春休みに行われる教員採用試験対策講座でお話ししようと思います(笑)
詳細は百年館4階の教職教育開発センターへ!
(おそらく体験報告会は1、2年も聞ける?かな?センターの方に聞いてみてね)
教務資格課からの依頼である体験報告記も執筆中ですので合わせてよろしくお願いします(笑)
長々と失礼しました。
行きたかった前橋文学館(本題:古典のアクティブラーニングについて)
行けませんでした前橋文学館。こんにちは。あかねです。実は今日、友人とともに行く約束をしていたのですが……疲れが出たのか微熱と眠気に襲われ、昨日友人と話して行くのを止めました。昨夜は20時に寝たのですが起きたのは朝7時。朝ごはんを食べたらまた眠くなってきて眠り、先程昼食を摂ったところです。またほんのりと眠くなってきています。微熱も下がらない……と言っても、私の平熱は36.7℃なので37.0℃なら微熱ではなく誤差かもしれませんが。
前橋文学館に行けなかったので、12月1日に開催された秋季大会について書こうと思います。秋季大会とは、日本文学科生が全員自動的に入っている「国語国文学会」というところの主催になります。国語国文学会委員というものを各学年4人ほど出し、その方々が運営してくださっているものです。午前中は大学院の先輩方の研究発表が3つの教室で順次行われました。
私が聴講しに行ったのは、午後に行われた河添房江氏の講義「『源氏物語』とアクティブ・ラーニング時代」です。古典のアクティブラーニングについてのものでした。アクティブラーニングは教職を取っている人には聞き覚えがあるかと思います。主体的、対話的で深い学びが行えるよう、話し合い等の中で生徒が自発的に学習に取り組めるようなプログラムのことです。アクティブラーニングの例としてジグソー法というものを知り、エキスパート班で学習したことを次のジグソー班で教えていくという方法で、大変参考になりました。他にもツイッター風に登場人物の変遷をまとめさせたり、源氏物語絵巻を活用して何故本文にはない物が描かれているのかを考えさせたりするといった方法も学びました。
模擬授業をしていて感じたのですが、私の学習指導案だと、アクティブラーニングに時間を割いたらその分教科書本文の内容理解が薄くなりがちです。そのバランスをいかにして取るかがこれからの私の課題だと思います。これから頑張っていきたいです。
まずはたっぷり寝て疲れを取ることに専念します!風邪じゃないのがまた辛いですね……早く微熱が下がりますように。以上、あかねでした。
秋季大会のお知らせ!「アクティブ・ラーニング」って?
こんばんは。しおりです。
気が付けば11月になりました。今年も残すところあと2ヶ月。1年って本当にあっという間ですね。
今日は…国文学会委員の私から、国語国文学会・秋季大会(12月1日!)のお知らせをしたいと思います!!!
今年は第二部の講演会に河添房江先生がいらっしゃいます。河添先生は中古文学がご専門で『源氏物語』に関する書籍を多く執筆されており、近年では古典文学におけるアクティブ・ラーニングやICT機器活動にも取り組んでいらっしゃいます。当日は「『源氏物語』とアクティブ・ラーニング」という演題でお話をしてくださるとのことです!
「アクティブ・ラーニング」には私自身非常に強い関心があります。教職を履修しているので以前から耳にしていた言葉ではありますが、実際に模擬授業などで実践しようとすると、これが本当に難しいのです。ここで少しばかり、私自身の苦い思い出をお話させてください。
それは、今年の前期の「教育工学」という授業の中でのことでした。この授業において、私は初めて学習指導案というものを作成しました。グループワークでしたので皆で授業内容を話し合い、その結果『竹取物語』の「かぐや姫の昇天」を扱うことに決定しました。「教育工学」という科目の性質上、電子機器(パワーポイントや電子黒板)をできる限り使用することが条件であったため、インターネットで確認できる『竹取物語』の絵巻を授業中に幾つか見せることにし、生徒たちにも「かぐや姫の昇天」の場面を絵に描かせようと考えました。視覚的な情報を提示すれば、生徒はきっと興味関心を抱いてくれるに違いない。「物語を絵巻物の形で享受し、自らも作品世界を絵画化する。これぞアクティブ・ラーニングだ!」と意気込み授業に臨んだわけです。
終了後、担当の先生からは大変面白い授業であったとのコメントをいただきました。古典に対するアプローチの方法として新しいものであったとの感想は非常に嬉しいものでした。しかしながら、同時に言われたこの言葉が私にとって忘れられないものとなったのです。
「授業と発表会は違いますよね」
ぐさりと胸に突き刺さる言葉でした。自分たちの授業は自己満足に終わっていたのではないか。生徒の気持ちに本当に寄り添った授業であったのか。絵巻物を見せて、絵画化させて、新しさばかりを求めて何か大切なことを忘れていたのではなかったか。頭のなかに次から次へと様々な疑問が浮かびました。「主体的・対話的で深い学び」。主体的って何だろう。対話的って何だろう。深い学びってどういうことなのだろう。言葉で言うほど簡単な問題ではないと思いました。そして、私にはアクティブ・ラーニングの定義がわからなくなったのです。
つい先日も「国語科教育法」という授業の中で模擬授業を行うことがありました。今度は1人で担当し、私は、芥川龍之介の『杜子春』を対象作品として選びました。掲載雑誌「赤い鳥」の説明もしたい、教科書には敢えて初出稿を用いたいと、思い付く限りの工夫をしました。しかし、工夫をすればするほど、本当にそれで生徒の関心を引くことができるのかという不安が頭をよぎるのです。自己満足になっていないか、自分の考えた理想的な授業の「発表」になっていないか。模擬授業を終えてもなおその不安は消えません。
今回の秋季大会は私にとって本当に貴重な機会であると感じています。そしてそれは、私だけでなく全ての教職履修者にとって貴重なものとなることでしょう。気を引き締めて、秋季大会に臨みたいと思います。
12月1日(土)15時30分から(受付15時から)、八十年館851教室。
ぜひお友達を誘って皆さんでお越しください!!!
詳細は日本文学科Facebookをご覧ください!
https://www.facebook.com/日本女子大学文学部日本文学科大学院文学研究科日本文学専攻-482886498447203/timeline/