和菓子

2014年度もあと半月で終わってしまいますね…
先日、サークルの合宿で2年生から私たち1年生に幹部の代がバトンタッチしたこともあってか「もう1年生は終わってしまったのか…」と少し寂しい気持ちで日々過ごしています。
さて!話はがらりと変わりますが、今回は私が最近読んだ本でとても面白かった本を紹介させていただきます!
その本は・・・

坂木司さんの『和菓子のアン』です!


デパ地下の和菓子屋でアルバイトを始めた18歳の女の子(アン)が、和菓子の知識は豊富でも個性が強すぎる店長や先輩、同僚に囲まれ、毎日いろいろなお客さんと接客することで和菓子の奥深さを知っていく… といったお話です。
もちろんストーリー展開も面白いのですが、何よりも興味を惹かれたのは随所に散りばめられた和菓子の知識!!
恥ずかしながら和菓子の名前もまともに知らない私は、「あのお菓子はそういう名前だったんだ!」というところから始まり、「季節ごとで生菓子の種類が違うんだ!」ということや「和菓子ならではの用語があるんだ!」など発見だらけでどんどん読み進めてしまいました。
さらに驚いたのは和菓子と『源氏物語』の繋がりについて書かれていたところです。このことに関しては是非、皆さんにこの本を読んでいただいて確認していただきたいと思います…!
本の内容とは少し離れますが、皆さんは「ういろう」を食べられたことはありますか?
そしてどのような漢字を書くかご存知でしょうか?
「ういろう」は「外郎」と書くそうです!
(私は昨日知って驚きました!)
実は昨日、ご近所さんからお土産に外郎を頂き、その際に添えられていた商品説明の紙にとても興味深いことが書かれていました。
少しまとめて、記させていただきます。
昔、外郎家という典医を務めていた家が家宝としていた名薬「透沈香ういらう」がありました。
その家は朝廷に仕えて諸外国信使の応接も行っており、自家で客の接待用のお菓子を作りました。
外郎家のお菓子、というところから薬の名前の流れもあり「お菓子のういろう」と呼ばれるようになったそうです。
正直、和菓子はケーキやクレープなどの洋菓子のような分かりやすい華やかさや親しみやすさには少し劣ります。
しかし、名前の由来だけでなく季節との兼ね合いについてなども諸説あり、とても奥が深いものであるということを感じました。
「さすが我が国日本!!」といった感じです。笑
今度デパ地下の和菓子屋さんをのぞいてみようかな…と今からドキドキしています[:星:]
それではまた来月!読んでくださってありがとうございました!
ほっしーでした(^^)