みなさん。今日はとてもめでたい日です。
なぜか。
今日は、日本女子大学の卒業式が挙行される日だったからです。
麗しくも凛々しいお姿の諸先輩方が集い、そしてそれぞれの門出を祝う日。
ですが、まだまだ傷跡の消えない日本。
なによりも大切なのは安全です。
そして深刻な状況の人もいるでしょう。
卒業式は、中止。
学校側も苦渋の決断だったと思います。
しかし、例え式が中止でも卒業なさる先輩方の素晴らしさは変わりません。
ご卒業、おめでとうございます。
様々な出来事を乗り越え、立派に卒業なさった先輩方。
きっと希望を胸にそれぞれの場所で活躍していかれることでしょう。
皆様の新たな時間が動き出します。
どうかこの学校での想い、培ったものを今度はもっと広い世界で伝えてください。
本当に本当におめでとうございます。
…後輩としてはお祝いの気持ちとさびしい気持ちと半分半分なんですけどね。
すぐそばで支えてくださった先輩がいない不安。大丈夫かな…。
でも、今度は私たちが支える番。
新入生のみなさん。
今は新生活への不安に加え、災害への不安もあり
抱え切れないほどたくさんの感情をもっていらっしゃると思います。
大丈夫です。そのまんまで来てください。
先輩達から教えていただいたことを新入生の皆さんへ伝えます。
ね。先輩。
先輩はいつまでも先輩です。
こんな時、あんな時、「そういえば先輩はこうしてたな…」と
私たちはいつも先輩を思い出します。
だから先輩方の4年間の思い出も色褪せることもありませんよね。
師に感謝を、友人に変わらぬ絆を、そして別れを…という節目。
式はなくとも、先輩方が良い日を送ってらっしゃいますように。
心をこめて。
*れい*