家族って

image

 

どうひっくり返ってもわたしはわたしの両親の子であるけれど、それ以前に両親は夫婦であるのだということを、ようやく感じられるようになりました。

こんなことを書くのは、先日両親が銀婚式と呼べる結婚記念日を迎えたからです、ゆいかです◎

 

例えば買い物に行ったり、二人で食事をしたり。

カップルのデートって大抵がそういうものだと思うんですけれど、そして両親にだってそういうデートをしていた時期があったものだとも思うんですけれど。

なんとなく自分の両親がそういう時を過ごしていたというのは、想像するに少し恥ずかしいというか想像しにくいというか、まずそれを想像するよりも二人は“自分の両親である”ということが前提にあったと思うんです。

 

でも、家から離れた大学に通うようになって旅行にも行くようになって、すこしずつ両親のもとから離れるようになって、

そんなときの両親がなにをしていたかなんていう話を聞いたりすると、ああ二人って夫婦だったんだなあと思わされることが増えるようになりました。

 

不思議だと思うのは、そんなわけでもうすぐ21歳の誕生日を迎えるわたしは順調にいけばあと数年で家を出ることになるだろうし、今高3で受験生の妹も大差はないということで、つまりそのあとの両親は二人きりになっていくんですよね。

4人だった家族はずっと一緒にいることはないんです。

今年で両親は25年をともに過ごしてきたわけですけれど、最初の5年ほどは二人で、そのあとの20年ほどはわたしたち二人の娘と4人家族として過ごして、きっとあと10年もしないうちにまた二人に戻っていく。

その時はたぶんまた、例えば買い物に行ったり、二人で食事をしたりしながら過ごしていくんですよね。

 

今のわたしが呼べる“家族”は、父、母、妹、そこにわたしを合わせて4人家族です。

でもさっきのように計算してみると、この4人で過ごす時間って短いものだなあと思うわけです。

 

でもそんな短いなかで、信じられないくらい濃くてすばらしい時間を過ごして、父と母は二人の“夫婦”に戻っていって、

わたしや妹はもしかしたら誰かの妻だとか母だとかになっていって、新しい“家族”を得ていく、なんだかとてもすごい勢いで移ろっていくけれど、すてきなことだなあと思います。

すてきなこと、なんて言ってしまうと簡単ですけれど、それ以外に言い表せないんですよね、語彙力の問題なのかそういう問題なのかは分からないですけれど。

 

 

それにしてもあと何年かのうちに誰かと夫婦になるとか家族になるとか、親になるとか、

ほんとうに想像できないんですけれど、たぶんそれってあっという間に、いつからか両親のもとを離れて旅行にいけるようになってしまったのと同じように、気づかないうちにそうなっていくんだろうなあなんて思ったりするわけです。

そういうことは、流れだとかタイミングだとか、その時の自分にお任せしていけばいいなあと思っています◎

 

というわけで今は目先の心配だけしようと思うわけです。

明日には成績も発表になりますし、なんといっても明日からわたしは北海道に二泊三日で行ってくるわけですので美味しい海鮮丼を食べるべく一生懸命リサーチしなければなりません。笑

またこちらで良い報告がさまざまにできれば、と思います!

 

 

それでは、また!そしていってきます◎

 

 

ps.写真は両親の結婚式で、キャンドルサービスに使用したものだったそうです。毎年1メモリずつ燃やして、今年最後のメモリを燃やし切りました。感慨深いものですね。