こんにちは、ひろなです!
寒かったり暖かかったり、秋も終わりを迎えていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?センター試験まであと2ヶ月ちょっとですね…受験生の皆さん、もうひと踏ん張りです!頑張ってください(*^^*)
実は私、つい最近、ようやくバイトを始めまして…塾の事務のバイトなんですが、バイトにサークルに、充実した日々を送っています。授業もおろそかにしないようにするのが大変ですが…。電話対応から雑務まで色々ですが、少しずつ慣れてきました!
さてさて、恒例の(とはいっても2回目ですが)百人一首紹介に移りたいと思います!
今回は、個人的にちょっと気になった、序歌について説明します。
序歌というのは百人一首の百首に含まれない歌で、競技かるたにおいて「これから試合始めますよ」的な意味合いを持ちます。序歌を読んだ次に、百首の内のどれかをランダムで読み、次に残りからまたランダムで読み…の繰り返しです。一般的な競技かるたの序歌は、以下の歌。
難波津(なにわづ)に咲くや木の花(このはな)冬隠り(ふゆごもり)
今を春辺(春辺)と咲くや木の花
意味としては、難波津に咲く木の花は冬を凌ぎ、春となった今咲き誇っているよ
といったニュアンスです。全日本かるた協会によると、序歌というのはひとつと定められているわけではなく(現在は、かるた始めなどの例外を除いて今回紹介した歌が用いられていますが)、時代によって、場所によって異なるものだそうです。
九州の太宰府天満宮で行われる大会では、祀られている菅原道真公にちなんで
東風(こち)吹かば匂い起こせよ梅の花
主無しとて春な忘れそ
(東風が吹いたら匂いを起こしてくれ梅の花よ。主が居ないからといって春を忘れてはならないぞ)
の和歌が読まれています。藤原時平の謀略によって太宰府に左遷されてしまった道真公が読んだ歌です。「こち」という読みと「な〜そ」という禁止の用法がポイントですかね。
また、
ある名読手の方は、国歌の君が代を序歌として好んで用いたそうです。
序歌は百人一首には入らないけれど百人一首に欠かせない歌です!
上に書いた菅原道真公のエピソードは結構有名なので、気になったら調べてみてください!
お相手は、先日の百人一首サークルでぼろ負けして、リベンジに燃えている
ひろなでした!