無題 第21弾 ~ 光武二乗リタイデス、オ、ネ、ガ、イ❤ ~

 

♪今、献上 加減乗除に似た戦場
  いかれた市場 終わる帝政と
  監視、雁字搦めに腐る胎内時計
  「眼を醒ませ!」
  人間、縋りきっているその偶像
  命を吸われ底を尽いたら
  身を投げろ 身を投げろ 今

トーマ
「九龍イドラ」より
最近よく聴いているVOCALOIDの曲優先で載せています あゆみ です。こんばんは。何だか……○年前の恥ずかしくて残念なお年頃だったら、血飛沫あげて発狂する歌詞って感じでしょう? 私の好きな曲調が、あの頃(遠い目)と変わっていないので、あゆみは厨二病を卒業出来ていないらしいです。残念。
因みに「くーろん いどら」と訓みます。悪名高き「九龍城」から頂いた題名……ここって、『金田一少年の事件簿』とかの舞台として知ることが多い気がします。個人的には、村山由佳『ダブル・ファンタジー』とかに出てきたんじゃ…あれっ……という印象です。それはそうと、主旋律の打数が非常に多い、こんな感じの曲が好きです。熱烈に応援していた、東京事変とかもこんな曲が多いので、もう筋金入りですな。
 先日のえりこ嬢特製の記事、楽しく拝読致しました。非常に濃いメンツだった1.5回会だったのは確かです。いやーしかし、書いてある残念な内容が、概ね、いやまるっと事実だったのでへこみました。確かにアニソンとボカロしか歌わなかった記憶があります。でも、20歳女子って大方そんなもんじゃありませんの? え、違うの……。……とはいえ、客観的に見ると、えもいわれぬ感情に襲われるのは何故でしょうね。これが所謂「恥ずかしい」という気持ちでしょうか。えーっあ、はい、恥ずかしいです。
 えー、本題に入りまして。ここ最近、「ワンス・アポン・ア・タイム」に夢中です。
んー、ネズミ―ランドじゃない方の。
海外ドラマのやつです。海外ドラマって本当に展開が早いわー、伏線多いわー、の怒濤の嵐なので、お気に入りです。今までも「SHERLOCK」などにはハマっていましたけど、今回のは段違いにハマっております。
 まず、「ファンタジー要素の採り入れ方の上手さ」に舌を巻きます。これまでの童話で個々、独立して存在していた「王子様」が、しっかりと整理されて親戚同士に設定されていたり、ルンペルシュツルツキンとの魔法の契約がちゃんと「名前を教えること」だったり、魔法には「対価」が必要だったり(CLAMPクラスタは、敬礼!)、林檎(毒入り含む)がやたら準備されていたり……。ファンタジーを一度かじったことがある人だったら、小ネタ探しに精を出すだけでも楽しいです。
 それに、「主人公が破天荒で、寧ろ爽快に思えるところ」が素敵。実の息子(養子に出したので、手元にはいない)のためにハチャメチャなことまでやってのけてしまう肝がぶっとい女性。でありながら、大事な局面では正直なヒロイン:エマには、その言動にハラハラさせられながらも、こちらまで叱咤激励されている気持ちになります。ホント危なっかしいんですよこの人。――まあとりあえず、車で逃げようとする男に遭遇したら、頭をハンドルに叩きつければいいっつーことは学びました。
 そしてなにより「ファンタジー世界の住人が、その頃の記憶を魔女の呪いで奪われて、仮初めの人物として21世紀に生きている」という設定が何ともユニークですよね。ジミニー・クリケットが人間になってセラピストをやっていたり(で、ゼペット爺様がお友達)、白雪姫が小学校の先生になっていたり、件の魔女が町長!を務めていたり。個人的には、ウエイトレスをやってるパンクギャルな赤ずきんが秀逸。でも、そのころの人間関係をすっかり忘れているので、結ばれる運命の「白雪姫 × チャーミング王子」なるカップリングが成立していなかったりするのです……切ない……観ているこっちが一番、切ない……。もどかしいってこういうことなのかしらん。
 支離滅裂なおすすめポイントは置いといて。話も脚本も凝っていて、世界観などが面白い!それに重ねて、謎が次々に解き明かされていく快感は、筆舌に尽くしがたいものがあります。もーこの記事読んだら、TSUTAYAでもゲオでも行って、ディスク1からがっつり借りてください。1時間でハマること請け合いです。ホントに請け合いです。
 今日のところは、こんな感じでお開きにしようかしらん。それでは。
 お相手は あゆみ でした。