時には妥協するのも大事だとは思いますが

こんばんは。かつーんです。
今、日本とオーストラリアがサッカーの試合の真っ最中ですね。
サッカーが好きな家族は、テレビに噛り付いて一喜一憂しています。
私はそんなに興味が無いので、やるべきことをさっさと片付けてゆっくりしたいと思います。
さて、今回は私が所属している自主ゼミについて取り上げたいと思います。
私は昨年から中古自主ゼミに所属しています。
中古自主ゼミはその年に扱う歌集や文学作品をゼミ員で決め、自分の好きな和歌や作品の一部を取り上げて調べて発表します。
(簡易な演習授業のような感じですね)
昨年は『古今和歌集』をやりましたが、それ以前は『枕草子』や『伊勢物語』を取り上げたそうです。
資料の探し方からレジュメの書き方、便利な資料などを基礎演習が始まる前に学べるだけでなく、先生や院生の方々からアドバイスも頂けたので、とても勉強になりました。
気軽に先輩や先生に質問出来る所が、自主ゼミの特長だと思います。(^-^)
今年は『源氏物語』の贈答歌を取り上げています。
(贈答歌とは、一般的には男性から女性へ向かって詠み掛ける和歌の形式です)
光源氏と明石の君(「薄雲」巻)を始め、紫の上と秋好中宮(「少女」巻)、夕霧と藤典侍(「藤裏葉」巻)など、様々な登場人物の贈答歌が取り上げられているので、とても面白いです。
今日も自主ゼミの活動があり、私が発表の番でした。
私は「朝顔」巻の巻名の由来にもなった、源氏と朝顔の姫君の贈答歌「(源氏)見しをりのつゆわすられぬ朝顔の花のさかりは過ぎやしぬらん」「(朝顔)秋はてて霧のまがきにむすぼほれあるかなきかにうつる朝顔」を取り上げました。
『源氏物語』は沢山の登場人物と贈答歌が出て来るので、人物をある程度絞って選んだのですが、それでも結構大変でした。
その中でも朝顔の姫君を選んだのは、朝顔の姫君が源氏に全く靡かない人物だったからです。
出て来る姫君の多くが源氏と良い仲になっている中、朝顔の姫君は最後までつれない態度を貫いており、それが面白く感じられました。
ただ、紫の上や明石の君、六条御息所、玉鬘、藤壺中宮などと比べると、私の中では存在感が薄い姫君でしたが……。(苦笑)
(先生に何故そのように感じるのだろうか尋ねた所、源氏と結ばれなかったからだろうというお答えを頂きました)
演習授業や自主ゼミのレジュメを作っていて常々思うのは、「果たしてこの程度で良いのだろうか」ということです。
資料は集められるだけ集め、情報を整理し、やれるだけのことをやっているつもりですが、いざ終わらせると不安になります。
今回は「源氏と朝顔の姫君の関係」を考察しましたが、暴論及び突拍子もない意見になっていないか冷や冷やしました。
自主ゼミなので評価を気にせずにまとめられるのは結構気が楽ですが、やればやるだけ到着点が見えなくなるように感じます。
先輩方や先生の講評が本当に有難く思います。
残念ながら今日は先生が会議でいらっしゃらず、すぐに講評を伺えませんでした。(´;ω;`)
その分、私なりの調べ方や手順を説明出来たので、これから発表する人達の手助けになると嬉しく思います。
後は、先生にレジュメをお渡しして後日にご意見などを伺いたいとお願いしたので、色々聞いて勉強したいと思います。