スーパーの売り場のフライパンに貼られた「おつとめ品」のシールを見るたびにじわじわきております、せきねです。
「Alien」を「アリエン」「アリエン」と読んでいたら、弟に「エイリアンじゃね?」と冷静に指摘されました、せきねです。
それこそあり得ん…。
唐突ですが、今回は着物のことについて。
今年二十歳の方は、振袖を着る人もいらっしゃるかと思います。振袖なんぞはひとりで着られませんから、プロの方着付けてもらうということになります。
着物といいますと、重い、苦しい、動きづらいの三重苦のイメージがあります。とくに人に着付けてもらう場合ですと、うしろ二つが尋常でない苦行となることが少なくありません。しかし、重いはともかく、「苦しい」と「動きづらい」に関しては、着付けられる側のちょっとした工夫で、軽くすることが可能です。
と、仰々しく書きましたが、その工夫も、上手くいくこともあれば、たいして変わらんこともあります。以下に挙げる工夫は、着物ユーザーの半ば常識と化しているもので、せきねの実践記だと思って読んでもらえればと思います(予防線)。
①紐を巻かれるときは腹をふくらせる
とくに腰紐(幅のせまい布紐)のときは全力で息を吸いましょう。
無防備なウェストのままギュウギュウしめられてしまっては、そりゃあ体調崩すお嬢さんがいるわけです。
そのさい曲者なのが、着付け師さんの温情「苦しくないですかー?」
こ、答えたら空気が抜ける…! →そして着付け師さんが緩みに気づく→シメられる→END
なるだけ腹囲を維持したまま返事をしましょう。
マナーモードみたいな声が出ます。
紐が結ばれたのを確認したら、おもむろにそっと息を吐きます。
若い着付け師さん「あれ?ちょっと緩かったですかねー」せきね「!」「もう一度やりなおしていいですか?」「!!!」
背後で、ベテランの着付け師さんの忍び笑いが聞こえる。
おそらくせきねの工作に気がつかれていらしたのでしょう。
こんなことをしても、決して、着付けの仕上がりにひびかないところが、プロのプロたるゆえんなのだろうと思います(見た目は変わりませんが、着心地はうんと楽になります)。
②腰になにか巻かれたら、アキレス腱をのばす姿勢をとる
「なにか」というか、肌襦袢・長襦袢あたりです。大股で一歩を踏み出す感じです。
あからさまにやるとギョッとされてしまうので、着付師の方へのリスペクトを胸に抱きつつdoする感じです。
歩くときのすそのゆとりを、確保するイメージです。
あ、自主ゼミの時間が。
これにて失礼いたします。