快適空間

連日溶けて水蒸気になって自分がゲリラ豪雨になりそうな日々が続いていますね。熱中症になってしまった方などいらっしゃいませんでしょうか。
今週は私の中で勝手に博物館weekと名付けまして、ひたすら博物館に出向いては涼んでおります。
前に出した三菱美術館と太田美術館にはなかなか近場に行けず、夏休みという散在祭りの折、財布とは節約の戦いであります。
早くまとめてまわってしまいたいのですが、今回は三井記念美術館のお話をさせていただきたいと思います。
何卒お許しください・・・。
三井と三菱は漢字も似ているしよく間違える美術館ランキング上位(ももな調べ)です。
三菱の方は東京駅近く、丸の内にございますが三井は日本橋三越前にございます。
三井の方は私も初上陸でした。三越前はよく降り立つのですが、立派な建物の一角に入っている三井はいつも華麗にスルーでした。
そんな中、行ってきましたのは
『大妖怪展―鬼と妖怪そしてゲゲゲ-』http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html
です。通年で履修中の「古典文学講義Ⅲ」の授業内で本ブログ顧問の先生が紹介してくださったので、ひとりのらりひょんのようにのらりと暑さにやられたからだをぶら下げてのぞいてきました。
私は銀座線で訪れたので、地下から一歩も外に出ず、連絡口からお邪魔しました。
かつて銀行として使用され、重要文化財である三井本館が、日本橋三井タワーという最新建築に隣接したつくりになっている、そうです。
実際は日本橋三井タワーからこれまた一歩も出ずに行けるので、実感はないのですが美術館階に降り立つと「おぉ」となります。
展示室が一部、当時銀行として使われたフロアで近代的なモダンさを醸し出していてそれはそれは空間だけでもステキでありました。
(三井本館をwikiってみたらその正面入り口で團琢磨暗殺がされたと書いてあって、ガクブルです…そうだったのか、そういうの苦手なんだ…)
(あと三井本館前がドラマ『半沢直樹』に出てきたようですね…半沢直樹凄い人気だなぁ)
それにしても美術館は涼しい!
上着を用意し、音声ガイドを拝借していざ出陣です!
浮世絵の妖怪

妖怪のフィギュア(『不動利益縁起』の安倍晴明と式神と付喪神)←かわいい…!

鬼と妖怪(絵巻だけでなく数多くの能面も展示)

江戸から明治の妖怪(妖怪図録のような冊子が出てくる)

現代の妖怪画(水木しげる氏のゲゲゲシリーズを中心に)
というフルコースでした!
個人的には序盤で元気だったというのと、展示室に心洗われたというので、一番最初の浮世絵の妖怪が面白かったです。
皮肉交じりのパロディや、続き物などもあって、愛嬌ある妖怪たちがもりだくさんでした!
9月1日まで開催されているので、近場に行く方などいらっしゃったら是非立ち寄られることをおすすめいたします!
メモを取りながら、音声ガイドを見ながら回って二時間半ほどでした~
では、唐突な締めですがこれにて
お別れとさせていただきます、また次回!