こんばんは。
みずの です。
7月21日(日)に所属している能楽研究会でお世話になっている野村四郎先生と、息子さんの昌司さんが出演なさる「蒼昌会」を観に行きました!
四郎先生は「遊行柳」を演じていらっしゃいました。
先生の着物が老柳を意識されたのか深い緑に柳の木の肌を思わせる色の袴でした。
老柳のように寂しげに、しなやかな動きが素敵でした!
おさめは柳の精が木に帰るか、もしくは柳の精が、最初からあった木の姿に戻ったように先生の姿を見ることができました。
昌司先生が「船弁慶」を演じられました。
かっこよかったです~。
それから今回のお囃子もすごく印象に残りました。
静御前の落涙場面では、管がまるで静御前のむせび泣く声のように聞こえたり…。
最後の場面の囃子方のパワーが物凄かったです。圧倒されてしまいました。
波が荒れ、知盛登場!の瞬間は特に。
これは知盛に惚れるしかないな。と思うくらいには…←
そして、船を運ぶ所の狂言方さんの足の素早さ、韋駄天の如し。(そこ?)
とにかく舞台上のパワーを受け止めるのが大変なくらいの舞台でした。
会終了後、そのパワーを受けた後、よく使う駅に降りて、静御前の墓の横を通ると何だか不思議な気持ちになりました。
ついさっき観てきたように思ったからです(ついさっき観たのは物語の静御前なのですが…)。そんな夢見がちな気持ちを味わえるお舞台って、改めて凄いのだなぁと感じました。
それから今回の会は観世能楽堂で行われたのですが、売店にOGの方がいらっしゃって、そこで月刊「観世」7月号を購入。ちょうどお稽古でやっている曲についての記事があって、楽しく読んでいます。
p.30の観世清和さんが演じられた「自然居士」という演目の写真の美しさも楽しんでいます←
今日からテスト期間ですね!(突然の現実)
落とさないように。それだけが望みですね。
ピンチの時も義経みたいに平常心でいられるとかっこいいのですが…!
それでは、本日これにて、失礼いたしました。
みずの