Because it’s there

こんにちは!さとです。
私は先週末、夜行列車に乗って北アルプスにある白馬岳という山に登ってきました。
白馬岳は標高2932m、長野県と富山県にまたがる日本百名山です。今もなお人気の山ですが、昔は夜行列車に人が乗りきらなくて窓から入ったり、座席の下や網棚で寝ざるをえなかったりするほど大人気の山だったそうです。
そんな白馬岳のセールスポイントは、何と言っても大雪渓とお花畑!標高の高い白馬岳では、夏でも谷間に雪がたくさん残っているんですね。アイゼンという鉄のスパイクを山靴に装着して登ります。しかし8月とは思えない景色に癒される一方で、そこは恐ろしいスポットでもあります。谷の両側からは落石の危険があるため、休憩なしで2時間半登り続けなければならないんですorz
でも実際は渋滞していたのでばっちり休めたんですけどねw 白い吹雪が寒いくらい涼しくて、とっても気持ちよかったです。壮大な雪景色に圧倒されました…
もう一つのセールスポイントであるお花畑は、大雪渓を超えた所からずーっと続いていました。見たこともないさまざまな高山植物が花をつけていて、きっと死んだらこんなところに行くんだろうなぁといった感じでした。本当に「きれい」しか言葉が出ません。終わりの見えない道のりは非常に苦しかったですが、美しい花々に癒されながら登ることができました。
余談ですが、四年の先輩いわく、「北アルプスはラピュタっぽくて、南アルプスはナウシカっぽい」そうです。確かにこの異世界感は、ラピュタそのものでした。しかし個人的にはナウシカが大好きなので、南アルプスがとても気になります。
山頂付近にある「白馬山荘」という山小屋に泊まったのですが、この白馬山荘、山小屋と呼ぶには恐れ多いほど素晴らしい宿なんです。収容人数は1000人以上、日本一高いモンベルショップがあったり、スカイラウンジで星空を眺めながらビールが飲めたりします。そしてなんと食事はビュッフェ形式なんです!私たちはお金がないので自炊で済ませましたが、ぜひとも食べ放題でお腹いっぱい食べてみたいものですね。
しかし収容人数が多いということは部屋に入る人数も多いということ。メンバー全員、男女関係なく一つの部屋に押し込められました笑
これはこれで楽しかったですが、日に日に女であることを忘れてゆく我が身が悲しいですw
やっぱり山で一番きれいなのは空だと思います。雲海が遠く真下に広がり、平地ではお目にかかれない、「雲の上の空」を見る事ができるのです。それは本当に美しくて、ファンタジーの世界に行った気分になれます。刻々と変化していくので、一瞬たりとも見逃せません。昼間も夕暮れも夜も朝も、余すところなくきれい!どんなに苦しくても登るのは、これがあるからなんでしょうね。
二日がかりの一大イベントでしたが、今まで登った中でもとりわけ良い山で、大満足でした!
帰りの高速バスが渋滞に巻き込まれて、終電を逃したメンバーが続出するというハプニングも起きましたが笑、夏一番の思い出ができました。
そして今週末も夜行列車に乗って山に行きます^^; 
体力がすっかりおばあちゃん化してきている今日この頃ですが、頑張ります!!