皆さんこんばんは、ひろなです。
タイトルを見て、「ん?雨は降ってるけど雷なんて鳴ってないよな……」と思った方。その通りです。
ちょっと前に激しい雷雨に見舞われることはありましたが、最近の雨は大人しいものですね。
なんでこのようなタイトルになったかというと、つい先日、打楽器の演奏会に行ったのが関係しています。
この辺りで察している方も多いとは思いますが、タイトルで直喩しているのは、打楽器の音です。
私が行って参りましたのは、「上野信一 打楽器リサイタル〜ピアニストたちと共に〜」という題の演奏会で、こちらの上野信一さんという方は、日本女子大学西生田キャンパスに務めていらっしゃるとある先生の旦那さんだそうです。その先生とお知り合いの目白キャンパスの先生にご招待いただいて、行って参りました。
私は中学校の頃吹奏楽部でパーカッションをやっておりまして、ピアノに関しましては以前に記事にしたような気がしますが現在も趣味の範囲で続けています。今回の演奏会はそんな私にとって好みにドストライク(死語かも)で、とても楽しみにしていました。
ひとつ失敗したのは、この演奏会、初台のオペラハウスでのものだったのですが、私普段着の少々芋臭い恰好で行ってしまったことです。他に一緒に行った方々(ご招待くださった先生、日本語交流ゼミの先輩、後輩の計四人で行きました)はかなりフォーマルな恰好をしていたというのに……。高校の頃は、制服=フォーマルでしたから、失念していました。無念。このような大ポカをやらかすのは私だけかもしれませんが、皆さんもお気をつけ下さい。
さて、打楽器の話に戻りたいと思います。打楽器というと、「え、叩くだけでしょ?簡単じゃん」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、その考えは間違えです。そんなに簡単なら、「打楽器パート」は存在する必要がなく、他のパートの補欠要員を回すだけで事足ります。極端なたとえではありますが。確かに叩くだけで「音」は出ます。ですが「良い音」はただ叩いただけでは出ません。叩く位置、手やバチを降ろすスピード、力の加え方……。それぞれが少し違うだけで、音は変わります。
何が言いたいかと申しますと、上野信一さんの出す音は素晴らしかった、ということです。筆舌に尽くしがたい、けれどあえて文字にするのであれば、まさしく雷鳴のような鋭さをもった音でした。鋭い音は、ただ力任せに叩けば出るものではありません。彼の出す音は、私個人としての意見ではありますが、打楽器として理想の音です。また機会があれば、聴きにいきたいと思いました。
もう一つすごいと思ったことがあります。この演奏会が、打楽器と「ピアノ」のセッションだった、ということです。
打楽器は、主に個々の音の高低で客席まで音の届く時間が微妙に違います。ピアノと打楽器でもまた然りです。音質も、最大音量も違う楽器同士でのセッション。指揮者がいれば話は別ですが、アンサンブルとなるとそれは格段に難しくなります。
レベルの高いピアニストと、レベルの高い打楽器奏者とのアンサンブルに、私はただただ感銘するばかりでした。
音楽は、するも良し、聴くも良しのすばらしい娯楽です。普段はまったく関わりのないジャンルに手を出してみるのも、良いかもしれませんね。
余談ですが、私の故郷、栃木県宇都宮は雷の多い所で、屋内に居る時に雷がなったくらいじゃ動じません。教室が女子の悲鳴で阿鼻叫喚になっても、ぼーっとしてます。落雷事故や停電など、実害があれば話は別ですが。何か豆知識?そうですね、車の中に居る時は雷が落ちてきても平気らしいですよ。知ってる方もいるかもしれませんけど…。
長々とした語りにおつきあいくださりありがとうございました。
お相手はひろなでした!