こんばんは。かつーんです。
昨日、中学の時に同じクラスだった友達2人に会いました。
以前から近況報告会をしようと話していたのですが、2人とも私とは違う大学に行っている為になかなか予定が合わず、約1年ぶりということになりました。
楽しそうな大学生活を送っているようで、久しぶりに話すことが出来てとても嬉しかったです。
また近いうちに会う機会があればと思います。
さて、今回はとある中国語の表現と、その日本語訳について取り上げたいと思います。
「ウォーアイニー」というフレーズを聞いたことがある人は、最近では随分増えたのではないでしょうか。
中国語で書くと「我 愛 你(イ尓)」、意味は「I love you.」、つまり「私はあなたを愛しています」です。
今でこそよく聞くフレーズですが、昔の中国ではこういった表現をしなかったそうです。
昔、中国では愛情を表現するのに婉曲的表現を用いていた為、直接的表現である「ウォーアイニー」を使うことは無かったとか。
「ウォーアイニー」という表現を使い始めたのは、アメリカやヨーロッパの文化が中国に導入されて以降らしいですね。
(正確な年代が表記出来なかったり、断言出来ずに語尾が伝聞形式だったりするのは、前述したことについて記載された文献や資料が間に合わなかったからです。
ずさんで申し訳ありませんm(_ _)m[:汗:])
話は変わって、「I love you.」を夏目漱石が「月が綺麗ですね」と訳した話は有名ですよね。
夏目漱石が英語教師をしていた時、生徒が「I love you.」を「我汝を愛す」と訳したのを聞いて、「日本人はそう言わないので、『月が綺麗ですね』とでもしておきなさい」と言ったという逸話が由来です。
(ただ出典などがはっきりしておらず、後世の創作という可能性もあるので、信憑性は薄いと思われます)
似た訳に、二葉亭四迷がツルゲーネフの「片恋」を和訳する時に、「死んでもいいわ」と訳した話もありますね。
こちらは実際には「I love you.」ではないそうなので、少々違う気もしますが。
日本語は婉曲的表現が多いのはかなり有名です。
しかし昔の中国もそうだったということは、アジア(と言っても中国や日本周辺)はヨーロッパと比べて婉曲的表現を好む文化だったのではないかと考えられます。
やっぱり近隣国の文化は似る傾向があるのかもしれませんね。
そういえば、先日「あなただけの“I love you”を翻訳する」という診断メーカーを見つけました。
私の結果は「好きにすれば?」で、「なんて投げやりなんだ……」と残念な気分になったのですが、宜しければ皆さんもやってみたら如何でしょうか?