四年生のみんなも卒論に追われているんですね…!!文面から必死さが伝わってくるよ[:しくしく:] 私も頑張ります!!何の思い煩いもない年末年始にするぞー!!!
今卒論で三浦綾子さんの『塩狩峠』という作品を扱っているのですが、その中で一つ、女子の皆様にお知らせしたい事を見つけました。
ある論文の中で、三浦さんが「最近の若い女性は、愛を誤解している人が多い」とおっしゃっていた資料が載っていたんですね。
「好き=愛してる」という誤解、「愛=肉体関係を持つこと」という誤解。
この二つの誤解の故に、若い女性たちは心に傷を受け、三浦さんのもとによく相談に来ていたのだそうです。「好き」というのは流れる感情に過ぎない、突発的な好奇心のようなもので、「愛する」というのはひたすら忍耐、練達、長い期間をかけて紆余曲折を経ながら持つようになるものだとおっしゃっていました。三浦綾子さんには光世さんという旦那さんがいるのですが、肺病と脊椎カリエスという難病を抱えて寝たきりの彼女を五年も待ち続け、介抱し、小説執筆もままならない三浦さんの為に、口述筆記という形でサポートし続けた方です。あんなざまもこんなざまも、全てを受け入れる。ものすごい献身です。しかしそんな光世さんの愛を受けていながらも、「もしクマが目の前にいて襲ってきたら、私は彼を差し出して、逃げるかも分からない」と三浦さんは言っていました。ちょっとひどい…!と思うところもあるのですが、彼女自身も相当自分の心につまずいたと思います。これだけ愛されているのに、愛で返しきれないという思いを抱くのは、しんどかったのではないでしょうか。でもそんな葛藤を乗り越えて、一つ一つ勝ち取っていった愛は、だれにも壊せません。
「好き」という感情も「肉体関係を持つこと」も、結局は一瞬です。
極端に言うなら他の動物でもできます。でも、「愛」は人間しかできません。私の尊敬している牧師さんがおっしゃっていたのですが、人間はどんな能力も神様には及ばないけれど、「愛」だけは神様と同格になれるのだそうです。そんなすごいものを持っているのに、まるで「愛=性欲」のように扱ってしまったら悲しすぎる…!!私も少なからずそういう誤解をしていたなと最近になって気付きました。「愛してる」といわれると、「何かきもちわるいな…」と思う瞬間があって…
きっと無意識のうちに変な認識感を植え付けてしまったのでしょうね。うむ!直します!!
冷めたら味の無くなるものよりも、永遠においしいものがいいじゃないですか?愛が何だかよく分からなくなっている今、もう一度心の中を点検したい次第であります(^J^)