こんばんは。
みずの です。
タイトルはユーミンの「春よ、来い」の歌詞よりです。
いいですよね。ユーミン…。
歌詞中の「愛し面影の沈丁花」のあたりも好きです。
…失礼しました。
近頃は正に三寒四温といった所で肌寒いかと思えば急に暑いくらいの陽気だったりと…
いつも着る服を失敗している気がします…。
めっきり春ですね。通学路では沈丁花が盛りで良いかおりですし、大学内の桜も咲き始め、春の嵐で散ってしまわないか心配です。新入生の方々が大学にいらっしゃる時まで耐えてほしいものです。
そして本日は4年生の先輩方の卒業式です。すっかり春らしい陽気に反して、寂しい気持ちになってしまいます。
春は移り変わりの季節ですね。
サークルでも明日は追いコンを企画していて…。本当にあっという間です。
これからも先輩方のご活躍とご健康をお祈りしますよー!(拳)
さて、最近のことと言えば、母が運転する車に同乗していたら車をぶつけられたり、パソコンが壊れたり(今は修理から返ってきました)、畑の穴に片足つっこんでしまったり(しかもサンダル)、車庫に住み着いたお猫様に新品の靴(ローファー)で爪とぎされたり、強風で飛ばされた小枝がおでこに直撃したりと何だか色々ありましたが私は元気です。
しかし、こんな不運の連続のような日々の中でも幸せが…!
先生にお誘いいただいて17日にブログ部のみなさんと一緒に国立能楽堂で宝生掛川流「檀風」を観にいく事ができたのです!
会場にはお誘いくださいました石井先生、さらには坂本先生、そして昨年ご退職された源先生もいらっしゃっていて…お久しぶりにご挨拶できて光栄でした!
帰りにはブログ部の方々と公演の感想を話しあったりできて…!いろんな視点から内容を振り返ることができて面白かったです。
「檀風」は素晴らしかったです。思わず謡本も買ってしまいました(思わぬ出費…!でも満足です!)
…当日の演目は
素謡「経政」
仕舞「俊成忠度」、「天鼓」
狂言「八句連歌」
能「檀風」
で、「経政」は好きな演目なので喜び、お仕舞では華やかさ、品に盛り上がり、「八句連歌」のやり取りに笑い、「檀風」で涙しと忙しかったです。満足!!しかし、少し気になったのは演目を改めてみるとなかなか血なまぐさいですねと少し思ってしまったり…(笑)
(だって「経政」(修羅物、合戦シーンあり)、「俊成忠度(キリ)(左に同じ)」、「檀風」(処刑+仇討)ですよね…?)(小声)
わお。
「天鼓」、「檀風」で親子愛のテーマを感じたりしました…。「天鼓」はものすごく内容を簡略化して、自己解釈をトッピングすると帝(?)が噂の鼓欲しいって言って、鼓の持ち主である少年から鼓を家来を使って奪い、家来は少年を亡き者にし鼓を帝のもとに持ち帰るも、鼓は鳴らず、仕方がないから少年の父親を呼んで打たせると鼓は以前と違わぬ美しい音を響かせる。そして現れた幻想の少年が舞い、感動した帝は悔い改め少年を供養…という感じだった気がします…。記憶が正しければ…。この作品も語ればなかなか奥が深いと思われますが、(作品の帝に対する意図だとか)親子愛を考えると本当に切ない、遣る瀬無いストーリーですよね…。最後のどこか晴れ晴れとした舞がいっそう少年を亡くしたことが悔やまれます…。「天鼓」では子が先に逝き、「檀風」では親が先に逝く…。泣かせにかかってますよね…!(落涙)
これらの芸能と一括りにするのもどうかな、とは思いますがこれらの古典芸能は経験・知識の浅い自分にも心に響くものがあります。知識を増やす度に、そして人生の経験を積む度に。鑑賞するその度ごとに視点や感じ方が異なるのが本当に奥深いものですね。
学べる事に感謝していく心を持って臨んでいきたいです。
それでは失礼いたします。
みずの