私が日文に入ったわけ

皆さん、こんばんは!!まりです。
今日は大変寒いですね。風邪などひいていませんか。
さて、おそらく本日のこの記事が書き納めとなります。
何を書かせて頂こうかとあれこれ考えましたが、みかこさんに倣って、私も日本女子大の日文に入った正直なところを書きたいと思います。
これは以前の記事でも書いたかもしれませんが、実は私は中学二生まで、一冊本をきっちり読んだことがありませんでした。文字をただ追っていく作業が、途方もないことだと感じていたことを覚えています。
小学校の読書感想文で毎年よく賞を頂きましたが、ほとんどかいつまんで読んでいたにすぎません。もちろん自分の感想であることは事実ですが。
そんな私を文学の世界へ誘ったのは、まず芥川龍之介の『羅生門』、次に夏目漱石の『こゝろ』です。
これを読む受験生の中で、はっとした方もいらっしゃるでしょう。実は私はこの二つに高校二年・三年の時、それぞれ教科書を通して出会いました。
芥川の文体は美しいと感じました。内容は、ぞくぞくするほどリアルで怖いと感じました。漱石の『こゝろ』には、なにか心の奥底を揺さぶられたようでした。
「世の中にこんなにまで素晴らしい世界(学問の分野)があるのか」と、こうして日文で勉強したいと思ったわけです。
日本女子大には編入で入学しましたが、実は高校時代からここに行きたいと思っていました。理由は多くありますが、特に言えば、日本女子大の校風と精神に私は大きな魅力を感じました。
自立した女性になりたい。この温かい雰囲気の中で存分に勉強したい。
受験生のみなさんは、どこの大学のどの部分に惹かれますか?
それがたとえ明確でなくても、直観でも、「ここで学びたい」と思えれば、それでいいのではないかと思います。
そのような大学に一つでも多く出会えますよう、心からお祈り申し上げます。
長い間、ありがとうございました。